イスラエルが「武器・新兵器の開発（製造・輸出）大国」であることは、誰も知る。
また「ホロコースト・絶滅収容所」で６００万人、他の方法を含むと１０００万人前後の人々が虐殺されるという不幸も、誰もが知る。
およそ「そのトラウマ」が過剰反応として、「殺される前に、殺すしかない」との、短絡的発想を生む。「死の恐怖」は過剰防衛・殺戮の源泉だろう。憎しみは復讐を決意させるだろう。
また「流浪の民」としてあったことが「シオニズム」を生み、イスラエル建国に至ったことも、理解できる。
ここに在るのは、殺戮で麻痺した「戦争の犬たち」だ。ボイスに見られる「ヘイトのいやらしさ」人格や品格も気にしないのだろうか。
もう、この手のニュースには辟易するしかない。無視しようとも想うが、その有様、いたいけな子供たちの姿を見ると、無視できない。「こども」は、未来だ。「人の種」だ。その命は耀くべきで、そして未来に繋ぐべきだ。しかし「未成熟の敵」としてしか見ないのだろう。
「この記事」に見えるのは「火炎瓶ー少年vs軍人ーマシンガン」ではあるが、昨年の「イスラエル軍ーガザ侵攻ーハマス武力鎮圧」のあったことも思い起こすべきだ。
「臭い物には蓋をしろ！」といってもインターネットの時代、「殺戮」は露見してしまう。昨年、パレスチナ・ガザに於けるイスラエル軍の侵攻作戦は「殲滅戦」の様相を見せ始めていた。（発電所まで砲撃して、あれで、どうやって水や食糧や医薬品や医療活動が出来るんだい？！）
「想像力の翼」を広げてみるならば、「ガザ」は海には面していても、輸送船を「拿捕・襲撃・物資海中投棄・破壊沈没」して、鉄壁の「海上封鎖」もしているから「生活の為にも」エジプトへのトンネルは「生命線」と見るべきなのだ。「アイアンドーム」はイスラエルの守りだけでなく、「パレスチナ・ハマス絞め殺し」の、経済封鎖の意味にも使えそうだ。
しかし、そして「事実・真実」は「脚色する」ことが可能だ。或は、「歪曲」して報道することも可能だ。例えば「原爆投下・絨毯爆撃」も問題だが、それによる「市民の大量虐殺」が問われるべき問題なのだが、先の言葉はそれをも含み、「相手の非道」を突いている。
それらは、どのようにして「可能」となるのか？！
一つ目は、「レッテル貼」で「ハマス（市民ゲリラ）＝テロリスト（政治的暗殺者→殺人者）」と規定する方法。これにより「イスラエル軍」は、悪者退治の「桃太郎」となることができる。見る者の眼に「色眼鏡」を与えて「本質の認識」より遠ざける方法だ。
二つ目は、「言葉（意味）のすり替え」で、「Ａ＝Ａ’」と拡大解釈して「市民＝ハマス＝テロリスト＝極悪人」としてしまう方法だ。これにより「子供」さえ、殺すことができる。大人になれば、パレスチナの子供たちは、「ハマス＝市民ゲリラ」を志願するだろうから
三つめは、「プロパガンダ＝政治的標語」などを、国民に繰り返し「イン・プリンティング」することで、これも見る者の眼より「本質の認識」より遠ざけてしまう。「進め一億火の玉だ → 一億玉砕」これを事実、太平洋戦争で貫徹していたなら、日本国民は「みんな死ぬ」ことになる。この亡国の論理を「誰も不思議に思わない」のが、プロパガンダの恐ろしさだ。
四つ目は、「事の起こり」を意図的に隠し、「只今の現況」だけを「見せつける」方法だろうか。この国・日本のニュースには「やたらと多い」方法だ。
五つ目は、「報道管制」で、「隠してしまう・ちょっとだけよ」というやり方だ。普段は、戦闘が無ければ、誰も「ガザ・パレスチナ」に関心を持たない。ならば、「無視・ちょつとだけよ」と素通りしても可能かもしれない。
（まだ他にも方法はあるだろうが、この位で……）
昨年の ７．２９ ＮＨＫ「クローズアップ現代」で、漸く報道と解説が「長尺」為されたが、しかしその「おそまつ君」ぶりは大したものだ。先の報道ではパレスチナ問題に関心を持たない人々に「どっちも、どっちも……」の評価を与えてしまう。
パレスチナ問題の原因である「イスラエル建国」が、シオニズムの高鳴りにより「パレスナ入植→土地の買収→イスラエル建国→戦闘・アラブ人避難→他地域占領→版図の拡大→パレスチナ分割・縮小」の過程を踏んでいることを「知らない日本人」の方が多いからだ。
報道内容そのものは、確かに「イスラエル・ガザ市民」の「両論併記」ではあるが「一つの土地を、二つの民族で争う」こと、いわゆる「パレスチナ問題」より、その「本質論」より。「眼をそらした」番組内容だった。そこは残念！
いかんせん「イスラエルの自衛権」がこの問題では「前面に出る」はず……。しかしこれも隠した。キャスターの「言葉」としては出ていない。なおも正規軍による「大量殺戮」だから、「政府も、ＮＨＫ役員」なども「腫れ物に触る」ようなもの。
イスラエルの言い分は� 屮ぅ好薀┘襪亮�衛権」�◆屮魯泪后Ε蹈吋奪繁す況癲廰�「ハマス・人間の盾による被害」ではあるが、その言い分は「聖書の時代」を前提にして「もっと永く暮らしているパレスチナ人」の歴史を見ようとしていない。ましてシオニズムによる「イスラエル建国」を歴史的必然として「版図拡大」を無条件に正当化している。
「真実より、うまく眼をそらせ」ようとの意図だろうか。自衛権を「一緒にするな！・されちゃ困る｝と、聞こえて来そうだが、わたしゃそのように「断罪」しちゃうよ。「日本ーアメリカ―イスラエル」は、大の仲良しでしょ？！
「戦争」とは「国家間」の戦闘行為を指すだろう。武力・暴力による「自国の政治内容」を「相手国」に貫徹すること。よって今ガザに見えるのは、イスラエルによるゲリラ掃討作戦であり、イスラエルの「安全」確保だろう。しかし、ハマス・ロケット砲攻撃はレーダー・やジャイロスコープも持たぬ「過剰な、打ち放し抵抗戦」であり、まさに「クローズアップ」されて「世界に見せて」、世界中の人々に助けを求める戦いなのだろう。
事実・事件、その歴史とは「そのように・あったこと」証明、それは後の学術的な「事実確認・精査」による証拠。しかし「事実確認・証拠」も、時間経過と共に「風化する」のも、また事実。そこに眼をつけ「事実ー歴史観」を「自虐史観」とする、右派的「自画自賛・自尊の歴史観」は、如何なものか。「丸い豆腐も切りようで四角」を地て行くようなものだ。「騙されちゃならないよ！」
「先進資本主義国ｖｓ後進資本主義国（共産主義の廃棄）」の狭間で、切り捨て見捨てられようとする「何の価値も持たない・弱小国」は、「ほうっておけば良い・対岸の火事」とすべきだろうか。
およそ「協調原理」を置き去り・切り捨てし、「競争原理」主義を「能力主義」と言い換えて推進されようとする狭義の資本主義「アベノミクス」は、如何なものか。
頻繁に起きる「凶悪犯罪」などの裏に「競争社会」の厳しい現実が潜んではいないか。そんなことは「負け犬論理」で、見るべきもので無い、ほうっておけば良いとするべきか。
日本での「犯罪の多発」も、「見ぬもの清し」とデータ改竄して「虚偽の報告」、それを「何事も無き」と済ませることは如何なものか。能力主義・成果主義の、逆の意味での「底」が知れてしまう。「日本は平和で良かった、ナ…」みたいな。
「安保強化」や「抑止論」を「積極的平和主義」として、「アメリカ・イスラエル」と「トモダチなら、あたりまえ！」として助け合う・相互補完しようとする、その「積極的平和主義」による「自衛権」で、良いものだろうか。日本の自主性・独立性はどこにある。
ちなみに「保安官・商人」と玉を弾くくらいなら、農本主義に戻って「食の安全」守った方が、良いのじゃないか。
市民ゲリラ・軍隊による「戦闘」は、「死への恐怖」により「殺られる前に、殺れ」となり、「悲しみと憎しみ」の、「復讐の連鎖」の拡大再生産へと突き進んでゆく。
「詭弁を弄する」のではなく、日本政府は、政治家なら、この問題の前に立ち、本当の意味での「積極的平和主義」を提起し、展開して見せてほしい。
それが出来れば「安価な石油」の安全・安定供給も、可能になるかもしれないよ。そのことを、イスラエル・アラブ諸国も評価するだろう。
そしてその政治家は、「パレスチナのロレンス」と、呼ばれるかも……。それが「政治家・平和外交」だろ？！
それとも、あっちこっちで「トップセールス」が、大事かい？！
しかし、それが総理大臣の仕事だろうか。
さて、私がなぜ「ガザ・パレスチナ問題」に、ここまで”茶々”を入れ、パレスチナの人々に肩入れするのか。”そこんところ”を明確にしたい。
何故なら「日本の平和と繁栄」を考えるなら「戦争」は否定し、それこそ「世界平和」に貢献しなければならないと思うからだ。
先の大戦の「東京・名古屋・大阪など」の大空襲を「ひどいことする」と思うなら、日本軍の重慶・南京爆撃や、オーストラリアへの空爆も「ひどいことする」と言うべきだろう。
「原爆赦すまじ」と思うなら、先に「戦争赦すまじ」と考えるべきだろう。そして「二発の原爆」は人体実験の「人道の罪」と認めさせるべきだろう。
ただしアメリカであれ「自由の多様性ー民主主義・主権在民・議会政治」は有り難い。戦後日本の復興を考えるなら「アメリカの恩恵・民主主義・良心」も忘れてはならないだろう。
だからと言って「一緒になって戦争する」のは、如何なものか。「世界の保安官」とも言われるが、見方を変えればイスラム圏で「理不尽な戦争」を世界中で撒き散らし「あとは知らん」じゃどうしようもない。
およそ「朝鮮戦争」で韓国を残したくらい。あとアジア・アフリカ・アラブ・中南米では「アメリカは、負け続けた」のじゃないか。およそ「主権在民・民族自決権」を認めるなら、他国には干渉せずに見守るだけで良いのじゃないか。
「神のみ名に拠りて…」とし、「真・善・美」とは「神」の代名詞でもあるが、それは「あらゆる生命の肯定」でもあり、☆「万物の動植、悉く栄む」の、聖武天皇の言葉とも矛盾しない。
「軍国主義の時代」聖武天皇・聖徳太子にあられては、「暗愚」とし右翼思想家により攻撃されたが、「日本書紀」は本来「戦争や争いはバカバカしい」ことをも、述べているのだ。
世界には「１００年、戦火を知らない」国々が、北欧にある。至って「暮らしは豊で…」あるらしい。「富」は、蓄積可能である。これをわざわざ浪費することもない。
およそ戦争は「破壊と殺戮」であり、”勝っても、負けても”当事者国に荒廃をもたらす。戦費は全て税金名目であり、社会福祉がおろそかになる。
「世界の戦費で、貧困は撲滅」できるとの話も聞く。ならば、そちらを選ぶべきだろう。
およそ「人類の英知」・「世界宗教」などは、このことを追認するだろうか。
繰り返すが、「帝国主義の時代」日本の軍隊は白人支配に抵抗し「アジアの解放」を謳いながら、しかし「それ」以上に「アジアの盟主」となり、日本の防衛と言いながら海外派兵を繰り返し、至るところで戦争をふっかけては「暴力支配」を試みたからだ。
明治の日清・日露の戦勝で「日本の権益を守る」とし、アジア・大陸で傲岸無恥と言えるほどの暴虐無人ぶりを発揮していた。よって「同じ轍を踏む」ことは、あってはならないと思うのだ。
南方戦線も「しかり」。オーストラリアまで、航空母艦・ゼロ戦・呑龍などで「空爆」している。日本人はオーストラリア人に、何か「恨み」でもあっただろうか。
「アジアの盟主」は「解放」を謳いながら、アジアの支配者として「でかい顔」を決め込み、「人を人とも思わない」蛮行が、平気で行なわれた。
「進め一億、火の玉だ」は「大空襲と二発の原爆」により「一億玉砕」が具体的になると、それがようやく「一億滅亡」であることに気づき、ようやく「敗戦」を認めたのだった。
「武力で負けた」のではなく日本人自身の「思い上がり・傲慢」に負けたのである。人間は謙虚であるべきなのだろう。「一億、総懺悔」は、そうしてあったはず。ここでようやく「不戦の誓い・憲法九条」も、その意味内容が豊かになる。
しかし高度経済成長・世界第二の生産性を誇るようになると「自虐史観はいやだ」のことから、「自尊史観」ともいうべき「トンデモ・歴史観」が生まれ「ネット社会」で蠢き始め急成長しはじめた。
けれども歴史とは、昔に「あったこと」で、気分や身勝手な「個人の主張」（この場合は偏見）で、覆ったりはしない。「社会科学」や客観視点で語られるべきものだ。
では「日本はどこへ行くべきか・何をすべきか」これは総理大臣の「大きな仕事」であるはずだ。民主国家なら「主権在民」であるなら「総理の意志」は国民意志を代表するものだから……。
ここで「安倍総理」は「票の取りまとめ」である「財界の意志」を代表する……。各国歴訪で「トップセールス」を自ら行うようだ。「イスラエル・西岸地域近く…」まで行って、小さな黒い帽子まで被ってしたことは「レンズの軍事利用？！」だったと記憶する。
しかし、いやしくも、それが「総理大臣」のするべきことか。そんなのは「担当大臣」に任せれば良いだろうに……。「ＩＳＩＬと戦う為の二億ドル…」このあと後藤健二氏ら二名が惨殺された。
そうではなくて「不戦の誓い・憲法九条」に基づく「世界平和への貢献」だろう。それを外れて「自衛隊派兵」しては「自衛隊のみなさん」が、それこそ「標的」にされてしまう。
「積極的平和主義」とは「安全保障による抑止力」を意味する言葉ではない。或は「元・共産主義国家＝ロシア・中国」に「武力で対抗」するのではなく「民主主義」で対抗すべきなのである。
「赤色・独裁国」には「民主主義」が「有効な武器」なのだ。「テレビ・ケイタイ・ＰＣ」をもっと送り込んで「独裁政治・官僚統治」の国が如何に貧しいかを自覚するのが良いだろう。
また、私たちは資本主義ではなく、また「戦後日本」は、「民主主義」で発展を遂げたのだと気づくべきだろう。「大艦巨砲主義・電子戦・総力戦」は、もはや時代遅れ・時代錯誤も甚だしいとすべきなのだ。
武力の『武』の字は「二つの矛の交わりを止める」と書く。その意味である。よって武力の本来的意味は「積極的平和主義」のことである。もしくは「二つの矛の交わりを止める」武力であるだろうか。
それは平和外交ー政治・討論による認識と互いの肯定ー「仲良くしよう・半分こしよう」のことであるだろう。
今、国会にいる「無能」な政治家が「軍事力増強」を加速させている。取り巻き連中などが恥ずかしげもなくちょうちん持ちをしてまわっている。およそネット上でも「……、手が出る」みたいだね?!
しかし乍ら、本来、日本の総理大臣が国会や国連で言うべきは、Ｎ・マンデラ氏の言であるだろう。
「勇気ある人は平和のために許すことを恐れない」・「報復するよりも情けをかける方が、この世界ではより多くのことを成し遂げられる」・「人は憎しみを学べるのなら、愛を教えてもらうこともできるはずだ。なぜなら、人の心にとって愛することは憎むことよりも自然なことだから」
ならば、私たち日本人が言うべきは「普遍的正義と平和」の事柄であるはずだ。そして「全ての事柄をまな板の上に上げて議論する」ことのはずだ。
私、私たちは『 我々日本人こそ、世界平和を築く中心勢力となるべき 』ではなかろうか。そこに「憲法前文・九条・不戦の誓い」を据える意味があるのではないか。
またそれは「問答無用」ではなく、それこそ「相手に語り掛ける」事より始まるのが「政治」ー「積極的平和主義・外交」だと思う。
■イスラエル軍、放火事件に抗議の少年ら射殺 パレスチナ
(朝日新聞デジタル - 08月01日 23:11)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3546032
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