まず「『半谷輝己』って誰?」という方はこちらの動画をご覧下さい。
これは、2015年5月9日に行われた、「福島の山菜を食べるツアー」の模様だそうです。
この動画の6分22秒から話をしているのが、半谷輝己氏です。
https://www.youtube.com/watch?v=qiyBwXbbfwA#t=06m22s
彼は福島県田村市にある、「たむらと子どもたちの未来を考える会(AFTC)」という団体の副代表で、福島県伊達市の放射能健康相談窓口の相談員と、地域メディエイター(←意味不明)を務めているそうです。
http://たむら.jp/introduction_kousi_2.html
このツアーで彼が何を話しているのか、内容を書き起こしてみました。
(以下、書き起こし)
半谷:
皆さんは福島に来ていただきました。
今から山菜を食べなければなりません。
ていうことは、そこで脅かしてみてもしょうがないんです。
出荷制限です。
これは食品衛生法によって、販売に関する制限です。
ところが、この「摂取制限」っていうのが出てくるんですよ。
「食うな」ってやつなんです。
で、イノシシの肉には、県内全域に出ています。
これは「食うな」ってやつです。
で、キノコに関しては、ここに福島の方おられます、関係者の方おられますが、南相馬といわきと棚倉だけにしか出ていないんです。「食うな」というのは。
これおかしいんですよ。汚染マップさっき見せましたよね。全然即してないんですそれに。
だってほら、今下がってるんですよ。
ちゃんと考えて規制しろよと。するなら。
で、そこで、これを教えたら地域の人が、怒ってきたわけですよ。
で、じゃあこれって何なんだ、安心なんだ、っていうのは実はアメリカも失敗していて、デラニー条項ってやりました。
とにかく発がん性物質が見つかったらその食品はダメと。
アメリカはこれデラニー条項で決めたんですが、分析事実がどんどん上がっていったら、全ての食品に発がん性物質が見つかっちゃったと。
商品がだから全部なくなって北朝鮮みたいになっちゃった。
ということでこの条約は、もうやめようと、なっていっちゃう。
ゼロリスクはやっぱり、根本的には難しいんだよねと、なるので、質と、量の、今日のその量の問題を、
(書き起こし以上)
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この「福島の山菜を食べるツアー」の2週間後、半谷氏は福島市で行われたシンポジウムに出席しています。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/246746
2015/05/23 【福島】3.11の被災地の今後(5年や10年)を考えたときに何が重要な論点/(構造的な)問題であるか?/3.11の問題群と向き合う中で、 今まさに悩んでいる点/問題とは何か?(動画)
後半の動画の、51分過ぎあたりからの半谷氏の発言に注目です。
この模様も書き起こしました。
(以下、書き起こし)
質問者:えーと、あのー、要するに何が言いたいかと言いますと、双葉町出身のあなたが、伊達市という、まあ、縁もゆかりもないと言ったら失礼ですが、まあ双葉町と伊達市というところは、まあ交通経路でいうと、ちょっと外れてますよね。
半谷:そうですね。
質問者:そこに入るようになった切っ掛けというものが、どうにも腑に落ちないんです。
半谷:あー・・・、
質問者:そこが、どうして双葉町の人が、わざわざ、他人様の伊達というところに入り込んでいって、えー・・・
(会場笑い)
質問者:(聞き取れず)私は本当に疑問でしょうがない。
半谷:人から見たらそうですよね。
質問者:いや、そうですよ。
半谷:あのー、私もだって雇われないと困りますもん。
質問者:いやいやそういうことじゃなくて、呼んでくれたから行ったんですよっていうようなことをね、先ほどの話の中で見てて、私に御用足し、お金がかかったんだから行きましたよっていうふうに、そういうことなのかなって思っていたので、どうも、話の脈絡からいうとそうでもないような、じゃあ、何で、伊達に・・・
半谷:だから、本当に、その、キノコや魚の話ができたから来てくれって。だけでしたよ最初は。体力がある人って呼ばれて議場に呼ばれて、それでいいですか?って言われて。じゃあ、1月にちょっと来て話をして欲しいと。
質問者:それは使命感とか善意とかさまざまなものが?
半谷:えーとね、使命感っていうよりはね、経済的な理由です。
質問者:経済的な理由?よく分かりました。
半谷:(聞き取れず)。まあ自己破産スレスレの所でやっているので、あのー、スレスレっていうかもう駄目なんですけど、弁護士からはもう、「君、もう自己破産以外期待するな」っていう段階なので、
質問者:そういうことは(聞き取れず)・・・
半谷:経済、さっき言ったその・・・こう・・・お金が、ないっていう・・・
質問者:はい。分かりました。経済が大事なので、避難解除するのも、お金のために、えーと、例えば、伊達市の皆さんを、
半谷:(笑)・・・それはね、食うために必死ですよ私は。良いかいも悪いかいも、ってよりもまず食えることが重要なので、それはね、論外だよ言ってることが。それはね、正しいとかきれいとか汚いたとかじゃないよ。まず食えることが先にあるもん。大変だもん私家族もいるしさ。それ支えなきゃいけないんですよ。
(書き起こし以上)
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これでよく分かりましたね。
半谷氏が放射線アドバイザーとして、あちこちで放射能安全論を喧伝している動機は、
「経済的な理由」
「自己破産スレスレ」
「(放射能汚染の)良いか悪いか、きれいか汚いかよりも、食えること(生活)が重要」
「私だって家族を支えなきゃいけない」
だそうですよ
何と言うか、実に小さな人間だったということですね。
小さすぎて憐れみすら感じます。
しかし、半谷氏の言葉を信じて「放射能は安全だ」と思ってしまった人間はたくさんいるわけで、彼には生涯をかけて、罪を償ってもらいましょう。
ちなみに「福島の山菜を食べるツアー」には、こんな香ばしい面々も♪
彼らも「家族を養わなきゃいけないから」とか言い訳するんでしょうかね
※参考:個人メモ 2015年5月23日イベント後半動画で分かった、半谷輝己氏の「個人的な事情と動機」
http://togetter.com/li/828080
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