恐怖のドライブデート

もう、あなたの車には乗らない！（泣）恐怖のドライブデート「山道でガス欠」「暴走族に囲まれた」
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第三京浜を走っていたら、威勢のいいバイクが空ぶかししながら蛇行運転。
１台だけだったので、助手席の彼女にいいとこを見せようと、追い越しをかけてそのまま疾走。
すると、保土ヶ谷を過ぎたあたりで背後に爆音。
恐る恐るバックミラーを覗くと、先ほど抜いたバイクを先頭にして、今度は２０台近いバイク軍団。
こちらもそこそこのスピードを出していましたが、あれよあれよという間に、追いつかれて車を囲まれてしまいました。
連中は、こちらの車に向けて、蹴りのポーズをしたり、中指を立てたりの威嚇行動。
隣りで彼女は、完全にお地蔵さん。そして、僕は無理して笑おうとする顔がひきつるばかり。
しかし、このままなにもせずでは、男がすたるとばかり、意を決して、窓を開け暴走族に向かって大きな声で一言。
「き・・きみたち楽しいかい?　アハハ。」
それが聞こえたのかどうか。１台のバイクから止れの合図。
とはいわれても、そこで止まったら何をされるかわかったもんじゃない。
止まらずにアクセルをふんだら、幸い戸塚を過ぎたあたりでバイク集団は江の島方面へ。
すっかり会話も途切れた車の中で彼女が一言。
「楽しいわけないよね。」