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2015年07月02日21:58

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あの日の声を探して・進撃の巨人後編・アリスのままで・極道大戦争観てきたよ

■あの日の声を探して
原題はTHE SEARCH。ネタバレしちゃうよ。1999年のロシア軍による第二次チェチェン進行時、とある村。両親が殺され、姉が連れ去られるのを見た9才の少年は、赤ん坊の弟を連れてロシア軍の目から逃れながら脱出する。弟を村はずれの家に預けた少年は、あてどもなく彷徨い、やがて現地調査に訪れていたヨーロッパの人権委員の女性に拾われる。心を閉ざす少年に向き合い、正式に少年を家族に迎える決意を固めるころ、少年を探して街を訪れた姉と弟と再会する、というお話。基本的に少年と人権委員の視点で描かれるのですが、第三の視点としてロシア内(じゃなかったような気がするな……)で強制的に徴兵され、否応なく軍に馴染んでゆく新兵が登場します。彼だけは一件少年の事件と関係無いように描かれるのですが、実は彼だけ時間軸が違っていて、映画の終わりで新兵はチェチェンを訪れて少年の家の前に向かっていくんですね。なんというかこう、胸にせまる、苦しい映画でした。でも観て良かった。邦題は良くない(あの日の声、なんてものは無い)ので、上手いタイトルが思いつかないなら原題のまんまにすべきだったと思います。

■進撃の巨人 後編〜自由の翼
面白かった。けどTVシリーズ細かく憶えてないので、どこらへんが新作部分かは全然分かりませんでした。明確なのはラスト、壁から巨人の顔が覗くこと。まあ先に書いたようにTV版のことは詳しく憶えてないんですが、TV版のラストは原作と変えたんだな〜と思ったのは記憶にあるのですよ。ところが映画は、ほぼ原作通りだったと思います。ということは、原作が溜まったら第二期を作るつもりあるんですね。鷲鼻だけどアニが可愛くて好きです。あと病んでる時のミカサも良いです。

■アリスのままで
原題はSTILL ALLICE。邦題は直訳ですね。主人公は50代の女性で、幼児期の言語習得を専門の研究課題とする言語学者。同じく学者である伴侶とともに、豊かで充実した人生を歩んでいました。しかし日常の中でのふとした物忘れが深刻な記憶障害に進行し、医者にかかったところ遺伝的な若年性アルツハイマーであることが発覚。輝かしいキャリアを失い、家族とともに深く苦しみ、やがてその苦しみさえ失ってゆく姿が切なく描かれます。たまらないのが自殺に失敗するシーン。彼女はやがて記憶を失う自分に向けて、これこれが思い出せなくなったら薬を飲んで休めと服毒自殺を指示するビデオメッセージを残します。PCからたまたまビデオを見つけた彼女は、自分の声に従ってそれが何を意味するのか分からないままに自殺の手順を実行するのですが、わずか数分前のことも憶えられない彼女は、薬を飲む直前で失敗してしまいます。このシーン、クリスチャンでも自殺の成功を望んで応援する気持ちで観るんでしょうかね……。泣かないかな、と思って観てたんですが、終盤の『愛の話よ』ってところでぽろっと涙がこぼれ、やれれたー! と思ったらそのままエンディングでした。ハッピーでピースフルな気分にはなれませんが、ぐっとくる映画でしたよ。

■極道大戦争
ポスターの写真撮れませんでした。もう無かったんでw 極道……大戦争……そうなのかな? と疑問が浮かぶタイトルです。主人公は、田舎の町のヤクザの舎弟。親分は実は吸血鬼で、組の内紛で呼ばれたバンパイアハンターに滅ぼされてしまいます。生首となった親分は末期に主人公に噛みつき、『ヤクザバンパイアの道を行け』と遺言します。主人公は事態を理解できないまま吸血衝動に駆られ、なしくずしに街の人間の血を吸ってしまいます。血を吸われた人間は……吸血鬼になってしまいます。ヤクザの。街の人間はねずみ算的に吸血鬼(というかヤクザ)になってしまい、本職ヤクザは堅気の衆のいなくなった街でアイデンティティを失ってしまいます(なんだそりゃ)。そして現れる河童、カエルのゆるキャラの着ぐるみのテロリスト(ていうか妖怪だろ)、封印を破られ世界をほろぼさんと顕現する巨大な破壊神(カエル)。あらすじを書いている僕のことを頭がおかしくなったと思う人がいるかと思いますが、おかしいのは映画の方です。まあ、好きですけど……。オチも無かったな。お下げのJKのヤクザバンパイヤが可愛かったです。
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