昨日の委員会質疑で「安保法案はアーミテージ・ナイリポートとそっくりそのままだ」と山本太郎がネトウヨ政権を追求したね
太郎君がヤクザ稼業なら尻をまくって啖呵を切ったってトコだけどスッげー!突っ込みをしたもんだ
もちろんこの国のテレビ新聞はどこも取り上げてないけれども
アタシの記憶にある限り「この国は米帝の植民地だ」と国会で明確に追求した議員は山本太郎が初めてだ
敗戦後七十年米国とこの国の関係性を国会議員が暴露したなんて画期的で革命的な事件である
若い頃の小沢一郎さえも口に出せなかったトコだけどネトウヨとノンポリ以外の人間には昔から常識として知られてた事実だよね
それはそれとして昨夜は「人間の証明」の二匹目のドジョウ狙い「野生の証明」を観たンだけれども過去の感想とは全く違ったアタシである
最早三十年も前の角川映画作品は町田さんの「戦士の休息」が主題歌なもんでテレビ放映の際に録画したモノだ
森村誠一の原作より切り込みが甘いのは商業映画なんだからショーガナイとは思ってたアタシは米軍と自衛隊の関係が辛辣に描かれてたのに気付いてなかったわ
陳腐な表現すれば目から鱗が落ちたってコトだわな
高倉健がイイ!やら新人の薬師丸ひろ子がカワイー!なんてトコに目を向けてたアタシが情けないやら忍びないやら切ない
ヤクザ映画時代の定番だった強者と戦う健さんの外形は残してるけれども脚本と演出が甘過ぎだと貶してたアタシなのに初めて映画「野生の証明」を評価した昨夜でした
それよりもヤッパ超面白い!と目が離せなかったのは昨日の昼間に観たATG映画「津軽じょんがら節」だ
斉藤耕一作品と云えばアタシ的にゃ昔っから「旅の重さ」が一押しなんだけれども今回見直したのがこの作品だね
主役の二人が有名でもないし特に光ってるって作品じゃないのに脚本の単純な構成と俳優の素直な演技に津軽の風景が重なりあっての秀作である
今まで何度となく観た作品なんだけれども実際は「旅の重さ」を越えてたと今回初めて気付いた目線の定まらぬアタシなのだ
この作品の根底にも権力者との戦いが描かれてるものの弱者同士の権力争いなので弱者の争いは結局みんなが滅んでしまう
健さんが立ち向かったのは自衛隊=国と云う強大で巨大な権力なんだけど下っ端同士で戦わせて権力側は安泰って図式は商業映画じゃ定番
弱い者同士の争いには裏切りが付き物で悲惨さが漂うのも定番
アタシとしては誰も表沙汰にしてないヤバイ事案を真正面から暴露した山本太郎の身辺は大丈夫なのかマジ心配する
アンタは他人の身を心配する余裕があるのかって気もするけど
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