八重山トレイルレースロングの部

今週の日曜に、八重山トレイルレースのロングの部に出場した。去年は
ショートの部に出たが、なかなか楽しめたレースで、ロングの部も走って
みたくなり、日帰りで大丈夫そうだったので、出場する事にした。参加賞は
選択制になっていて、僕は上野原産の味噌を貰ったが、そういうのも
面白くていいと思った。スタート前は雨が降っていて、去年もこんな感じ
だったので、ついてないなあと嘆きつつ、真ん中あたりに並んだ。僕は
ポンチョを羽織ったが、僕の近辺で羽織っているランナーを見かけ
なかったのは意外だった。

スタートして5分くらいで山道に突入するが、突入した時は、別に渋滞
していなくてホッとした。それなのに、数分走ったら、渋滞にはまり、
八重山を越えるまで解消されず、もどかしい思いを抱きつつ歩いていた。
八重山の展望台に鐘が置かれているが、それを鳴らすランナーが
結構いるみたいで、鐘の音が途切れなかった。能岳を過ぎたら下りに
なるが、ぬかるんでいる部分もあり、のんびり下ってしまった。

暫く舗装路を走る事になるが、マイペースで走れた。もう雨が降りそうに
ないので、ポンチョを脱いだが、それまでは暑くてたまらなかったのに、
何となく涼しく感じたので、もう少し早く脱いでも良かったと思った。
上り道の途中でお婆さんが何かを配っているので、食べ物かしらと
思ったら鈴だった。僕はポーチに入れたけど、リュックやポーチを
付けていないランナーはどうしたんだろうと気になった。最初のエイドの
そばのトイレで用を足したが、トイレが1つしかなく、数人待機していた
ので、5分ロスしてしまった。トイレは2つ以上あると助かった。

日原峠に入って暫くしたら、30分遅れでスタートしたショートの部の
トップの人に抜かされた。流れるように進んでいったが、そういうトレイル
レースで速く走れるランナーの走りが見られたのは有意義だった。
関門の数キロ前に私設エイドがあり、梅干しを食べたが、蜂蜜に
漬かっているやつで甘くて美味しく元気が出た。酸っぱい梅干しも
大好きだが、甘いのもレースの途中に出ると嬉しくなると思った。

関門の自然の里を3時間39分で通過したが、制限時間の21分前
だったので焦った。最初の渋滞が相当こたえた。ショートの部は、自然の
里がゴールになるが、去年は2時間59分でゴールしたのにと思うと
なんか切なくなった。この後は初めて走るコースだからワクワクしていた。
しかし、上りが長く、標高差が500mくらいなのでめげそうだった。
途中で一息入れているランナーが10人以上いた。疲れてぼやっと
していたのか、並んで立っている丸太がログハウスみたいに見え、
こんな所に休めるような施設があるなんてラッキーなんて思って
しまったが、現実はそんなに甘くなかった。

頂上の二本杉に着いたら、スタッフがいてコース案内してくれたり、
応援をしてくれたが、そんな大変な場所にスタッフがいるのは意外だった。
結構くたびれていたので有難かった。下りは快適に走れ、何人か抜けた
が、トレイルランを始めた頃は、下りでスピードが出るのが怖くのんびり
走っていて、抜かされるだけだったので、一応成長しているんだと感じた。
最後のエイドでは、まつたけというネーミングのお菓子を食べたが、
なかなか美味しく4個も食べた。

最後は往路で通った能岳と八重山を走った。ゴール前は下りだと分かって
いたので張り切れた。その付近にいるスタッフにただいまと声をかけたり
していた。ゴールの数百メートル前で二人を抜かしてゴールした。6時間
33分57秒かかった。密かに6時間半以内でゴールできたらいいなあと
思っていたが、それが達成できずに残念だった。走り応えはあり楽しめた
コースだったし、参加賞や完走賞もナイスだしで、来年以降も出てもいい
かもと思える大会だった。ゴール地点で、無料で振る舞われるうどんと
饅頭を食べて休んだ。

その後は、秋山温泉に浸かりまったりとした。ランナーで混んでいて、
身体を洗うのに列ができていた。露天風呂やぬるま湯があり心地よく
過ごせた。そこの200円分の食事割引券を貰っていたので、食堂で
チーズビスケットのアイスを食べ疲れを癒した。本が置いてある休憩所が
あり、畳の上にころがりつつサライという雑誌を読んでいたが、結構
疲れていたのか数分寝てしまった。

スマホやデジカメを持ちつつ走らなかったので、走っている途中の写真は
ないが、参加賞の味噌・走っている途中で貰った鈴・秋山温泉の紫陽花の
写真を載せておく。