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2015年07月08日12:21

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ファン・ホセ・デ・レオン Juan Jose De Leon テノール・リサイタル@武蔵野市民文化会館

ファン・ホセ・デ・レオン Juan Jose De Leon テノール・リサイタル@武蔵野

Wed, July 08, 2015 11:38:01NEW !
テーマ:鑑賞

昨夜は、スカラ、ローマ、メト、パリ、パルマ等世界一流の歌劇場で活躍している若手テノール歌手 ファン・ホセ・デ・レオン Juan Jose De Leon のテノール・リサイタルを聴きに武蔵野市民文化会館へいってきた。大いに盛り上がったコンサートとなった。

ブリランテな輝かしい、力強いテノールの美声を堪能した。ドイツ・リートをしっとりと静かに柔らかく聞かせ、前半の最後、「微笑みの国」で最高潮に盛り上がる。Bravo!!後半は、ソット・ヴォーチェで、フォーレとアーンの作品のシャンソン・フランセーゼ・メロディァを静かに格調高く歌いあげた。

そして、「連隊の娘」よりトニオのアリア、ハイC9連発を見事に歌いあげる。Bravo!!

コロラトゥーラ・テナーの超絶技巧アジリタを多用した、ロッシーニの「セヴィリア」、「チェネレントラ」を歌った。見事なパッサッジョ!!

最後は、「リゴレット」よりマントヴァ公爵のアリア「女心の歌」!!最後のカデンツァ、ハイCを見事に楽々決めてBravo!!会場を沸かせ、アンコールは、お決まりのカンツォーネ・ナポレターナ、デ・カプア作詞作曲のナポリ民謡の「オー・ソーレ・ミーオ」、彼のオリジナル・バージョンで、通常歌うキーより高く、最後は、たっぷり伸ばし、盛り上がる。もう、歌えないのジェスチャーをし、1曲のみのアンコールとなった。斎藤雅弘先生のいつもながら安定しているピアノ伴奏、見事に歌い手のサポートをしっかりしている。まさに、歌曲伴奏においての巨匠である。斎藤雅弘先生のピアノソロもしっとりと2曲聴けて、お得気分。特に、マスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ」のインテルメッツォ・間奏曲(アヴェ・マリアとしても編曲されている曲)、イタリアの教会で聴いているような美しい音色で素晴らしい演奏となった。(ピアノが半開であったので、スタインウェイのフル・コン、全開で聴きたかった。)

斎藤雅弘先生のピアノと共にとても楽しんだファン・ホセ・デ・レオンのテノール・リサイタルとなった。

プログラム
シューベルト:夜と夢 D.827
シューマン:詩人の恋〜「あの歌を聞くと」
モーツァルト:後宮からの逃走〜「おおなんと不安げに」
モーツァルト:魔笛〜「何と美しい絵姿」
レハール:微笑みの国〜「君こそわが心の全て」

休憩20分

フォーレ:リディア
フォーレ:夢の後に
アーン:クロリスに
アーン:牢獄から
ドニゼッティ:連隊の娘〜「ああ友よ、何と楽しい日」
シューマン:森の情景 op.82〜「森の入口」 *ピアノ・ソロ
R.シュトラウス:ばらの騎士〜「固く武装せる胸もて」
ロッシーニ:セビリアの理髪師〜「空はほほえみ」
マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナ〜間奏曲 *ピアノ・ソロ
ロッシーニ:チェネレントラ〜「ああ、誓ってまたみつけよう」
ヴェルディ:リゴレット〜「女心の歌」

アンコール ディ・カプア:カンツォーネ・ナポレターナ「オー・ソーレ・ミーオ」

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