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2015年08月07日08:33

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8月7日の誕生花・柘榴(ザクロ)

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8月7日の誕生花と花言葉は、ニゲラ[黒種草](当惑)、サルビア〈赤〉(燃える思い)、トウモロコシ(財宝・豊富・同意)、アンスリウム〈赤〉(情熱・心は燃えている)等々があります。今回は、柘榴[ザクロ]を取り上げます。花言葉は、「円熟の美・成熟の美・円熟した優美・子孫の守護」です。


ザクロ科ザクロ属の植物並びにその果実の事をいいます。原産地については諸説あり、トルコあるいはイランから北インドのヒマラヤ山地にいたる西南アジアとする説、南ヨーロッパとする説、カルタゴなど北アフリカ原産とする説などがあります。属名の Punica(プニカ)は、ラテン語の「punicus(カルタゴの)」が語源で、ザクロの原産地がカルタゴだったとすれば北アフリカ、今のチュニジア辺りになります。

新王国時代のエジプト、フェニキア、古代ローマなどでは神聖な植物とみなされ、ペルシアでは果実が王笏(おうしゃく)の頭部を飾り、ギリシアのロードス島では花が王室の紋章の一部に使われて権威の象徴とされました。萼片の形が王冠に見立てられた事により、ソロモン王の宮殿の柱頭にはこのザクロがデザインされたといわれています。ザクロの果実としての重要性のほか、種子の多さから多産・豊穣(ほうじょう)のシンボルと考えられたようです。初期のキリスト教美術では、エデンの園の生命の木としてザクロが描かれています。
日本へは 平安時代に中国を経て入ったされており、庭木等の観賞用に栽培されるほか、果実は食用としても利用され、また、幹、枝、根の皮部をザクロ皮または石榴皮(せきりゅうひ)といい、条虫駆除薬としても使用されています。
右手にザクロを持つ鬼子母神(きしもじん)像は、釈迦(しゃか)が訶梨帝母(かりていも)にザクロを与え、人の子のかわりにその実を食べよと戒めたという仏教説話が日本に伝わってできたようです・
男性の中にいる唯一の女性のことを「紅一点」といいますが、これは中国の王安石が石榴の林の中に咲く花を詠んだ詩『詠柘榴』の中の「万緑叢中紅一点(ばんりょくそうちゅうこういってん)」(万緑は一面の緑、叢中は草むらの中、紅一点は紅色の一輪の花(柘榴[ザクロ]) の意味の句に由来しています。

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