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2015年06月16日17:08

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今月の定例研究会

 先日は、東京から7月上旬に彩流社から刊行予定の拙著に関して、編集を担当されている結城さんが来阪し、打ち合わせをし、今はゲラの著者校正その他をしており、それを今日明日に済ませると、週末は、今月の定例研究会だ。目前の慌ただしい告知となったが、いつものこととご了解していただければと思う。

◎日時:6月20日(土)。PM 6:00〜9:00。それ以降は、随時解散までオフ会兼二次会(こちらだけの参加も可)。
◎場所:難波千日前、味園ビル2階。Torary Nand。
 
 前々回、前回に続き、蓮田善明と三島由紀夫についての『東大陸』誌の拙論を読む。テキストは、コピーを用意(実費)。
研究会は、無料で、自由参加だが、ワンドリンク制。
 今回は、蓮田と三島の和歌論の内実と、和歌成立の現象学ともいうべき吉本隆明の古代歌謡論の対比考察のパートに入り、蓮田、三島の自決と吉本の転向論の戦後的意味から、1970年代以降の日本列島からの革命の「南朝」的亡命についても触れていく。
 正岡子規の古今批判に対する蓮田の古今集論は、古今の歌に多い失恋歌を取り上げ、失恋による現実喪失の意味を捉えた、すぐれて象徴主義的な試論でもあり、蓮田の文学的センスの鋭さを伺わせてくれるだろう。
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