８月１７日になっても「終戦記念の日」の余韻と言うか、ほとぼりだ覚めません。そんなに大事なことなのでしょうか？「安倍総理談話」に対しても、賛否両論あって、福田元首相までが安倍総理を非難なさっているといいます。もし、小泉元総理や河野元官房長官が現役の時にOBから非難や攻撃をされて、足を引っ張られたらどんな気がしたでしょうか？と言うか、これらのゾンビは現役の時にどのような成果を残してくれたのでしょうか？いまだに後遺症を引きずっている「村山談話」「河野談話」そして「小泉談話」。なんだか朝日新聞だけが独り悪者にされていますが、こうした歴代内閣の先輩方がキチンと解決することを怠って、『腫れ物に触るように大事にした結果』特亜三国の増長を招き、イチイチ難癖をつけられ、恩人の御霊を祀る靖国参拝さえもできない腰抜け国家にされています。
７０年間を地球儀で見渡してみてください。１９５０年から「朝鮮戦争」を戦った韓国は「大勢の同胞である北朝鮮軍」のみならず、「保導連盟」と言う共産党からの寝返った韓国人を虐殺し、「光州事件」でも多数の韓国人を韓国は虐殺しています。それで韓国はこれらの「同胞の御霊を慰霊」していますか？その後韓国はベトナムに参戦して、多くの民間人を殺傷してライダイハンを生ませましたが「謝罪」していますか？中国は１９４９年に建国してから２か月後にチベットを侵略し、続けてモンゴル、ウイグルを征服し、あまつさえ文化大革命や天延門事件で幾千万人もの自国民を殺害し、現在なお健康法である気功運動の実行者「法輪功信者」を弾圧し、臓器売買を行っています。その間ソ連との間では黒竜江流域の「ダマンスキー島」で干戈を交え領土を拡大し、ベトナムとも戦って負けました。その中国が自国の軍人の御霊を慰める行事をしたというニュースは聞きません。
アメリカと言えどもこの７０年間に「朝鮮戦争」「ベトナム戦争」「湾岸戦争」「イラク戦争」「アフガン戦争」と戦ってきて、９．１１で国際貿易センタービル他多くの犠牲者を出してきましたが、単に「アーリントン墓地」に祀っているだけで、特別に日本のように「大統領談話」を出してお詫びをしたり、反省をしたという話は聞きません。アメリカには「スミソニアン博物館」や「ハワイの戦争記念館」はあっても、戦争に負けたベトナムに日本人のようにイチイチ「反省」したり「謝罪」したり「賠償」したりしていません。と言うことは、日本だけが異常な行動を繰り返しているということです。
安倍総理のすすめる「安保法制」に反対するデモが激しくなっています。「憲法９条にノーベル賞を！」と言う運動が２年も続いています。でもこの論理は破たんしています。「平和」を掲げて、「死ぬのは嫌だ！」「子供を戦争で奪われたくない」とさえ言えば、「戦争を放棄して話し合いで解決できる」のであれば、この論理は正しいのかもしれません。しかし現実に世界中を見渡せば、「イスラム国」に行った後藤さんと湯川さんは殺害されているのです。彼らは「死ぬのは嫌だ！」「殺されたくない」と思いながら、「真っ正直に平和を説きにいって殺された」のです。日本が戦後７０年間「新憲法」を守ってきたから「平和」であったのではありません。そんなに「９条」にノーベル賞を与えるほどの価値があるのなら、どうして「国連」は加盟各国に『日本の憲法９条』を各国の憲法に入れなさいと決議しないのか？
それどころか「９条」を作ったアメリカさえも、自国の憲法に「９条」の戦争放棄を書かないで、日本に軍隊を駐留させ、日本を縛り続けてきたではないですか。如何に日本人が神経麻痺を起して世界に現実が見えていないかが分かります。島国日本は世界から外れて「自己中心的に自分に都合の良い解釈で世界の基準からかけ離れた理想を掲げて自己陶酔に陥っている」と言わざるを得ません。日本人のお人好しは戦後７０年間働きに働いて世界一流の国になったと錯覚しています。働いて働いて稼いだ金の多くはアメリカに掠め取られ、食い物にされてきました。「円高」と言うのは、実は「自動的に日本の利益を削る」仕組みだったのです。一生件名働いて作り上げた「研究開発技術」は中国や韓国に「合弁会社」と言うカラクリで盗まれました。日本からカネと技術、中国や韓国から土地と人を出してできた「合弁会社」は結局日本の繁栄をタダ同然で相手に渡したのであり、その結果「失われた２０年」になっただけのことです。この「貢くん」の存在が「日本の平和」を実現したのであって、決して「憲法９条」があったから「平和」だったのではありません。
「ガラパゴス」はケータイだけの話ではありません。世界は「テーブルの上では握手しながら、机の下では蹴飛ばし合う」のが常識なんです。一歩間違えば地図の上から国が消される時代に、いつまでも「日清戦争に勝った」「日露戦争に勝った」「大東亜戦争に負けてもアジアの植民地は独立した」「日米同盟で東西冷戦に勝った」などと自画自賛するのでなく、諸外国がやっているように「隙あらば獲物をしとめる」と言う「弱肉強食」の世界で如何に自国の利益を拡大する仕組みを作るか。ここからが本当の「仕事」だと認識して、「男は玄関を出たら７人の敵アリ」の覚悟でこの国の将来を見据えてほしいと思います。
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