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2015年08月29日09:39

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8月29日の誕生花・百日紅(サルスベリ)

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8月29日の誕生花と花言葉は、花煙草[はなたばこ](君あれば淋しからず)、クローバー(堅実・幸福・約束)、二コチアナ(孤独が好き)等々があります。今回は、百日紅[さるすべり,ひゃくじつこう]を取り上げます。花言葉は、「雄辯」です。
ミソハギ科サルスベリ属の植物です。中国南部原産で、日本には江戸時代に渡来して、貝原益軒の『花譜』に初めて「百日紅」の名で登場しています。
サルスベリの名は、木の幹の肥大成長に伴って古い樹皮のコルク層が剥がれ落ち、新しいすべすべした感触の樹皮が表面に現れて更新して行くことで、樹皮が滑らかでサルも滑り落ちるとの意味に由来しています。猿滑と表記する事もありますが、実際には猿は滑る事なく簡単に上ります。
赤い花が約3ヶ月間、秋まで長く咲き続けるのでヒャクジツコウ(百日紅)とも呼ばれていますが、実際には、一度咲いた枝先から再度芽が出てきて花をつけるため、咲き続けているように見えています。
英名のCrape myrtleはギンバイカ(myrtle)の花に似て花弁がちりめん(crape)のように縮れている事に由来し、中国では唐代長安の紫微(宮廷)に多く植えられたため紫薇と呼ばれています。
サルスベリを歌った歌は、
「百日紅 ややちりがての 小野寺」与謝蕪村(よさぶそん)
「さるすべり 寺中おほかた 見えにけり」 炭太祇(たんたいぎ)
「散れば咲き 散れば咲きして 百日紅」加賀千代女(かがのちよじょ)
「炎天の 地上花あり 百日紅」高浜虚子(たかはまきょし)
等々があります。
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