タイトルは兵法で知られる、孫子の冒頭の1節だったと思います。
安保法制を長く論議するのは、無理です。
巧久とはならず、ぼろがどんどん出てくるからです。
大体、自衛隊で、前回イラクに行った人が、次回行くときは死ぬだろうと語っています。
自衛隊員の奥さんは、海外に行けと言われたら、自衛隊を辞めてもいいといっています。
自衛隊員がこれは駄目だと諦める、つまり、死を覚悟するのは、戦闘行為を禁じられて、戦場に送り出されるという、矛盾した現実にあります。
前回はオランダ?だったかの精鋭部隊が、自衛隊で死者が出ないように、献身的な援護をしてくれていたのです。
前回とほとんど同じ武器の使用しか許されず、アメリカの兵站を担当して、命があると考える自衛隊員は誰もいないでしょう。
そろそろ、自衛隊員はこの安保法制をどう考えるかが、報道されるようになりました。
毒きのこだの、ふぐだの言われて、自衛隊も散々です。
自衛隊が、この安保法制下で、中東に行くとどうなるか、正直に国民に語った方がいいです。
行ったら、帰って来られない状況で行くのは犬死にです。
そこで、やはり武器を使用して戦闘行為が出来るようにしようと、法改正する気なのかもしれませんが、憲法9条を改正しないと無理でしょう。
どうしても、既成事実の積み重ねでは、他国で戦闘は出来ないのです。
自衛隊から日本軍に変わらないと出来ないことです。
徴兵制が必要であります。
範囲を拡げれば、質も変えないといけません。
そこら辺を、なし崩しで進めるのは滅茶苦茶です。
これでは、闇鍋です。
何が入っているかわからないものを、認めろというのは、国民を愚弄する行為です。
そもそも、日本に海外に戦争に行けと言っていた連中は、ネオコンの連中が狂っていたぐらいで、オランダ?は日本は戦闘が出来ないからと理解を示していて助けてくれていたのです。
最近、アメリカはイスラム国征討の軍も送れません。
国民が世界の警察はもういいと考えているからですし、軍事予算が取れないのです。
そこで、ネオコンは日本に軍隊と軍事予算を半分持たせようと考えたようですが、ネオコンのいいなりになるのは馬鹿臭いです。
アメリカで、すっかり落ちぶれたネオコンのことなど、アメリカ人は誰も相手にしない状況です。
ああ、それなのに、それなのに。
イスラム国の相手は中東の国がやっていて、欧米の国は出て行きたがらないです。
参戦すれば、凄まじいテロにさらされます。
イラク戦争のときに、テロの嵐にさらされた、ヨーロッパは、同じことを繰り返す気は無いのでしょう。
それなのに、のこのこイスラム国と戦争しに行こうという国は余程の馬鹿です。
日本のことです。
もっと、時代は変わったことを認識しないと駄目です。
アメリカの時代は終わりました。
特に新自由主義経済は投資で儲けるという発想です。
ギリシャの国債の利率がいいから買うという行為は、いつしか終わりが来るのです。
アメリカの株価は上がっていますが、あれは自社の株を買っているかららしいです。
資金を調達するために、株式を発行するのが基本なのに、設備投資をしなければ、数年後には、いい製品を作れません。
株価が下がれば、投資家から退場を迫られるから、自社株を買うのは、新自由主義経済、極まれり、と限界がきたなぁと呆れます。
市場は正しい判断をするが、政府は失敗するから、市場に従うべきだと論じていたのですから、恐ろしいです。
実体経済の規模が1000だとして、100000と100倍の借金を抱えたようなのがギリシャのようですが、世界中がその病気にかかっています。
例外は、中国と日本です。
中国は不動産建設で経済を回して来たのが限界に来ています。
不動産投資はもうダメだというので、上海株は加熱しています。
日本は、世界中が、リーマンショックで、ひどい経済状態になったときも、まぁ、健全な財政運営をしてきて、さすがバブル崩壊を経験してきたから、賢いと世界中が褒めていたのです。
それを、何周も送れて、通貨安政策に踏み切ったのです。
他の国が、この政策は誤りだったと、気づいた後で、通貨安に踏み切るのは、賢くありません。
この、新自由主義経済の崩壊の歴史の大きな出来事である、ギリシャについては、大きな波紋を呼ぶでしょう。
日本は経済でも、ガラパゴスのところがあり、国債が日本以外でほとんど買われません。
この珍現象が、新自由主義経済モデルと違う動きを見せるのです。
国債の利率が余り変動しないのです。
世界の流れと、とんちんかんに動く日本は、不思議な国です。
ギリシャショックを軽く受けることが出来るのは、とりあえずいいかもしれません。
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