構造:バトルロイヤル
人数:4
サイクル:3
プライズ:「名もなき詩」他多数
時は大探偵時代。
子猫探しや時刻表トリック、浮気調査に密室殺人。探偵が活躍する場は枚挙に暇がない。いまや憧れの職業NO1は探偵。誰が何と言おうとそんな時代になっちゃったんだから仕方がない。
だが。
探偵は増えすぎた。
食うに困った彼らが取った行動とは。
「推理の押し売り」
事件発生と共にどこからともなく現れる探偵達。警察の現場検証も無視して、自慢の推理でばっさばっさと事件を解決。そして報酬をぶんどっていくのだ!
そして今日も。
生活に貧窮した探偵達が一つの殺人事件に目をつけた。
シノビガミ、大探偵時代編「名探偵の掟」
ジッチャンの名に掛けて、真実はいつも一つ!! ……ってウチのカミさんが言うんだよ。まあ、簡単な推理で判る事なんですがね。
☆コンセプト
探偵となって殺人事件を解決しよう!
シノビガミと言うシステムの性質上、「秘密」に犯人は書いてあります!!
なので皆さんは探偵となって思う存分妄言を吐いていただきます。
キャラクター作成時に「○○探偵」と肩書を決めておくと他PCに、自分がどういう探偵であるかという事が伝えやすいと思います。
例:「安楽椅子探偵」「ビジュアル探偵」「霊界探偵」「通販探偵」etc……そんな感じ。
☆シナリオルール(それでもどうしても推理ゲームが楽しみたい人向け、特殊ルール)
容疑者は4人。死因は4つ。動機も4つ。この12の情報はカード化されている。
この中にカテゴリ毎に1つだけ真相が含まれていて、ゲーム開始時にGMは真相のカードを取り除き保管する。この保管された容疑者、死因、動機を当てる事で「事件解決」となる。
残った9枚のカードは各PCは2枚まで「てがかり」として配られる。このてがかりは2枚1セットの「秘密」として扱われる。配られなかった1枚はGMがワイルドカードとして所持し、「情報判定」でも調査できる。
4人の容疑者は秘密を持ち、それぞれ容疑者、死因、動機の確定情報が記されている。4人のうち1人の秘密はそのどれでもない事が書かれている。
プライズにも秘密が存在する。
以上を踏まえ、PCはクライマックスフェイズまでに真相を解明しなければならない。
※ぶっちゃけた話、どうしても判らない場合はPC同士が「手がかり」を全部共有してしまえば犯人がほぼ特定できる。
また、それとは別にPCは各自「隠された何か」をシナリオ開始時に受け取る。これは追加情報であったり、プライズであったりする。非公開情報として各PCは保持する事。(これは「秘密」として扱わない)
☆クライマックスフェイズ
クライマックスフェイズでは以下の3つの行動が追加される。
・推理する(支援行動 コスト0)
自分の手番時、攻撃の代わりに使用する。
「容疑者」「死因」「動機」を宣言し、自分の左隣のプレイヤーから手札の確認を行い、いずれか宣言されたカードが1枚でもあれば、それを「推理する」を宣言したPLに見せる。2枚保持していたとしても見せるのは1枚だけで良い。
持っていなかった場合は、さらに次の左隣のプレイヤーが同じ行動を行って行く。
この時、GMの持つワイルドカードも対象となる。
・告発(支援行動 コスト1)
自分の手番時、攻撃の代わりに使用する。
「誰が(容疑者)」「どうして(動機)」「どうやって(死因)」殺したかを宣言する行動。
これに失敗するとクライマックスフェイズから自動的に脱落する事になり、さらにキャラクターは「無能探偵」の渾名を拝命し、持っているプライズは全て放出する事になる。
成功するとそのPCが勝者となり、クライマックスフェイズが終了する。「戦果」の獲得を行う。
1ラウンド中に「告発」を宣言することが出来るのは1人までとする。
・告発の邪魔をする(割り込み行動 コスト2)
「告発」を行う事を阻止する行動。
宣言と同時に「生命力を1点消費」する。
GMがランダムに決定した特技を目標に判定を行い、それに成功すれば「告発」の宣言を無効化する。
なお、この行動の確認は「プロット値の低い者」から宣言を受け付ける。
宣言をした者は判定の成否に関わらず生命点を減らす事。
クライマックスフェイズ中に誰も告発を行えなかった場合、クライマックスフェイズの勝者が「戦果」の獲得を行った後、「告発」を行う。
これは強制である。
判らなくても勘を頼りに「告発」せよ。
失敗した場合、事件はGMが想定していた「ある真相」に辿り着き、エンディングを迎える。当然告発に失敗したPCは「無能探偵」の二つ名を拝命する。
と言う訳で、来週は皆さんお願いします。
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