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2015年06月05日23:06

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文科省の見識のなさと、時代遅れな批判。

■英語力向上に中学新テスト=都道府県別結果も公表―文科省
(時事通信社 - 06月05日 10:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3451482
英語よりも日本語だろう?とか、外国語を学ぶよりも、もっと大切なことがある、という批判は意味をもたない。

外国語を学ぶということは異文化の理解を通して、自国の文化を相対化し、自国の精神を鎖国から開国へと導くことでもある。欧米文化がいまだに世界に閉じているのは、異文化との出会いのショックをごまかしてきたからだろう。

しかし文科省がわかっていないのは、現場のリアルだ。私は中学生に勉強を教えてもう20年近くになるが、小学校で英語をやるようになってから英語嫌いの、英語が苦手な中学生が急増しているのだ。かつて英語は中学で一斉にスタートした、だから英語が得意になれば中学で勉強が得意になる。しかし、いまは中学1年ですでに英語では学力差が歴然としている。

こういう現実を文科省は知っているのか?明治以来の英語教育、もっといえば戦後70年の英語教育は失敗だったのだ、それはなぜか?

日本国内にいて英語を使う機会がないから、だろう。日本はインドのように、香港のように、幸か不幸か、英語国の植民地にはならなかった。

そういう歴史的背景を考えれば、こういう全国テストをやるよりも、もっと予算を使わずに英語力をアップさせる方法がある。それは英語合宿だ。修学旅行やキャンプや登山があるように、小学校高学年、中2、高2、で二泊三日で日本語禁止の英語合宿をやる。

それだけでかなりの効果があると思う。

外国語の習得にベストなのは留学だが、それを国内でやればいいのだ。


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