■「認知症介護」修羅場の現実 大阪地裁、入所者暴行認定も高額賠償避ける
(産経新聞 - 08月21日 15:29)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=133&from=diary&id=3577097
この事件がニュースで報道されたときは、職員の側の言葉と行動だけが報道されていたので、ひどいことをすると思いながらも、でも全面的に非難する気にはなりませんでした。
それは我が家も認知症の父と10年ほど共に暮らしましたが、地獄のような日々だったからです。
足腰は弱っていましたが体は普通ですので、自分が仕事に出ている間に暴れることもあり、奥さんは子供を連れて外で時間をつぶすこともありました。
携帯もない時代でしたから、電話してだれも出ないと何かあったのではと心休まる時がありませんでした。
よくベッドに縛り付けたなどと非難される事件もありましたが、私は当時そうしたいと何度も思いました。
この記事でやり取りの全体を知ったわけですが、職員への同情が強まりました。
一部報道することが恣意的に行われることに改めて怖さを感じました。
認知症は正常なコミュニケーションが難しくなりますから、おそらく、マニュアルから外れる様々なアクシデントが起きているはずです。
そして、仕事とはいえ、対応するのは生身の人間です。
そういった意味でもこの判決はなかなか優れたものに思えます。
もし私がこの息子さんの立場なら、告訴はないと思える内容でした。
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