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2015年07月26日16:34

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冥王星のもや>メタンが紫外線で変化してできるエチレンやアセチレンなどの炭化水素>これらの炭化水素が冥王星の表面付近で冷やされて凍り、粒子になってもやに>?<火星とタイタンのメタンは生命の徴候?





幻想的に輝く冥王星のもや…大気の存在確認

読売新聞 7月25日(土)11時8分配信





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 【ワシントン=中島達雄】米航空宇宙局(NASA)は24日、無人探査機「ニューホライズンズ」が撮影した冥王星表面にある大気のもやの画像を公表した。

 もやは探査機が冥王星に最接近した翌日の15日、約200万キロ・メートルの距離から撮影された。太陽を背にした冥王星のもやが、太陽光を受け、指輪のように幻想的に輝く姿を写した。冥王星に窒素やメタンなどの大気があることは知られていたが、画像ではっきり観測できたのは初めて。

 NASAによると、もやの厚さは冥王星の表面から約130キロ・メートルで、成分はメタンが紫外線で変化してできるエチレンやアセチレンなどの炭化水素とみられる。これらの炭化水素が冥王星の表面付近で冷やされて凍り、粒子になってもやに見えるという。NASAと共同研究している米サウスウェスト研究所のアラン・スターン主任研究員は「信じられないほど美しい画像」と話している。
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最終更新:7月25日(土)11時8分
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上転載ーー
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150725-00050040-yom-sci




日経サイエンス  2007年8月号





火星とタイタン メタンは生命の徴候?



S. K. アトレーヤ(ミシガン大学)



















 現在も存在するか,それとも絶滅しているのかはさておき,地球以外に太陽系で生命が存在する可能性が最も高い惑星は火星といえるだろう。惑星の形成過程,惑星誕生直後の環境,貯水源や火山,地質学的過程など多くの点で火星は地球に似ており,微生物の生存に適している可能性がある。
 
 火星以外では,土星最大の衛星タイタンも地球外生命体が存在する候補として繰り返し話題になる。初期のタイタンは生命の分子前駆体が形成されやすい環境にあり,タイタンにかつて生命体が存在していた,あるいは現在も存在していると考える研究者もいる。
 
 これだけ生命存在の可能性が取りざたされるのは,生物と関連の深い気体であるメタンが両方の星で見つかっているからだ。火星には低濃度だがかなりの量のメタンが見つかっており,タイタンにいたっては文字通りあふれるほどのメタンが存在している。メタンが生命活動で作られている可能性は,地質活動によって作られている可能性と同じぐらい高いと考えられる。タイタンではその可能性は低いかもしれないが,火星のメタンは生命活動に由来するものである可能性は高い。どちらが正しいとしても,きわめて興味深い話だ。前者が正しければ宇宙に存在している生命体は私たちだけではないことを示しているし,後者が正しければ,火星とタイタンの地下に大量の水や未知の規模の地球化学的活動が隠されていることを示している。
 
 これらの星でのメタンの起源と,メタンがその後どうなったかがわかれば,太陽系や他の惑星系で地球に似た星の形成や進化,あるいは生命が生息できる環境を作り出す過程を知るための重大な手がかりになるに違いない。
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著者

Sushil K. Atreya

宇宙研究者としてのキャリアは,巨大惑星を目指すボイジャー計画科学チームの一員から始まった。その後もガリレオ,カッシーニ=ホイヘンス,ビーナス・エクスプレス,マーズ・エクスプレス,マーズ・サイエンス・ラボラトリー(2009年打ち上げ予定),ジュノー・ジュピター・ポーラー・オービター(同2011年)などさまざまなミッションに携わってきた。主な研究テーマは大気の起源・進化や惑星系の形成についてで,ミシガン大学アナーバー校の教授を務め,また米国科学振興協会フェロー,ジェット推進研究所の名誉客員研究員でもある。宇宙の探索をしていないときには山でのハイキングやサイクリングを楽しんでいる。この記事を書くにあたっては,クロエ・アトレーヤ,ウェスレー・ハントレス,ポール・マーフィー,インゲ・テン・ケイト,ヘンリー・ポラックおよびエレナ・アダムスの助言と協力を得た。

原題名

The Mystery of Methane on Mars and Titan(SCIENTIFIC AMERICAN May 2007)

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カッシーニ/タイタン/ホイヘンス/マーズ・エクスプレス/惑星科学/火星/火星探査
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上転載ーー
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0708/200708_034.html
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