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2015年09月04日00:37

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価値相対主義の行方。

09月02日(水)--------------------------------

Cafe FLYING TEAPOTにて開催中の
オーグロ慎太郎イラスト展に顔出し。
http://shintaro-ooguro.com/

ポップでSFチックな画風が店の雰囲気にピッタリ。
開催は14日(月)まで。

夕方からはライブ開催の場合あり。
店の予定表を確認のこと。
http://flyingteapot1997.wix.com/ekoda-flying-teapot


09月03日(木)-------------------------------

池袋、東京芸術劇場へ。

「虚構の劇団」第11回公演
「ホーボーズ・ソング HOBO’S SONG
〜スナフキンの手紙Neo〜」
http://kyokou.thirdstage.com/info/next/2015/06/17-11th_hobossong

小泉政権下の自衛隊イラク駐留を機に
内戦状態に陥った日本を舞台にした架空戦記。

政府軍、反政府軍、ジャーナリスト、
内親王(と侍従)等の深謀遠慮が錯綜する。

ホーボーズ・ソングとは、さすらう人達の歌、
居場所をなくし追われた人達を歌う歌の
ことだという。

TVや映画では扱い辛い日本文化・皇室問題を
相対化してみせるのは‘80年代来の小劇場を
牽引してきた鴻上尚史氏ならではの切り口。

内戦の遠因を「ネットによる趣味趣向の分断化」
に求めている所も、いかにも現代的だ。

作者の立ち位置はあくまでリベラルなので、
社会的立場が定まっている保守的年配層には
かなりキツイ鑑賞となるだろう。

かといって若者向けの芝居かというと、
客席を見る限りそうとも言えない。
どうやら、自ら主宰する劇団運営の
相対化(客観視)は鴻上氏といえども
難しいらしい。

物語はスピード感があり息つく間もなく進行
するが、クライマックスの盛り上げとラストは
もうひと工夫欲しかったように思う。
役者では、今回も小沢道成さんが、
そして渡辺芳博さんもいい味を出していて、
素晴らしかった。

>産経新聞「鑑賞眼」における劇評
http://www.sankei.com/entertainments/news/150829/ent1508290012-n1.html
作品の内容を鑑みると、
産経に劇評が載ること自体が奇跡・・・かも。

--------------お財布縄文系--------------------

>諸星大二郎『妖怪ハンター』異界への旅
 (平凡社 別冊太陽ムック本)

>DVD 虚構の劇団第10回公演「GLOBE JUNGLE」

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