mixiユーザー(id:8012673)

2015年06月01日11:39

450 view

「戦争」は「平和」だ。日本を「平和安全法制」と称する妖怪が徘徊している。

いま日本を「平和安全法制という一匹の妖怪が徘徊している(マルクスの共産党宣言の冒頭をもじったもの)。戦争して人を殺して平和にするのだという。アウシュヴィッツ強制収容所の入り口には「働けば自由になる」と掲げてあったのをどうしても連想してしまう。
家族で言えば、家長が家族を殴りつけて家を平定するようなものだと思う。
暴力は平和であり自由だ。

昔の戦闘は、総大将が自ら戦場に行って戦った。そうしなければ戦闘指揮できなかったし、兵も動かなかった。だんだんトップが戦場に行かなくなって戦争はバーチャルな側面が強くなり残酷になった。組織系統で指揮し、兵を動かせるようになった。

その果てに、テレビを見ていたら、首相は、「私はお国のために死ねる」かという質問に、「〇」ではなく「△」を出した。さすがに×は出せないのだろう。死ぬ覚悟のない人間が他人に死ねと言う。今後は首相がテロで狙われることも十分ありうる。覚悟がないのか。

十把一絡げの法案を含めて11本の法案が審議中だ。あまりに輻輳しているので、エクセルで法案相互の関係や12項目の問題点を一覧表にしてみて驚いた。

例えば、唯一事前承認が必要とされる国際平和支援法案にしてみても、国際平和共同対処事態で事前承認が得られない場合は、「重要影響事態」や「存立危機事態」ということにして国会の事後承認にすることも可能に読めると思う。それほどあいまい極まる。

首相は、集団的自衛権を行使するのは「例外」であり、ホルムズ海峡での機雷掃海がそれだと言っている。
しかし、以下の水島朝穂氏の今朝の「直言」にも書いてあるように、
自衛隊が外国領土の地上において集団的自衛権を行使する可能性を、自衛隊法122条の改正案は想定している。
http://www.asaho.com/jpn/bkno/2015/0601.html

安倍氏が崇める祖父岸信介は「昭和の妖怪」と言われた。安倍氏は平成の妖怪になるつもりなのだと思われる。

水島朝穂・伊藤真講演会の案内です。
http://www.jicl.jp/jimukyoku/backnumber/20150504.html
書籍販売担当をしています。週末に会場でお会いしましょう。

16 3

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する