手塚治虫がなくなる前に残した日記のメモを原案にした映画。
バイトで窓拭きをしている主人公園田宏は、現場で倒れて、病院で検査を受けスキルス胃癌と診断され、余命3ヶ月といわれる。
彼は、美大を卒業して画家を夢見るが破れ、フリーターとして高層ビルの窓拭きをしていた。
病院で偶然女子高生の真衣と知り合う。
手塚治虫の死を見取った娘のるみ子は、この原案を映画にしてほしくないとつづっていた。
たしかに、映画と手塚治虫の闘病がダブり、けして明るい映画ではなく、むしろ絶望的な部分もあるのでうなずける気もするが、映画は、突然突きつけられる市の宣告という残酷さと真正面から向き合いながら、描かれている。
監督:松永大司
出演:園田宏=野田洋次郎
宮田真衣=杉咲花
横田=リリー・フランキー
園田智恵=大竹しのぶ
橋本敬子=宮沢りえ
園田一男=岩松了
120分
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