るるぶる。

6月29日(月)。


なんと言うのだろう。
晴れてるとも言えない、どんより曇っているわけでもない。
なんとなく雨が降らない状態。
そうか、これが梅雨の晴れ間かなあ。

一昨日の日記に倉敷に行ったと書いた。
そう言えば行きたい観光地、例えば京都だったり、松本だったり、金沢だったり、行くことは行ったけれど、何か食べ物を目的にしたり、美味しいものを食べた記憶がない。
なんでも良かった。
初めて京都に行った時は歩いてる途中で見つけた古い食堂で、その当時自分にとって贅沢品だったカツ丼を清水の舞台から飛び降りるつもりで食べた。笑。

旅行とは観光地に行ってその名所旧跡を巡ったり、またはそこに行くまでの過程の事だった。
それが何時から【食べる事】が入ったのか。

アイツだ、アイツのせいだ【るるぶ】。
wikiによるとガイドブックるるぶの第一号は1984年。
この時の宣伝は鮮烈で、言葉の響き、躍動感。一瞬で覚えた。
最初は帝人と組んで旅行に着て行くファッションを提案する「見る」「着る」「食べる」だったらしいが途中で帝人が下り、それなら「着る」より「食べる」だろうと言う事で、今の「見る」「食べる」「遊ぶ」になったらしい。
1984年がどんな年だったのか覚えてないが、この頃からみんな食べる事に貪欲になったのか、それとも前からみんな食べる喜びを知っていたのに、自分だけが貧しくてそこに頭が回らなかったのか。
バイクに乗ってる時も、ロードサイドにある丸亀製麺ばかりで食べていた。
その土地の名物なんて食べたことがない。


一度、ぽんと突然休みが出来たのでふらりと車を走らせて、和歌山井出商店にラーメンを食べに行った事がある。
一杯500円のラーメンの為にどれだけの時間とガソリン代、高速代を使ったことやら。笑。最高の無駄だったけれど楽しかったなあ。