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2015年07月18日17:39

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醜悪な安保法案に立ち向かうあの二人に共通するのは、なんと音楽魂だった!!

戦後最も劣悪で、ファシスト安倍の愚行に対し、
聡明で極めて論理的に異を唱える時の人は今複数いるが、
その中でも昨今急激に著名となったのが、憲法学者の長谷部恭男教授、
そして戦場の実態とあらゆる矛盾を世に知らしめた、PKO活動等で
現地の紛争処理を行って来た伊勢崎賢治教授。

どちらも先日の国会参考人招致にて弁を奮った人だが、
この二人がとりわけ際立っていると個人的に感じている。

どちらも崇高な領域で活動する上で、我々一般人とは異なる環境下で
中々交わる部分などないのだろうなあ・・というぼんやりとしたイメージがあるのだけど・・

ところがどっこい、この二人には意外な共通点があり、
我々と何ら変わらぬ感性を持っていた!
それは、二人共熱い音楽人だったのだ!

長谷部教授、憲法学なんていう高度な学問を極めた人であり、
略歴を観ても凄い頭の良い勉学を極めた人でありながら、
大学時代にアマチュアでありながらバンド活動に熱を入れ、
幾つものバンドから引っ張りだこのベースマンだったのだ!!

主な音楽のジャンルが、西・東海岸のアメリカンロック。
特にドゥービー・ブラザーズにえらく影響を受け、
その傾向の音楽を追求していたのだとか。

これを教授の口からラジオ番組で聴いた瞬間、
一気に彼のファンというか、シンパシーみたいなものを感じてしまった。
こういう大衆音楽への柔軟な感性が、堅く崇高な憲法理念を極める背景に存在、
硬軟織り交ぜた感覚があるからこそ、立憲主義、民主主義の理念を
大衆目線でも説くことが出来るのだろう・・と、思わずポンと膝を叩いたのだ。

一方の伊勢崎教授。

彼は過酷な任務以後、アマチュアとプロとの境にて、
立派なジャズトランペッターとして精力的にライヴ活動を行っているのだ!

彼もまたラジオ番組にて語っていたことが非常に印象的。
紛争地での厳しい環境下で、いつ誰かを撃つか、撃たれるかという
極度の緊張を24時間強いられる中、その錯乱寸前の精神状態をどうにか緩和したのが
音楽、ジャズだったというのだ。非現実的空間に誘うことが唯一の術であり、
ジャズにはその要件が満たされていた、という。

長谷部教授のアメリカンロック、伊勢崎教授のジャズ・・。
どちらも個人的に大好きな音楽なだけに、何だか物凄い親近感を感じ、
勝手に親しい存在であるかのように思えて来た。

立場の異なる両者、共通するのは平和であり、
それをどのように達成するかについて知恵と手腕を講じて来た。

平和を求め、愛する人に共通するのは何よりも「心」であり、
「感性」であり、「体温」ではなかろうか。その為の論理構成であり、理屈だ。
体温も感性もない理屈は、真に共感性の持てるものは乏しい。

文化的で創造的あるほど、最後生身の人間は感銘を覚える。
文化人らが平和を唱えるのは、何も表層的「軽さ」ではない、
奥底にある万人が共通する最後の砦、「心」の部分なのだ。


では、2曲。。

長谷部教授が愛したドゥービーのナンバーから。
教授が夢中になってた頃は、多分ドゥービーの前期だったであろうということで・・
どんな表情でプレイしていたんだろうと思うと、ちょっとほっこり。

「China Grove」


 

もう1曲。

伊勢崎教授のライヴプレイ!!素晴らしいの一言!!
先生、イカすぜ!!

「Misty」






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