昨日も暑い一日でした。
もう うんざりしますね。
午前中に雑用を片付け国立小劇場へ。
「稚魚の会・歌舞伎会合同公演」です。
住吉踊りのメンバーの時は公演が重なっているので観に行けませんでした。
辞めてから二度目くらいに成ります。
今回は芝翫丈のお弟子さんの芝のぶ君が八重垣姫を演じるのを楽しみに・・・。
10列32番で観劇
上手が見切り(見えない部分有り)で床が誰だか解りません。
相変わらずプログラムを買わないので場割りの義大夫の大夫の名前が解りません。
三人くらいで交代だった様ですが、クチを語った大夫の声が耳当たりが良く・・
うとうとと・・・
大谷桂太郎の蓑作は華は有りませんでしたが、遣る事にそつが無く行儀の良い舞台でした。
濡衣は、中村京珠 この人も申し分ありません。
お目あての芝のぶの八重垣姫、少し色気不足です。
舞台が狭いので、私が見た【二十四孝】の所作と少し違いました。
舞台の大きさって大事ですね。
後半の床の方は若い声でした。
謙信は市川河童(誰のお弟子さんだろう?)松緑に似てました。
松緑はまだ、遣った事は無いと思いますが近い将来見られそうですね。
☆八重垣姫・梅枝 濡衣・右近 蓑作・菊之助 謙信:松緑
小文治と六郎は亀寿と亀三郎 菊五郎劇団版です。
六郎の松本錦次は、化粧のせいか幸四郎に良く似てました。
師弟って似るもんなんですかね?。
小文治は尾上音之助 二人とも若々しく結構な出来です。
やはり「時代物」は型をきちんと守るとある程度見られます。
休憩時間は30分
場内は明るい雰囲気で皆さんが温かく見守っている感が一杯でした。
中幕は舞踊「素襖落(すおうおとし)」
藤間勘十郎=指導 と云う舞踊劇です。
太郎冠者・中村又之助:姫御寮・澤村伊助:次郎冠者・尾上音近:
三郎吾・尾上音蔵:鈍太郎・中村吉二郎:大名某・坂東彌風
舞踊家の踊りとは違い、やはり芝居者の強みだと思います。
ただ 「祝言性」が気薄でした。
これは今の歌舞伎役者が持っている欠点です。
六代目・菊五郎や大和屋(七代目・三津五郎)は、本業(狂言)を見てる強さがあります。
またまた休憩が30分。三階に駆け上がりカレーを食べる。
本当ならお弁当なんですが・・・久し振りの国立劇場のカレーでした。
早めに席に着きましたら、若いご婦人が「休憩が長すぎる」と言ってました。
難しい問題ですが、この狂言に出た尾上音蔵さんが次ぎの万次郎を務めますので・・・。
二番目は「伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)
番組の建て方は本寸法です。
歌舞伎座は近頃これが出鱈目になって来てます。
どういう事情か知りませんが万次郎を務めるはずの中村梅寿が休演で音蔵が務めます。
全体的に・・・あまりぱっとしない・・・世話物は難しいんですね。
主役クラスがさまになって無いんです。
指導は中村梅玉と歌女之丞の二人です。
おそらく立ち役を梅玉・女形を歌女之丞が指導したんだろうと推察。
皆さん一生懸命で気持ちの良い舞台でした。
特に仲居の役で芝のぶが出て、皆で盛り上げ様としているのが解ります。
大歌舞伎の時にも本役です。
主役の役どころを研修生が遣る、意義があると思います。
今度 脇に出たときにそれが良く解るはずです。
10月に大劇場でこの通し公演がある様です。
夏の一日 素敵な舞台を見られて幸せでした。
終えて、真っ直ぐ帰宅。
雑用(メールの整理・落語の稽古・読書 ら)を片付ける。
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