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2015年07月30日01:02

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使用者責任(カープ2015)

東京ヤクルトスワローズ8-3広島東洋カープ
14回戦(カープ7勝7敗)
明治神宮野球場

C|000002100|3
S|02202020X|8

勝利投手小川 6勝6敗
敗戦投手今井 1敗

本塁打
(S)比屋根1号①
川端6号①
山田24号①

投手
(C)今井④-飯田-永川②-戸田②-一岡
(S)小川②-秋吉-ロマン①-松岡-久古
※数字はマウンドにいる時点での失点(自責点ではない)。

打点
(C)田中①小窪①新井①
(S)デニング①中村①比屋根①雄平①畠山②川端①山田①
※数字は打点。

2年ぶりの先発となった今井は壊滅的な投球で3回持たずノックアウト。
打線は小川を打ちあぐね中盤に反撃するも3得点に留まる。
投手が悉く打たれる展開で惨敗。
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まず最初に…。
今日、多くの議論を呼んだであろう「1番・野間峻祥」とかいうミステリーに関してはパスします。
というのも、彼は所詮は敗戦の責任を問えるほどの能力がある選手とは私には到底思えないので…。
まあ、「ポテンヒット1本打てたし盗塁も出来たし良かったね」で彼の場合は良いんじゃないでしょうか。

そもそも今日は投手が酷くてそれ以前の問題ですしね…

で、「2年ぶりの今井啓介の今日までの今季成績を眺めると面白い事に気づきます。

今井啓介(7/28現在)
防御率 1.76
WHIP 0.78

これだけ見れば超一流のリリーバーです。
しかし、実態は登板機会は10試合でたったの15イニング。
よく今井を指してミドルリリーフという風に指す人もいるかもしれませんが、実際は単なる敗戦処理…つまり雑巾掛けがメインのお仕事が多かった訳ですが…。
しかも、先発が早々に降板する展開と言う試合はこのチームでは実はあまりなくそもそも登板機会自体が珍しい「1軍内無職」のような状態だったという事です。

そして、今日の結果も案の定というか…ご覧の有様でまるで「ガムを噛み事と相手に点を与える為だけ」にマウンドに上がったような無様な姿を晒してくれました。
結局のところ数字は良いけど既に彼は旬が過ぎていた選手という事だったのでしょう。

しかし考えてみると勿体ない。
少なくとも交流戦でのライオンズ戦などでは今井はまさにミドルリリーフとして一時は試合をこちらに引き寄せかける働きを見せてはくれていた訳ですから、その直後にワンランク上の仕事(もう少し競ってるビハンドの場面や先発が早めに降板した同点等)を与えて入ればという気もします。
こういう半端な投手は調子の良い時に難しい仕事を敢えて挑ませるという思い切りの良さが必要だったという事でしょう。
そうでないと、ますます大瀬良大地や中崎翔太の負担は増えるばかりです。
今日の彼の無様な投球自体は同情の余地はまったくありません。
しかし、それなりの投手を使いこなす技量がベンチになければ、選手の層はいつまでも上がらない。
今日の今井を眺めるとそんな事が思い浮かびました。

それに比べてスワローズはベンチのブルペンに対する考えが理路整然としているように見えますね。
小川泰弘が降板した後の継投は4点差なので秋吉亮。
秋吉が危なくなった場面で勝ちパターンのオーランド・ロマンを起用しましたがその後点差が5点差になったら松岡健一と久古健太郎を起用しローガン・オンドルセクとトニー・バーネットを温存しました。
昨日、6点差もあってわざわざ大瀬良を出したどこかのチームとは大違いですね。
こういう決まったパターンの起用に固執せずに状況に応じて負荷の軽減を図る事が出来ればスワローズの上位は安泰かと思われます。

「緒方よ。これがプロの起用法だ！！」