mixiユーザー(id:3722815)

2015年07月27日19:55

616 view

【映画】インサイド・ヘッド 〜ジョン・ラセターの頭の中を覗いてみたい〜

ここんところ、ずーっと、ディズニーブランド系の作品ばかりで、もう、ピクサーブランドは、立ち消えてしまうんだろうかと心配になっていた矢先に、公開されたインサイド・ヘッド。

まあ、ホント、やられました感満載で、もう、何回、感服させられたのか判りませんが、傑作でした。

個人的には、レミーのおいしいレストランと同格くらい。

ただ、アナ雪やベイマックスのように、対象年齢オールレンジではなく、明らかに、自我に目覚めている年代層以降じゃないと、この世界観の本質は、判らない、というか、興味がわきづらいと思います。

対象年齢は、女の子で10〜11才以降、男の子で11〜12才以降くらいでしょうか。
ましてや、小学校低学年以下では、つらいんじゃないかな?

逆に、いい年こいた大人にこそ観てもらいたい作品。
自分自身の体験に照らし合わせて作品世界を反芻することで、作品へのより、深い理解と、自身の『ココロ』に対する向き合い方や他者との『コミュニケーション』を考えるきっかけになると思います。

この作品の立ち居地を裏読みすると、
『ディズニーもピクサーも、どちらもジョン・ラセターの作品なのですが、どうやって棲み分けるのだろうと思っていたら…』
という問いに対する回答になっているのかもしれません。

今後、ディズニーは、子供を含めたファミリー層のマスを広く満足させることを目指し、ピクサーは、それでは、満足できない尖がった顧客層を狙っていくのでしょうね。


個人的には、『バカの壁』で有名な養老先生に観て頂いて、たっぷりと感想を訊いてみたくなりました。





追記)
これからご覧になる方は、劇場にアイマスクを持参されることをお勧めいたします。
アイマスクさえあれば、巷で噂の『ドリカム公害』から、身を守る事が出来るでしょう。
ただ、これが、どれほど不快で愚劣なものであるか、多くの方に知っていただきたいという気持ちもないわけではないので、最初の1分くらいは、アイマスクなしで、スクリーンを見て頂き、我慢できなくなったところでアイマスクを着けていただければなぁ…

セルやレンタルDVDの構成も、こんなんだったら、不買運動がおきるぞ、マジで!!
1 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する