手放しでは批判できないのかもしれないが。

　職場の雰囲気などから、有給休暇を申請しにくい環境は、残念ながら今もあると思います。時期的な忙しさを感じることもあると思いますが、権利としての有給休暇を取得することについて、非難するのはどうかと思います。

　職場に残って仕事をしていることを美徳と考えるのも、日本の職場環境には多いように思います。抱えている仕事の内容によっては、そうなってしまうこともあるかもしれませんが、基本的には、勤務時間内にて処理が完結していることが望ましいわけで、それらをこなしたうえで、有給休暇を申請することに、どうこう言われる筋合いはありません。ある意味、有給休暇を取得することを非難する職場環境こそが非難されるべき、と思います。

　今から10年近く前、私も職場にのこ手仕事をするのが美徳、と考えていました。しかし、仕事を片付けるたびに、仕事は増加している状況に違和感を覚え、考え方を変えました。ここ最近は、定時＋１時間には、特に急ぐ仕事がある場合を除いて、退社するようにしています。繰り越して得る40日の有給日数が誇りになるのではなく、スケジュールを組んで消化できない環境がおかしい、と言い続けています。

　状況を考えないで取得する有給休暇は、いかがなものかと思います。しかし、計画的に有給休暇を取得することは、誰にも責められるものではないと思います。

■「皆が仕事してる時に遊んでくるわけでしょ」有休取得を批判する人にどう反論する？
(弁護士ドットコム - 06月11日 15:41)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=149&from=diary&id=3461746