住宅が狭くて高いからじゃないか？

■少子化は誰のせいなのか？　産婦人科医・宋美玄と考える、原因と解決策
(ウートピ - 08月13日 12:50)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=184&from=diary&id=3564520

子育てをする。と言ってもその場所が無いから増やせないんじゃないかな。
ベビーブーマーは兄弟でルームシェアが当たり前なのだが、プライベート意識が皆無と言うわけでは無く、当然のように不満も存在する。
経済的な観点から子供を作る作らないと言う判断はあるだろうが、作れるのなら一人ぐらいは経済的な理由の有無に関わらず作っているのが現実だろう。
しかし、人口増は第三子目を作る世帯が増えるかどうかで変わってくるので、子供を三人育てるのは経済的なハードルも住宅的なハードルも高い。
子供一人を育てるのに2000万掛かると言われている現代で、子供三人なら６千万が必要。
もっとも経済的な問題だけなら単純で行政の支援経済支援を厚くするとかでかなり効果があると思うのだが、心理的な要因は金だけでは片付かない。
ベビーブーマーが子供の頃の不満を自分の子供に味あわせたくないと子供部屋を用意するなら、家族５人で４〜５LDKは必要になる。

子供がいる時だけその間取りの家を用意すればいいと言う考えもあるが、子供三人を大学まで出して独立させるには30年ぐらいかかるのが今の時代だろう。
５０代、６０手前で住み替えることを前提にして４〜５LDKの住宅を選択することは、おそらく20〜30代では出来ない。
結果、経済的な目処が立つ世帯でも3〜４LDKの住宅で、子供が1〜2人の世帯と言うのが普通になって、少子化が進んできたのが第２次ベビーブーマー以降ではないのかな。
人口増に繋がる第三子以上を作るには、もう一部屋必要。

５LDK以下や床面積60〜70平米以下の住宅建設を禁止して、５LDKの住宅を安価、20〜30代が用意できる世の中にならない限り、人口は増えない気がするな。

「昔より贅沢になっただけ」と言う人がいるが、狭い住宅に対する不満を家族人数を抑制すると言うマイナス対応の結果が少子化ではないかなぁ。