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2015年07月27日23:34

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「安保法制」は、ただ「それだけ」じゃない。「平和国家・日本」のブランドを堕とすだろう。NGOなどの国際貢献なども吹き飛ばしてしまう。

「強い国」か「賢い国」か―わたしたちが目指すべき国家の在り方が、今、岐路に立たされている。




 祖国のために散華した「英霊たち」また「多大の戦争犠牲者たち」は、現在国会に於いて進められる政治過程をどう見ているだろうか。
 
 果たして、先の大戦・戦禍で亡くなった全ての人たちが、再び「栄ある大日本帝国」の再来・再建を望むだろうか。

 私、私たちの望むのは「平和国家」であり、「民主主義国家」であり、日本の政治としては「平和主義・路線」であり、「戦争をしない国々・世界」を、望んでいるのではないか。

「歴史を裏切る者」は再び「歴史にしっぺ返し」を受けるだろう。




「亡国の論理」に気づかないアメリカマン総理殿は、いまが「戦争遺児たちの世紀」であることにも全く気付かない。

 いや、まず「他者への思い遣り・気遣い」が全くと言って良いぼど欠けている。日本の国内政策はTPPの招来で「人々の日々の営み」さえ破壊して進むだろう。

「御破算に願いましては……」で、全て済ませようとする。

「憲法のウルトラ解釈」で軍事大国化ー産軍複合路線を、疾駆するようだ。





 まだ戦争当事者も生きている。多くは無いが。次の世代が昨今の政治の舵を切る。私だって祖父ー二度の召集より「銀輪部隊の話」「満州での敗戦」当時の話を聞いている。

 慰霊碑を建立した老人を知る。「試し切り・百人切り」の老人を知る。「キー弾、発射!」の老人を知る。軍兵器開発に関わった老人を知る。「戦争ごっこ」の好きだった私は老人たちに可愛がられた。

 極めつけは言葉の理解できない白人たち相手に「もういっぺん、戦争やったろか?!」と吠えていた老人だ。彼は観光客を相手に観光写真を撮っていた。

 彼は自称「ゼロ戦乗り」で台湾・高雄基地にいたという。「眼でするモールス信号・手旗信号の動作」と笑顔を今も快く覚えている。




 しかしながら客観的に歴史を振り返れ! 、

 大航海時代以降の帝国主義の勃興、18世紀ー産業革命の成功により欧米列強は世界各地に植民地を求めた。アジア・アラブ・アフリカ・中南米などは「近代兵器」戦法の前に為す術が無かった。それ以前は「奴隷制・人身売買」そしてこの頃には「帝国主義ー植民地争奪戦・支配」となる。

 西洋列強が中国・清に目の向く間、日本は「脱亜入欧」を目指し、明治維新・大日本帝国の成立の形を成した。そして「日清戦・日露戦・日韓併合・満州事変(大東亜共栄圏ー満州国)・連盟脱退・2.26・日中戦争・ノモンハン(対ソ戦)・太平洋戦争」へと国民総動員しながら、「沖縄地上戦・大空襲・二発の原爆(人体実験)→敗戦」米国下GHQ占領統治を受けるに至った。

「神国日本・八紘一宇・大東亜共栄圏」の発想にあるのは帝国主義の理念であり、戦時スローガンとしては「ABCD包囲網 → 狭い日本にゃ住み飽きた・王道楽土 → 進め一億火の玉だ」そして 「万歳突撃→ 一億玉砕」へと向かっていった。

 これが亡国の論理でなくて何だろうか。「ナチス・ファシストと手を組んだ」「アメリカ・ソビエトを敵にした」のが悪い・間違いとかじゃない。

 およそ「国体論及び純正社会主義」・「日本改造法案大綱」・「国体の本義」などなどと、さも「日本人至上主義」ともいうべき思想・論理・思考方法が「傲慢さ・思い上がり」を生み、それにこそ問題があったことに気づくべきではないのか。




 これが「亡国の論理」であることに気づくのに、どれだけ多大の犠牲があっただろうか。そしてそれは「日本人」に限った事ではない。「中国」・「朝鮮」アジアの人々を、どれだけ殺戮しただろうか。この中で「試し切り・百人切り」虐殺なども有ったのだ。そこにふれると老人たちの口も重くなる。

 今のネトウヨ諸君は「老人たちの話」など聞きもしないのか?!

「日清・日露戦、海外権益」を守るためとして「異国の丘・海」に骨を埋められた・沈められた方たちは、皆が「尽忠報国」として「大東亜戦争・太平洋戦争」を、果たしてそれを望んだだろうか。
  


 凡そ今ある「平和国家・日本」は、戦後「約70年間」何処とも戦争せずに「富の蓄積」を計ったからだ。そこにあるのは「不戦の誓い・平和憲法」であった事を忘れてはならないだろう。



「朝日新聞の従軍慰安婦・誤報」とされるが「敗戦直後」に都合の悪い事・文書は「焚書する・焼却する」のは常識だ。それが証拠に「白馬事件・スマラン事件」などが東京裁判で裁かれた。

 当時「日本軍・人」は、傲慢に堕ちてはいなかっただろうか。それが「女衒・業者が勝手にしたこと」で済ませられるか。

「伊藤博文暗殺」というなら「3.1独立運動への弾圧」は、問題ではないのか。「他人の家に土足で上がりこむ」そのことの意味は考えなくて良いのか。翻って「日韓併合」の意味は考えなくて良いのか。

「東京大空襲・二発の原爆」を謂うなら「重慶・南京爆撃・パールハーバー爆撃・オーストラリア爆撃」したのも「日本軍」が先だろう。そのことの反省が「不戦の誓い・平和憲法」にあるのだ。




 凡そ「何が原因か」と元を辿ること無しに、現象面のみ「あげつらう」事をしていても意味が無い。「愛国心」は、何処の国の誰にだってある、そのことに気づくべきだろう。

 大東亜戦争が「アジアの白人よりの解放」であったとして、その後「アジアの盟主」たらんと戦線拡大・政治策動していったのは「独断専行!」の賜物だ。



「日本の敗戦」は、それ以前の「帝国主義思想・論理」の破産である事に気づけ!

 戦時スローガンの「一億玉砕!」「進め一億火の玉だ」などは、まさに「亡国の論理」と言える。



「日本の一番長い日」ラジオより天皇陛下の玉音放送が無ければ、日本本土でも白兵戦が在ったかもしれない。「一死大罪を謝す」と阿南中将が切腹しなければ陸軍の兵隊たちは武器を捨てなかったかもしれない。

また、この間「共産党員・無政府主義者・在日朝鮮人」たちへの逮捕・拷問・迫害・リンチ・惨殺が白昼堂々と行われ「言論統制」も徹底された。

 およそこのような「民主主義」の弾圧、封殺こそ軍部の「独断専行」を許し、日本滅亡の危機を迎えてしまったと言えるだろう。



 知っているかい?!

 昭和天皇は「靖国神社・A級戦犯合祀」以降、参拝されていないことを。

 なおも今の天皇陛下は『この機会に,満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び,今後の日本のあり方を考えていくことが,今,極めて大切なことだと思っています。」(天皇陛下の年頭のご感想)
 
 わたしゃ、まったく同感だね。 




 「軍産複合体制」は日本の「いつか来た道」であり「繰り返してはならない」道だ。

 日本に足りないのは軍事力では無く「政治力・対話力」だ。これを先の大戦には「石橋湛山」が算盤を弾いて強調したことだ。

 この国を沖縄を「軍産複合体」を志向する政治家・官僚・財閥・軍人・親分・親方・教師・地域ボス・提灯持ち達の「オモチャと遊び場」にさせてはならない。

 安倍総理始めパワーエリートたちに国民目線など無い。コネと世襲と婚姻で一閥一統を守ることだけだ。国民を「○と×」とに選別し「生かさず・殺さず・貢ぎするー期待される人間像」とするだけだ。




「アメリカの核の傘」−「他力本願」の勇猛果敢な軍事崇拝・評論家のアメリカマン諸君。日本の防衛は日本人の仕事とせずに、それで「世界の副保安官」だと言うのかい?!



 
 私には、『我々日本人こそ、世界平和を築く中心勢力となるべきではなかろうか』というのがある。

 凡そ「武力に頼らず、相手と話し合い、問題を解決する」 それが本来「政治家・政治巧者」というものだ。

「殴り合って、殺し合って話を着ける」のはチンピラ次元の政治家というものだ。

 ところが「今回、総理大臣」殿は平気で「日本国憲法」を足蹴になさる困り者……。およそアメリカマンのようである。「日本はアメリカの属国たるが良い」などと云う。




 近年起きるであろうモラルハザードは、この総理大臣殿が引き金だ。

 日米安保ー「平和安全法制」ー「集団的自衛権(先進国同盟的)」−「抑止力」の強化、ではあるが「世界の保安官をやめたいー戦争から遠ざかりたいアメリカ」を見かねて「副保安官に立候補」したみたいな形。




 どうなる?!  いずれ人柱が立つー自衛隊員ー若者たちの……。 





「安保法案」は、ただ「それだけ」じゃない。「平和国家・日本」のブランドを堕とすだろう。NGOなどの国際貢献なども吹き飛ばしてしまう。

「強い国」か「賢い国」か―わたしたちが目指すべき国家の在り方が、今、岐路に立たされている。

「安倍総理・与党改憲派」はただ「それだけ」じゃないことに気づこう! 安倍総理はファシズムをも、招来するであろう。

 そして日本の国民に向けては、日々「貧困テロ」の引き金を引きつづけていることにも注視しよう。







■安保法案めぐり与野党幹部ら論戦 27日に参院審議入り
(朝日新聞デジタル - 07月27日 00:11)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3535616
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