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2015年06月28日21:16

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私の憲法9条観、自衛隊観、

■「いくら議論したって憲法違反なんだよ!」若者が渋谷駅前で「戦争立法反対」訴える
(弁護士ドットコム - 06月27日 20:21)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=149&from=diary&id=3488535

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1.【憲法9条の理念】とはなにか。【戦争しないこと】これに尽きると思います。

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【憲法9条の理念】というのは、国際紛争の解決の手段として戦争をしないということ。

条文だけで言葉をこねくり回すと、【自衛権】がでてきたり、さらに個別的、集団的という概念が、すなわち、【個別的自衛権】、【集団的自衛権】という概念が作られて出てきたり、【有事】という概念が作られて出てきたり、あらたに【存立危機】という造語が出てきたり、いくらでも憲法9条の条文にない概念を拾ってきて、あるいは捏造して、条文を技術的にこじつけ解釈していける。

憲法9条の本来の理念というのは、【戦争をしない】【戦争をさせない】ということだ。

憲法第9条第1項で「戦争の放棄」の【意志】を約束させた。

それを実現する為にどうすればいいかを考えて、

憲法第9条第2項前段で「戦力の不保持」で戦争をする【物理的な能力】を奪い、

憲法第9条第2項後段で「交戦権の否認」で戦争をする【権利(根拠)】を奪った。


憲法第9条第1項の「戦争の放棄」=【絶対に戦争をしない】=(精神・意志の世界)、

憲法第9条第2項前段で「戦力の不保持」=【戦争する物理的な能力の剥奪】=(体力の世界)、

憲法第9条第2項後段で「交戦権の否認」=【戦争を正当化する権利(根拠)の剥奪】=(知力の世界)

精神、体力、知力の3つの面にわたって戦争放棄を約束させた条文は、完璧です。


それでも、条文だけ切り取ってきて、机上で、言葉の意味定義の土俵に持っていけば、どうにでもなる。それが、意味定義の世界です。

情緒的価値判断の世界にさえ持っていけば、あらゆる理屈は、どうにでもなるのだ。思い通りの結論を導出できる。

戦争する側(前提に戦争したいという意志を持つ側)が、現実にどうやってこの条文を切り崩すかというと、憲法9条の条文にない概念を取り込んで切り崩す。
こんな屁理屈作りなど朝飯前だ。
自衛権、さらに自衛権を分割して個別的自衛権、集団的自衛権にバリエーションをもたせ、
有事、周辺事態、さらには、存立危機という概念まで新設してきた。
この先もいくらでも作り出せる。無限に作り出せる。
それが言葉の意味定義の世界であり、情緒的価値判断の世界です。
情緒的価値判断の世界に引っ張り込まれたら、その寝技のなかで、もはや、どうにでも結論づけられる。
ナチスは長い舌でこの方面での策謀を得意とする。言語の破壊を得意とする。言語の意味を反対に導出する。
大衆の言語能力は、この、ペテン屁理屈に簡単に連れ去られる。


これに闘うには、方法は一つしかない。


前提として、【絶対に戦争をしない】という価値を持たなくてはならない。

前提に【自衛のためなら】とか、【存立危機】だとか、こういう概念を認めてはならない。

国際法というのが、そもそも【絶対に戦争をしない】という価値を持っていない。だから【国際法】を憲法9条の上に置いた時点で、論理的に負けている。

憲法9条の理念【絶対に戦争をしない】。これを国際法の上位に置く国。そういう憲法を持った国。それが日本国憲法第9条を持つ日本だということです。この日本のアイデンティティを守り抜くことがぜったに譲ってはならないところだ。


憲法9条外交というのは、国際法の上位に、憲法9条を置くという訴えではないだろうか。

その国の憲法が、階層構造的に、国際法の上にあるという原理を動かさず、
その国の憲法が、【絶対に戦争をしない】を国民の総意として、憲法として、持つという事。

すなわち、
【絶対に戦争をしない】。
戦争を許容するあらゆる前提を憲法から排除する。
相手が国際法であろうと、国連であろうと、【戦争を強要する概念】をすべて自国の憲法の前提から排除し、【絶対に戦争をしない】これを国是として持つこと。

これを訴え続けるのが、憲法9条外交だと私は思います。


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2.いったい何が憲法違反なのか?

放棄したはずの武力を放棄していないことか? 自衛の為の武力として。

放棄した戦争する権利(交戦権)を放棄していないことか?自衛の為の交戦権として。


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(1). 憲法9条は、「戦争をしない」 という意志 の 条文だということ 


これがすべてだと思います。

憲法9条は、

「武力を放棄する」とか、「戦争する権利を放棄する」ということで、

だから 必然的に「戦争は起こらない」

という受け身のロジックではない。



逆です。


憲法9条は、


「戦争をしない」という強い意志の条文です。

「戦争をしない」から、 「戦争がおこらない」 のだという主張です。

そういうことだと思います。


「武力を持たない」 とか、 「戦争の権利を放棄する」 というのは、

「戦争をしない」という強い意志の上に

それゆえ、「武力は持ちません」 「戦争の権利は放棄します」

というものだと。



これをさかさまにとらえて、

「本当に武力を持つことを放棄しているか?」

「本当に戦争する権利を放棄しているのか?」

という捉えかたから入るのは、本末転倒の入り方で、間違いです。



(2) 「絶対に戦争しない 」 

だから、その証として 【武器は持ちません】ということだと。

だから、その証として 【戦争する権利を放棄します】ということだと。



(3) 今の日本は 一番上に来る 「絶対に戦争はしません」 という意志が崩壊しているのだと思います。

「絶対に戦争はしません」 この意志のない事が憲法違反なのです。

憲法違反とは、「絶対に戦争しません」という意志が崩壊していることが憲法違反なのだと思います。

それが憲法違反の実態だと思います。



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3.絶対に戦争しません。しかし、自衛隊を持ちますは、合理性があるのか?

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【私見】

【1】 合理性はない。

現自衛隊は解体以外ない。



 「絶対に戦争しない 」 

だから、その証として 【武力(武器)は持ちません】。

だから、その証として 【戦争する権利を放棄します】。


これで、自衛権云々を引っ張り出してきて、現・自衛隊のような巨大な暴力装置を持つことは、合理性はない。シビリアン。コントロールも逸脱している。

違憲。



ことに、国家権力が、主権者人民を蹂躙し、主権者人民を食い物にする今の安倍晋三の下の戦争法など、そして、イエスマンの自衛隊では、典型的に話にならない。

解体以外ない。




ただ、もともと、「絶対戦争はしません」というのは、安倍晋三の下のような非合理な国家権力のもとで、

国民が翻弄されることを防ぐもの。


もし、主権者国民がdemocracyに成熟し、高いdemocracy意識の国民になれば、

憲法9条は変えずに、その上で、一口でいうなら【人民の基本的人権を守るための暴力装置】であるなら持って問題ない。(人民の視点がある)



1.国家権力が市民的平和権力であること。

2.国民のdemocracyレベルを引き上げること。

(1と2、は表裏一体をなす。スパイラル。)

3.憲法9条は変えない。

4.徹底した外交努力をする。無論、政治(外交)優越は保障する。

5.日本沿海の海賊退治や、対反革命を防止する小規模の暴力装置。(気休めレベル)

6.救助隊のスペシャリストも創設する。

7.内部的には抗命権を持つ。労働組合を持つ。


その暴力装置はもう軍隊とは言えない。



(了)

【関連日記】
(続)私の憲法9条観、自衛隊観≪【憲法9条の理念を、情緒的価値判断の世界に訴える道について≫
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1943623136&owner_id=38378433

*−−−−−−−掲題記事−引用開始−−−−−−−−*

「いくら議論したって憲法違反なんだよ!」若者が渋谷駅前で「戦争立法反対」訴える
2015年06月27日 20:21 弁護士ドットコム


弁護士ドットコム

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梅雨の長雨が途切れた6月27日午後、東京・渋谷のハチ公前広場を、安保法制に反対する人たちが埋めつくした。10代・20代の学生を中心とした自由と民主主義のための学生緊急行動(SEALDs)が呼びかけた「戦争法案反対」の街宣活動。「憲法をまもれ!!」「戦争立法絶対反対」「戦争させない」など、様々なプラカードを掲げた老若男女が、若者たちの言葉に耳を傾けた。




SEALDsのメンバーは次々に街宣車の上に登壇。マイクを握って「憲法違反の法律は、いくら議論したって憲法違反なんだよ!普通わかれよ!」「へらへらと議論して、自衛隊の人たちを戦地に送るつもりか!」などと叫び声を上げた。聴衆たちは「そうだー!」「頼むぞ!」と声援を送っていた。


SEALDsメンバーの佐竹美紀さん(23)は次のように、安保法制に反対する理由を述べた。


「この国の平和と国民の命を守るために、友人やそのまた友人が戦地に行くことに、私は耐えられません。やられたらやり返す、やられる前にやる。そんな報復合戦に参加し、これから先も誰かの犠牲の上に自らの平和が成り立っていくことに私は耐えられません。私たちの憲法は先進的ですばらしいものだと信じています。徹底して武力行使をしないことこそが、世界の平和と安全を形作ると信じています」


そして、戦争を止められるのは日本国民自身だとして、聴衆に向かって次のように呼びかけていた。


「過ちは繰り返さないと、70年前の犠牲者に私たちは誓ったはずです。私たちなら止められる。私たちが止めるんです。2015年6月27日、私は戦争法案に反対します」

(弁護士ドットコムニュース)

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