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2015年07月03日17:42

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6/30〜7/2北海道百名山・芦別岳△1726mと夕張岳△1668m

往復飛行機で北海道に行き、日本200名山である芦別岳と夕張岳を
登ってきた。田中陽希氏も6月に、すでに登ってしまっており、
現在は本州に渡ってしまっている。
この2座は夕張山地の両巨頭で、芦別岳は男性的で豪放な岩稜を誇る
「岩の山」に対して夕張岳は、ゆるやかな稜線をもった「花の山」だ。
6/30,伊丹空港10:05発で新千歳空港には11:55。富良野に向かう。
天気は雨。ラベンダーの森「ハイランドふらの」ホテルで泊りとなった。

7/1,宿を5時半出発。芦別岳登山口には6時半。歩き出す。
雨は降ったり止んだり。ここの標高は320mなので、標高差は1400mある。
芦別岳は夕張山地の最高峰で、別名「北海の槍」ともいわれている。
アイヌ語でアシペッといい「灌木の中を流れる川」を意味する。
登山道は、新・旧道の2本あるが旧道は現在、使われていない。
鶯谷の分岐には8:30。ここは登山口より3.6km、半面山まで1.1kmの地点だ。
半面山には9:20。高山植物がたくさん咲いている。ウコンウツギ・シラネ
アオイ・シナノキンバイ・ハクサンチドリ・カラマツソウ・ハクサンイチゲ・
ミツバオウレン・チングルマなど・・・。
芦別岳山頂には11時到着。5時間半かかったことになる。熊の糞を3回発見した。
もと来た道を戻り、15時に登山口に戻った。
夕張に向かい、ホテル・マウントレースイで泊りとなった。

7/2,夜中2時半起床し、宿を3時半出発。タクシーで夕張岳の登山口
に4時半。去年は、登山口手前6kmまでしか車が入れなかったそうである。
今日も雨が降ったり止んだりの天気だった。歩き出す。行きは冷水
コースをとる。ここの登山口の標高は570mなので、頂上までの標高差は
1100mある。馬の背コース分岐を通過して、芦別岳の眺めがいい(今回
はガスで何も見えない)望岳台には6:40。
このあたりから高山植物が顔を出してきた。夕張岳は「花の百名山」に
選ばれており、特にシラネアオイは、北海道最大の群生地になっている。
ちょうど見頃だった。これを見に、雨降りの平日だったが何組かの登山者
が訪れてきていた。
夕張岳の固有種でウルップソウの変種である「ユウバリソウ」が咲いていた。
同じく固有種の「ユウバリコザクラ」には、残念ながら会えなかった。
前岳湿原の木道を歩く。シソバキスミレ・シロウマアサツキ・アズマギク・
ミヤマオダマキ・チングルマなど、さすがに「花の百名山」だけあって、
目を楽しませてくれた。午前9時に夕張岳の頂上に着いた。
4時間半かかったことになる。頂上直下には夕張岳神社があり、ここの頂上
には一等三角点標石があった。写真に収めてきた。
下りは馬の背コースをとり、去年新しくなったという夕張岳ヒュッテ近くの
沢でドロドロになった靴と雨具をきれいにして、タクシーに乗り込んだ。
13:30。帰りのタクシーの運転手から、山田洋次監督・高倉健主演「幸せの
黄色いハンカチ」のロケ地だった場所を教えてもらった。
昭和52年の撮影だというから。もう40年前になる。
夕張市は「夕張メロン」で頑張っているが、是非、全国の方に夕張岳を登って
もらって、高山植物を楽しんでもらいたいものである。

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