PYTHON SP

コクサイのガスリボルバーでちょいちょい遊んでます。

今日はパイソンでも。

パイソンの初速は0.1〜0.2J(30〜45m/s)10禁くらいしかないのが正常です。

ホップが付いているので撃ってみるとフワーっとした弾道です。10禁くらいの昔やってた遊び方としては、わざと0.25gにしてちょっと離れたところで撃ってもらって弾丸を避けて遊ぶマトリックスごっことか楽しめますw

これより威力の低いコクサイリボルバー(カートが短いBB弾を奥にセットするタイプ)だとシリンダーからBB弾が見えないので、友達と掌(たなごころ)を自分で撃ちぬきあうロシアンルーレットごっことかもヒリついてオススメです(ｵｲ

さて、同じコクサイM10の状態(確か内部カスタムもしてあるはずだが、忘れた。。)で初速が55くらいでるし、マルシンのM10でも60は超える。(4吋なので初速は高めだが)内部機構に対して差はないのでカスタム出来そうな為バラしてみました。

パイソンの問題点としては見てわかる通り、バルブノッカーがなく、ハンマーが直接バルブを叩く方式であるといえます。強力なバルブスプリングでハンマーリバウンドさせる必要がある方式なのでガス放出量は期待出来ない。(詳しい状態は後述)

またS&W系ならリバウンド機構もあるのでハンマーを押してもバルブ解放は出来ません(生ガス噴かない)が、パイソンはハンマー押したらそのまま生ガスが噴いてしまう。「バシュー！」ってやつですw金属製モデルガンのコクサイパイソンには完璧な動作とスムースさ、リバウンド機構がキチンと組まれているのでコクサイは出来ない訳ではない。ガスガンの場合、内部機構上、仕方なくオミットしたのだろう。

生ガス噴くと、ABS製品は温度に弱いのでクラックが入ります。またOリングも痛め、必要なグリスが吹き飛ばされてしまうので初速がかなり下がります。良くないです。特にコクサイのフレームパネルを通っているガスルート部は薄いのでそこから亀裂が入ってしまうのが有名。そこの対策でガスルートを自作でアルミ化してしまう猛者もいますが。

さてバルブ部分解。

ツッコみたくなる点がいくつかありますw

まずバルブの細軸側に溝があるのにOリングがありません。ワザとかw？
これではバルブ解放時に軸から漏れますww

そして電動ガンのメインスプリングか・・・？(´_ゝ`;

と疑いたくなるような硬さのバルブスプリング・・・
要はこれくらい硬くないと、パイソンのハンマースプリングはM10やM19に比べたらかなり柔らかいもんですが、それでもリバウンドが期待できないということですね。


まず、手持ち在庫からOリングを探してちょうどよいサイズがあったので軸にセットしました。


バルブスプリングはこの前タナカのモデルガンG17でEVO化したので旧型メインスプリングが余りましたので、それを適正な長さにカット。線径、直径ともに少し小さくちょうど良い硬さの感触です。

さて、ここからが「泥沼」の始まりです。

バルブスプリングを弱くすると今度はハンマースプリングが強くなります。ガスが液化しだすとすぐ「バシュー」となってしまうので、今度はハンマースプリングをカット。そうすると今度はバルブスプリングが勝ってしまい、少し短くしたくなります(〜以下ループw)

あんまりやると大変なので、基本はバルブスプリング側が弱いため、最初の長さキープ。「バシュー」が出ましたので、出にくくなるように自分は2回ハンマースプリングを少しずつ切りました。とりあえず、冬場でなければ大丈夫かな？(ダブルアクションで6連発しても大丈夫なギリギリのバルブスプリングの柔らかさという状態です)1回でもバシューが出るとガスルートのグリスが吹き飛ぶのでグリスアップはし直しになります。

こうして副産物ですがバルブスプリングを弱化すると、必然的にハンマーコックとダブルアクションも軽くなるというメリットもあります☆


グルーピングはそんなよい訳ではないので、まぁ相変わらずw


最終的には今時分25℃くらいで最大初速で61.6m/s前後」(0.4J弱)まで上がりました。
平均的には57くらいでしょうか。もともとが43くらいだったのでかなり初速UPしました☆

リボルバーガスガンとしては十分な初速です。

さて、初速があがったのはいいのですが、弾道がエライことにwww
ホップが鬼かかるようになり、0.2gでは「ギューン！」と天をつくホップですw
0.3gぐらいじゃないとフラットにはならないんじゃないでしょうか？初速が低い時はまだすなおな感じで真っすぐ飛んでいたのですが。

また、ホップが強いのはまだいいのですが、右回りシリンダーのパイソンだからか？弾道が全弾左上に反れていきます。それもかなりの勢いでw(^^;

シリンダーが回転しきれてないのでしょうか？銃口からの見た目ではわかりませんが、ホップパッキンが痛んで片側欠損(千切れかけ)している可能性もあるかもしれませんね。