長持と蜆ラーメン

8/22　Sat
ロイカナ　56gずつ。水添加。
残さず食べる。良かった。
縞がナガモチの上で一夏過ごした結果、蓋が変形して用を成さなくなった。
お陰様で、絲は好き放題出たり入ったりしているし、リネンの類は漏れなく毛だらけである。
先代のバスケットは、一ヶ月を待たずに彼等の遊び場所になったし、もう少し硬い素材で、と選んだこれもこの始末。
もう少し堅牢強固にする必要があるな。彼等の成長を舐めていた結果だが。
私だって、この先の人生において、いざという時にパンツが縞の毛だらけ、と言った事態だけは断固として避けたい。
とりあえず、IKEAにでも行って来るか。


週末はイベントご飯の日であるが、今一つ気勢が上がらない。
居酒屋にでも行って済ませてしまいますか、と言ったところで、その居酒屋に行くに纏わるよしなし事が億劫でたまらない。
生き物として、弱ってる証拠であるね。
それでは出来合いで中食（って言うんでしたっけ？）でもしようじゃないかと、魚屋さんでお刺身を買ってくる。
あとは、「とり野菜みそ」の材料が余っていたので、お豆腐メインでリメイク。椎茸のバター焼き。
酒後、煮う麺を一椀ずつ。



8/23　Sun
メディファス　60gずつ。水添加。
二匹共、分け食べする。
どうも、彼等のバイオリズムが掴めない。
久しぶりに、二匹でくっ付いている姿を散見。
夏も終わりだなぁ。


今日も今日とて夜から仕事なので、残り物でいい加減に過ごす。
夕方、マイミクさんより到来物。
ご自分で栽培されたハーブをどっさり頂く。
添えられていたお手紙を、机の引き出しに仕舞っておいたら、何か物を取り出す度に良い香りがする。
嬉しい。



8/24　Mon
ロイカナ　55gずつ。水添加なし。
分け食べ。残さないだけマシか。
午後、向かいの中学校から、部活に頑張る子供たちの歓声がキャラキャラ響いてくる。
今日の縞はそれが気になるらしく、窓辺に座って外を気にすることしきり。
ベランダの柵のせいで表が見えないので、キャットタワーの上に二本足で立ち上がっていた。
どうも「自由への希求」とか、「外界への憧憬」とか、そういう言葉が頭の中に去来して申し訳なくなる。
どういうわけか今日は、逆光に透けて見える彼の柔毛が、やけにきらきらと美しく、本も読まず、それを眺めながらしばらく飲酒。空酒だったので、すぐに酔っ払ってしまった。
もっとも妻は、「縞の色が最近濃くなってる。わしらの手垢が付いたに違いない。洗いたい。」と言っていたが。



早朝に、他の担当者がやらかした大失敗が発覚。
事後処理でバタバタする。
分のない勝負は嫌いじゃないので、大変楽しく各方面に謝り倒して、何とか手当て。
実は敗戦処理が大好きなんである。
あくまで自分の責任じゃない時だけだけど。
別に他人の失敗が嬉しい分けじゃないですよ。フォローはお互い様だ。
ただ、帰宅がだいぶん遅れてしまった。

早速ハーブで魚でも焼こうと思っていたけれど、少々時間が足りなくなった。
どうしようかな、と思っていたらうっかり思い出してしまった。
先週夜半迂闊にも、マイミクさんが呟いた「蛤ラーメン」なる物を見てしまい苦吟した挙句、その店は関西にあるので駆けつける訳にもいかず呻吟してたんですよ、まったく。
で、意識的に記憶を封印してたのを、ついうっかり思い出してしまった、と。
スーパーには幸い、おあつらえ向きの地蛤があったけど、値段に慄いて購入は断念。
ふと脇をみたら宍道湖産の蜆があったので、そっちを採用した。
まぁ、蛤ラーメンの妹の嫁ぎ先の又従兄弟くらいの味にはなってくれるんじゃないかと。
そこにある、一番シンプルであろう醤油スープの素を、一緒に買って帰ってきた。

蜆と昆布で生姜で出汁をとって、規定量の1.5倍くらいにスープの素を希釈する。
叉焼だと、味が強すぎるだろうと思い、豚肉と生姜を味醂と醤油強めで炒め煮しておく。
食べてみたけど、ラーメンのスープ、あれって相当暴力的な味なんだね。
蜆の風味が、おおかた消し飛んでいて、がっかりする。
流石にプロは、商品化するまでに幾多の課題をクリアしているもんだと思い知った。
酔っ払ってた所為もあるな、と言い訳しておく。
その内、またリベンジしましょうか。


ところで、外のお店で蜆汁が出てきた場合、蜆の身どうしてます？
私は「申し訳ないけど見なかった事にする」派です。
妻は出し殻の蜆を捨てられなかったらしい。
「二番だし、取れるよね。」って言ってたけど、どうかなぁ。
だいぶん、煮出しちゃったからなぁ。
佃煮にするには、少量だしなぁ。
うーん。