少林寺拳法の関節技で・・手首痛と・・

20日、隣の県から母親が運転する車で・・
少林寺拳法をしている高校生のＳ君が、関節技を掛けられて・・と
左右両方の手首痛での来院でした。（1週間前に予約をされていた）

2年前にも、少林寺の練習で、右腸骨を打って・・
腰痛で来院したことがありました。

今回、「（両手首痛の）他に痛いところは？」と聞くと
左下腿の打撲痛、右下腿にも痛みがあり、また、背屈時腰痛もあります。
骨盤（腸骨）の歪みを診る時・・
腰骨のわき腹のところに手を入れますが、緊張状態が強く・・
手を入れられない状態です。
「全然余裕が無いね」と言いつつ（手足の発汗もすごい）

まずは、手から・・
左右両方とも、前腕骨間が開いて、腕神経叢が緊張状態です。
自覚症状のある手首部を「靭帯〜骨膜」の異常を『言霊対話・徒手確認』してみますと
尺骨・橈骨間の開きと、尺骨側に骨膜の異常が出てきますので
「掌を反らす（背屈する）ような・・関節技を受けたの？」と聞くとそのようでした。

実は、ベッドに腰掛ける時、掌を広げるようにして身体を支えていましたから・・
≪彼が習っている少林寺拳法では、手の使い方の基本を教えていないのかな？
これじゃ、なかなか治らないぞ！≫と、見ていたのです。

兎に角、まずは右手の手首部の橈尺関節部の「靭帯・骨膜療法」をしばらく集中。
自覚痛も無くなったところで「固定処置」（安定するまで続けるようにとアドバイス）

次に左手首に移る時・・
掌を開くようにして、身体を支えると、掌だけでなく
前腕骨間が開き、腕神経叢が緊張することを、
また、こぶしを握って身体を支えると、前腕骨間は開かないことを・・
彼の身体で説明後、治療続行・・自覚痛が無くなったところで、左も「固定処置」

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手首痛が解消された後、脛の痛み〜腰痛に取り掛かりました。
玄関先に脱がれていた履き物は・・“○ロックス”ですから
「あれじゃ、打撲が無くても・・脛の痛みは治らないよ！」と説明から

兎に角、足裏の重心が外〜後ろ寄りになっていますから
低下している足根骨を上げるために『足底チップ療法』から・・

前距腓靭帯の緩み、外側側副靭帯の緩み、前仙腸靭帯の緩み等々
異常だらけで・・身体に余裕が無い状態で、全身的に筋緊張状態

『刺激痛設定』での『言霊対話・徒手確認法』では余りに痛がりますから
『鈍痛設定』に切り替えて行いました。
17歳の高校生に全身『鈍痛設定』は初めてでした。

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前仙腸靭帯の集中治療をしていると、
お腹が緩んでくるのでしょう・・グルグル鳴っていました。

左右両手首痛、左脛（下腿骨間）の打撲痛、右脛の痛み、
背屈時腰痛などが無くなったことを確認して終わりましたが
一つ一つのアドバイスに素直にうなずいて聞いてくれました。
（実行するかどうかは？）

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