お金の正体について

お金はどのようにして生まれたのか？奴隷制度ではお金は生まれていません。封建制度の
中で、分業が進み、商業が拡まると共に貨幣が作られています。これは世界中で共通しています。社会の必要が作り出したのです。

多くは鋳貨の形で作られています。何とでも交換できる力をもつ特殊な商品として作られました。物々交換する代わりに使えます。この便利な貨幣には生産の世界を支配する力があるのです。

生産者は売るために貨幣を持つ商人にひれ伏さねばならない関係ができます。封建制度から市場経済に移り始めるとお金の魔力が更に強まりました。貨幣の前貸しが始まり、高利貸し付けが現れたのです。

金融(銀行)です。生産を拡大するのに金融は力を発揮します。競争する生産者は競って投資(借金)するからです。経済成長している間は金利も返済できます。しかし１９８０年頃には限界が来ています。

一次も二次も三次も国も借金が増え続けています。産業を担う国民と国が債務者として、債権者(金融制度)に苦しめられているのです。これが現代世界だと思います。今、何を解決すれば良いか。明白になってきています。