『第二のグローバルフリーズはいつ起きるのか』
脚本:三条 陸
監督:石田秀範
アクション監督:石垣広文
特撮監督:佛田 洋
『俺って霧子に惚れてたんだ・・・』
主人公がヒロインをはっきり好きと言ったケースはライダーでは珍しいような。
チェイスが可哀想かな(^^;
ストーリーはシリアスな流れを含みつつ、観終わってみればチェイスの恋愛相談の印象が強烈すぎたかも知れない(^^;
ラストへ向けての展開の前になんだかの説明が必要だと言わんばかりに、視聴者は次々と幹部クラスのロイミュードの過去を知っていく。
過去に人間と融合化するケースがあったが終盤に向けては初期の頃にあったロイミュードの設定、人間のコピーをする点において焦点を当てられていた。
ロイミュードは偶然?目の前にいた人々の模倣を行う事でこれまでの生きる術を得るのであった。
そんなロイミュードの存在そのものが『切なさ』の悲壮感を漂わせており、そしてロイミュードの感情に焦点が絞られていく、ここしばらくの流れを振り返ってみてのそんな話だった。
眼鏡とハンカチが模倣であった辛い真実を知ったブレンの姿があった。
たとすると、ロイミュードはコピーをした人間に対する記憶と言うのは覚えていなかった、もしくは曖昧になっていく事が多いように受け止めてしまう。
メディックは記憶していたのに対してブレンのケースは前者であるようだ。
不意に自身のルーツに触れてしまった事は、理由も解らないまま拠り所にしていた特徴が、実は只の模倣であった事を自覚する。
自身にある自我や自由な意思は無かったのが事実だったのだ。
『ロイミュードは全てにおいて報われない』
進ノ介が霧子への恋慕を自覚した事、今更と言うところもあるのだが。
しかし番組においては、上記の事を念頭に置くとこれまで見せられていたチェイスのキリコに対する恋心は実らない可能性を感じてしまう。
*その他色々
ストローで水を飲むチェイスの表情と言い、実にシュールだった。
眼鏡とハンカチが手放せないブレンの始まりとそのきっかけを見て、ネタキャラだと受け止めていたブレンに切ない雰囲気を漂わせていたよ(´・ω・`)
剛が飲み物を吹いたシーンがあまりにも見事すぎたw
(つづく)
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