7/24 ○C1-G2

巨人菅野、広島黒田の金言でマエケンに勝った
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=3533554

菅野がヒーローインタビューで
「自分の野球人生の中でも忘れられない
試合になりました」
と言ったように
菅野とマエケンの投げ合いは
観てる方としても
今シーズン印象に残るゲームになった。

菅野はランナーを出すピッチングが続き、
どーも本調子ではない感じ。
それでも要所は抑えるピッチング。
ここらへんが、並みの投手とは違うところなのだろう。
7回まで毎回ランナーを許していたが、
8回は三者凡退に。

尻上がりによくなっていったこともあるが、
これはマエケンの好投に引っ張られた形で
菅野も立ち直っていった感じ。

8回まで0-0。
9回表1アウトから坂本のフォアボール、
不振の亀井にヒット、代打ヨシノブのタイムリーで先制。
阿部のヒットで1アウト満塁から
代打堂上の犠牲フライで追加点をあげる。

その裏、菅野は1アウトからホームランを浴び1点差。
続くバッターにヒットを打たれ交代。
代わった山口が抑えてゲームセット。

ジャイアンツが勝ち越した後、
定石？　なら抑えの澤村を送っただろうが、
菅野を続投。

ジャイアンツは勝たないといけないゲーム、
落せないゲームだが、
大将は、ゲームの流れ、雰囲気を感じとっていたのだろう。
菅野が最後まで投げ切れれば最高のゲームだったが、
そこらへんは大将も現実もしっかりみている。
リリーフに出た山口もあそこで打たれるようなことがあったら
好ゲームに水を差すところで、
無難に抑えてホットしていることだろう。
いい仕事だった。

いい仕事と言えば、
9回大将が代打に送った
ヨシノブと堂上もいい働きをした。
ピッチャーが右だったとはいえ、
主力選手の
長野、村田の大きな大学のコンビに
代打を送る大将の采配もなかなかのもの。

あと、坂本がフォアボールで出塁すると
点に絡むなぁ、というのは個人的な感想。

ジャイアンツで特出するべきことは
このゲームから片岡が戻ってきたこと。

それにしてもジャイアンツは相変らず
律儀に？　2点しかとらないのはなんなんだろうか？

菅野はオールスターでカープの黒田から
「勝ち負けはいろんなものに左右される。
大事なのはクオリティースタート（ＱＳ＝投球回６回以上で自責点３以下）。
そこを大事にした方がいいんじゃないかな」。
というアドバイスを受けるも、
今のジャイアンツ打線は、このアドバイスを台無しにする。

このいいゲームを作ったのはマエケン。
やっぱり、いい投手だ。
皮肉ではなく、相手の調子の悪いピッチャーを
引っ張っていく、これも並みの投手ではできないこと。

勝った菅野に目が行くが、
好投して負けたマエケン、あの切なさは
菅野以上のインパクト。
このゲームの本当の主役はマエケンである。