強制徴用すら否定するのかよ

強制徴用すら否定するのかよ、ちょっと調べれば朝鮮人を奴隷のように酷使した文書はいくらでも出てくる。



わたしたちが日本人がいかに朝鮮人を酷使したか。ある日本人はこう言っていた。「朝鮮人の常食は麦、ひえ、あわであるから、普通の労働者が1家5人ないし8人の家族を持っているとしても、月収15円ー21円内外で暮らしてゆける。だから日給は1円50銭もあれば十分だ！」と。また金斗鎔 は『朝鮮近代社会史話』の中で、昭和20年(1945)10月自分が目撃した福島県常磐炭鉱の実情を次のように語っている

この炭鉱には全山4万人余りの炭鉱夫中、朝鮮人が半分以上しめていた。ふつう朝鮮からも徴用されたものは期限が二か年になっていた。ところが実際において2か年を過ぎてもまた徴用を延期させられるために、その後何年のそこで働かせられた。労働時間は平均14時間、加えて仕事に鞭を打たれるために健康なものもとても続けられなかった。

体が悪くて休むと仮病とみなされ、事務所に引っぱられて拷問を受けた。給料は貯金貯金という形で押さえられた。逃亡をおそれるためだった。食事やその他の特配物についても会社側で分量が減らし、酒や地下旅や衣服類もなるべく配らないようにして、これを横領し、横流しをして、係員が私腹を肥やしていた。食事の量の少ないことを抗議したというかどで、監獄に8か月ぶちこまれた労働者にも私は直接会出会ったのである。

朝鮮人労働者は入山すると、訓練という名目下に3か月間、仕事から帰るとたんに軍隊式の教練をやらされなけばならなかった。坑内で一晩作業をして帰ってきたばかりの坑夫などは、睡眠不足のためにぶっ倒れることがしばしばあった。教官(会社の係長)は、朝鮮人労働者が自分の意のごとく働かない場合には鞭をふるいつつ、
「朝鮮人はこのように鞭でなければきかんのだ！」と怒号しつつ殴打した。

耐えかねた労働者たちは絶望的になって逃亡を企てた。それを防ぐために、会社には専門の暴力団が雇われていた。いつもこん棒を手にもって、労働者のまわりとか山の出口とかをうろうろしながら警戒していた。そしてもし逃亡者があって警報が発せられた場合には、全山の暴力団はもちろんのこと、会社側は総出勤して探索にあたった。不幸にして逃亡者がつかまった時は、半殺しにされることを覚悟しなければならなかった。会社で散々やられた上に警察にまわされ、そこで長い間拷問、留置された末、また会社にまわされ。そこでさらに会社の牢にぶち込まれた後釈放されるものだった。また時には逃亡者を皆の前に立たして、仲間の面前で逃亡者を殴らせたりした。つまりありとあらゆる方法で、ふたたび逃亡の気を起こさせないhドに息の根を殺したうえで出抗させたのだが、それでも虐待と酷使に我慢できず逃亡する者があった。結局私の調べたところでは、全山で徴用された朝鮮人の8割が逃げていなかった。もちろん、中には白骨となった者もいた(宮本常一・山本周五郎・揖西 高速, 山代 巴＝監修 日本残酷物語5 P504〜506)


■自民、世界遺産対応で不満続出＝安倍首相「強制労働でない」
(時事通信社 - 07月10日 13:02)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3509686


世界文化遺産への登録が決まった「明治日本の産業革命遺産」をめぐり１０日、自民党から外務省の対応への不満が噴出した。朝鮮半島出身者の徴用政策に関する説明を韓国メディアが「日本が強制労働を認めた」と報じたため。この後、国会で野党から追及を受けた安倍晋三首相は火消しに努めた。


　自民党外交部会などの合同会議では、出席者から「外相会談で（日韓が）協力することで一致したはずなのに、話が違う」と外務省の詰めの甘さを指摘する声や、韓国紙に対し「報道の取り消しを求めるべきだ」との意見が出た。外務省幹部は既に訂正要求しており、英国メディアが「奴隷労働」との表現を削除したことを報告した。


　５日の世界遺産委員会では、政府代表が徴用に関し、「ｆｏｒｃｅｄ　ｔｏ　ｗｏｒｋ（働かされた）」などと説明。国際法上の「強制労働（ｆｏｒｃｅｄ　ｌａｂｏｕｒ）」と区別し、韓国が元徴用工の請求権問題を蒸し返さないようくぎを刺すためだが、韓国紙は「強制労働を初認定」（東亜日報）などと捉えた。


　１０日の衆院平和安全法制特別委員会では、民主党の細野豪志政調会長が「訴訟で利用されないと言い切れるのか」とただした。首相は「強制労働を意味せず、１９６５年の（日韓請求権協定による）取り決めを覆すものではない」と述べ、解決済みとの立場を強調。「韓国政府はそれを間違いだとは一度も言っていない」と反論した。