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2015年06月23日06:13

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誰?この人

■ベルリン・フィル首席指揮者にペトレンコ氏 選考長引く
(朝日新聞デジタル - 06月23日 01:40)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3480002


 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と言えばカラヤン時代に金に物を言わせて世界中からトップクラスの演奏家を集めて以来、人気、実力ともに世界最高のオーケストラの座に君臨し続けている。

 ウィーンフィルと並んで輝かしい伝統を誇るオーケストラだが、カラヤン時代までは常任指揮者はほとんど終身指揮者であった。  ハンス・フォンビューロー、アウトゥール・ニキシュ(史上初の運命交響曲録音の録音を残し、今でも聴く事が出来る最古の指揮者)、ウィルヘルム・フルトヴェングラー、ヘルベルト・フォン・カラヤン等の常任指揮者はみなほとんど死ぬまでベルリン・フィルを指揮した。 言わば指揮者の墓場(exclamation & question)と言うべきオーケストラで、ベルリン・フィルの識者に選ばれた指揮者はもう別のオーケストラの常任にはならず、引退か死去か、フリーになるのが定番であった。

 で、カラヤン以降は楽団員の秘密会議で後任を選ぶコンクラーヴェ方式となり、もはや終身常任指揮者にはせず、数年ごとの任期で指揮者と契約を結ぶ事になった。 このコンクラーヴェ方式で選ばれたのがイタリアのクラウディオ・アバドである。 アバドが12年間その地位にあり、次が今のサー・サイモン・ラトルである。 ラトルは2018年までの16年間その地位にある予定である。 

 で、今回のベルリン・フィルのコンクラーヴェで選ばれたペトレンコ氏はどういう経緯で選ばれたのかは想像するしかないが、会議が紛糾し異例の先送りとなってやっと今回決定となった。
 アバドもラトルも選出された時には既に世界トップクラスの指揮者であり、名門ベルリン・フィルの看板に負けぬ知名度の指揮者であったが、今回のペトレンコ氏はまだ若く、知名度も低いので現代トップクラスの指揮者とは言い難い。 ベルリン・フィルの歴史上最も知名度の低い常任指揮者であると言える。 
 多分有力候補数人に次々断られてこのペトレンコ氏にお鉢が回って来たのだと思うが、私としては次のベルリン・フィル常任指揮者はヴァレリー・ゲルギエフ氏かフランツ・ヴェルザー・メスト氏が就任すると思っていたので全く意外で青天の霹靂のような人選である。 多くの音楽ファンもそう思っていると思う。 ちなみに私はこの人のレコードは一枚も持っていない。(笑) いや多分ほとんどレコードを出していない無名の人だと思う。
 ペトレンコ氏はベルリン・フィル常任指揮者就任で一気に知名度が上がったので恐らくこれから次々レコードが発売されると思うので一枚買ってみるつもりでいる。

 
 
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