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2015年08月11日10:04

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上高地と親父の思い出   (お盆特別記憶)

 昔 まだ 私が 中学1年生の夏休み

 まだ健在だった親父が 朝 行くぞと

 行き先も 告げず 大阪を出発

 なんとなく 長野県に行くようなことを聞いたような

 大阪を出て 京都 滋賀 岐阜と走り

 その日は岐阜大垣で夕食を取り

 就寝場所は 営業終わりのガソリンスタンド

 親父と 弟と 3人旅の始まりは

 野宿からの始まり 始まり

 さすがに狭いので ダンボールを拾ってきて

 広げて就寝 なかなか アグレッシブな親父であったのであります

 季節は夏真っ盛り ま  これも旅の醍醐味というか

 ガキだったので  こんな体験も新鮮な感じで

 それはそれで有りという気持ちなのでありました

 翌朝 木曽川沿いを走り

 白川郷にお昼に到着

 綺麗な支流で泳ぎ 深い川に飛び込み

 身も心も新鮮な感動に踊るのでありました

 飛山という ドライブインで 遅い昼食

 ここには 今も 大きな池があり

 とても凄く立派な鯉が沢山泳いでいまして

 その後 こちらを通るたびに 鯉に餌をあげるのが

 楽しみとなりました。

 お蕎麦も美味しく いよいよ岐阜 長野に向かって

 旅の始まりとしての スタート地点という気持ちになる所です

山道の国道を走り 飛騨高山にて 2日目は宿泊

ここでは 宿をしっかりとり といっても

町中は一杯でしたので すこし 山の中に入り

ドタドタとしながら 民宿に飛び込んで泊めてもらいました

朝 とてもひんやりとしてすがすがしさに 包まれながら

目覚めたのであります

ここから 長野 上高地に行くと告げられ

そこがなんなのかも知らない僕は 山の中にどんどん走る

トラックで ダイナミックに流れる景色に

興奮を覚えるのでありました

そうなんです  この時は 3人で トラックでの 旅?????

ありました。


高山から平尾バスターミナル 通称

奥飛騨温泉に入る途中

虹マスの看板とながしそうめんの文字が目に入り

虹マス釣りを始めて体験して

ソーメン流しもついでに 初体験しまして

今でも あの場面は 心に焼き付いているのであります

まだトンネルも無い時でしたので 安房峠という所に立ち寄り

なんと 小熊とじゃれあい 戦いに勝利した僕は

おたけびをあげるのでありました

なので 武井そう みたく

僕と熊の格闘は僕の圧勝なのでありました。

続く
続編

熊との格闘は 人生において いつまでも新鮮に残っているので

やはり 良き思い出となりました  今は その峠も無くなり

そこにあったドライブインも無くなり トンネルが出来たので

便利にはなったのですが 懐かしい思い出です。

途中の小さい小川にて 足をつけながら お弁当を食べ

山の景色に癒されるのでありました。

さて 上高地には 当時まで 車で入れましたので

有名な釜トンネルを通り 一路上高地に向かう事に。

一番最後の車両に 大きなワッカの目印を持たせて

トンネルを過ぎると 反対側に渡して  それを合図に 交差するという

至極 原始的な やり方をしてました。

なんとも 風情のあるものでした。

さて この釜トンネルが また 当時は物凄いもので

狭く 一台の車がやっと通れるほどのトンネルでして

いたるところに 水が湧き出し トンネルの中で 川になり

高低さも激しく なかなかの坂道となっていまして

非力な車は 立ち往生していたようです


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僕たちの車は トラックでしたので 違和感満載ではありますが

大正池の横を通り すいすいと 走って行くのでありました

始めてみるその景色は ダイナミックそのもの

焼岳から 立ち上る噴煙に驚き 道を流れる水が 川となり

フォト



石がごろごろ

バスターミナルにようやく到着すると 新緑とひんやりとした空気に包まれて

すこし 気分が良くなったのであります

わくわくどきどきしながら 川に出て そのときの驚きは 今でも

忘れられない思い出であります

梓川をとうとうと流れる 水の綺麗な事  日本ということをすっかり忘れる

素晴らしいところでした

フォト


河童橋に着き みやげ物に入り 観光客が大勢の中

都会以上の雑踏に驚くのでありました

今夜の宿は ここにあります 小梨平キャンプ場

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まだテント泊になじめていない僕たちは 常設してあるテントを借り

毛布を一人2枚借り なんとなく キャンプの雰囲気を満喫しながら

夜も更けるのでありました

が   なんと 深夜になり 冷えること 冷えること

寒くて寒くて ????????

今何月??? と 問い直すほど 物凄い寒さで目覚めて

8月のこの時期でも 夜の寒さは半端ない事を体験したのでありました

ようやく日も空けるころ あまりの寒さに 薪を拾い 火を付け

なんとか ひとごこちをつけ 朝を迎えました

さて 目の前にある綺麗な梓川に 持参していたゴム製のカヌーを浮かべ

思えば この時がカヌーデビューなのでした、

上流から川下りをはじめて 川の流れに圧倒されつつ

まったくの未経験に 怖さが半端なく途中小枝にひっかかり

悪戦苦闘していたら 親父が交代させろと なかなかの勇気ある言葉に

すわと 交代したのでありました

親父はそのまま 弟に流れて行き 河童橋の手前の激流を見て

ボートから飛び降り 岸まで泳いで たどり着いたのです

やはり 激流が怖かったそうです

この時 ライフジャケットなどというものは 存在すら知らない僕たちなのでありました

でも この時の体験は 大変面白かった (笑)

さてと素晴らしい景観に後ろ髪惹かれつつ 上高地を後にし奥飛騨温泉に 向かいました

後年 この後 長年にわたり 上高地が毎年の恒例となり

通う事になるのでありました。 

風情ある温泉街 川の横を流れるダイナミックな景色を見ながら入れる

無料の露天風呂が そこかしこに点在していまして

人情溢れる 良い所なのでありました。

フォト


特に山の景色が 長野 岐阜に入ったときから ほんとに素晴らしく

日本ばなれした 風景に 毎日 感動の連続でした。

翌日 松本に行き 長野方面の走り 途中 明科町に向かい

ここが親父のふるさとなのでした。行くように促したのですが

田舎を出てから40数年 不義理しているので 立ち寄らず

通過しただけのふるさとでした。

長野に行き 素早く通り過ぎ

駅前で写真だけ撮りまして 白馬 青木湖 と またまた ヨーロッパ的な

景観のところに立ち寄り 糸魚川まで 一気に抜けていったのであります

日本海に出て 走っていると 道端に かにの旗が 沢山出てまして

あまりの美味しそうな旗に 止まりまして 数杯 買い込み

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海岸で 親子3人が ばりばり むしゃむしゃと かにを食べつくすのでありました

あの時のかにの美味しさは いまだに それを凌駕する かに に出会った事が無いと

いっても過言ではないのであります。

親知らず 子知らず という 難所を教えてもらい 凄い所だなぁと

フォト


眺めつつ 福井に入り 若狭で海水浴して  またまた海岸で 野宿して

数日ぶりに帰阪  なかなか 思い出深い 旅???? なのでありました。



今は無き 親父との思い出の一端でありました。




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