mixiユーザー(id:336558)

2015年07月29日16:19

210 view

裁くは沈黙ではない

リビアのカダフィ大佐次男に死刑判決、反政府デモ弾圧で
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=52&from=diary&id=3538682

ベンガジ‐ジンタンの英仏傀儡政権が
拘束し続けているセイフに対して、
何の権限もないトリポリのイスラム原理主義勢力が
欠席裁判を開いて死刑宣告を出して見せた、
というだけの話であって、今回の判決そのものに
大した意味はない。

リビア内戦勃発の端緒となった
自称「反政府デモ」(=武装集団)と軍との
最初の衝突が起きた直後、

私はリビア国営テレビでの彼の談話を見ていたが、
武装集団の背後には外国勢力がいたことを
明快に指摘して国内の団結を呼び掛けながらも、

犠牲者を出したことは軍に非があった、と
率直に国民に詫びる内容だった。

「カダフィ政権軍の一般市民虐殺」と呼べる事実が
仮にあったと証明されたとしても、
それをセイフが命じたなどということはありえない。

勝者が敗者を断罪する法廷を
どうしても開きたいのならば、
最低限、国際刑事裁判所において裁くべきである。

国際刑事裁判所ならば、
最高刑は終身刑で、死刑はない。

彼は現代リビア最高の知性である。

アラブ・アフリカの伝統と、
父ムアンマルが「緑の書」で説いた遠大な理想に
国際社会の常識を上手く接ぎ木していける
才能と求心力を兼ね備えた人材は、
いまこの国には、セイフをおいて他にはない。

この人を殺させてはいけない。
6 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する