８月２日の誕生花・白粉花（オシロイバナ）

８月２日の誕生花と花言葉は、シャクナゲ（威厳・荘厳）、ハマユウ（あなたを信じます・汚れがない）、矢車草（優雅・幸福）、鹿の子百合[かのこゆり]（荘厳）等々があります。今回は、白粉花[おしろいばな](夕化粧[ゆうげしょう])を取り上げます。花言葉は、「内気」です。

オシロイバナ科オシロイバナ属の植物です。南アメリカ原産で江戸時代始め頃に渡来し、一部は帰化しています。和名の白粉花は黒色の果実をつぶすとおしろい状の胚乳が出てくる事に由来しています。夕方に花が開き、芳香があるため、別名で夕化粧（ユウゲショウ）とも呼ばれていますが、アカバナ科のものにも夕化粧の名は使われています。英語ではFour o'clock（夕方４時咲き翌朝しぼむ事から）、中国語では洗澡花（風呂に入る時間に咲く事から）、煮飯花（夕飯の時間に咲く事から）等々と呼ばれています。夜間に開くので日本のオシロイバナでは主にスズメガが吸蜜・送粉しています。
日本へは元禄（げんろく）時代に江戸に伝わり、貝原益軒（かいばらえきけん）の『花譜（かふ）』に記載があるようです。。江戸時代は、種子はおしろいの代用として、根は葯剌巴（やーらっぱ）の名で蘭薬（らんやく）使用されてきました。ブラジルでは全草を腹痛や下痢、根を下痢や水腫（すいしゅ）の民間薬として利用されています。