少し前に長男の入学祝いを商品券で叔父から貰い、
暫くお返しについて悩んだ。
現金なら商品券で半額返しすればいいのだが、
商品券で貰ってしまっては、それはできない。
何か物を返すにしても、良い物が思い浮かばず。
長男も慕っているし、自分もお世話になったからと、
少し高めの昼飯でも奢ろうかと伝えると、
それはいらないから、長男が書いた似顔絵でいいと言う。
とりあえず長男に似顔絵を書かせて、
さすがにそれだけではと、近所にある有名なかりんとう専門店で、
かりんとうの詰め合わせを付けて渡した。
ホンの気持ちなので、金額的には貰った商品券の5分の1以下。
すると叔父は、
「こんなもん買うから、あげるの嫌なんだよ。お祝いあげた意味がねーだろ!」
と強い口調でキレ気味。
「えー!」
心の中で叫びつつ、シュンとなってしまった。
お返しは必ずしろと親から教わり、
色々考えて、ホンの気持ちと安めの物を付けただけなのに、
文句を言われるとは・・・。
しかもお祝いの商品券を切り崩して、かりんとうを買ったわけではない。
商品券は全額長男のために使おうと取ってあるから、
「意味がない」ということもない。
確かに、『半額返し』という慣習には違和感があるし、
一時期、弟にお祝いをあげ、自分も叔父と同じように
意味がないからお返しはいらないと何度も言い、
それでもやっぱりお返しが来て、
相手の気持ちだからと受け取ったことがある。
その時、お祝いをあげるという行為も、お返しをするという行為も、
どちらもする側の気持ちだから、変に意固地になる必要はないと悟った。
それにしても、厄介。
お返しが無ければ陰で文句を言う人もいるし、
お返しをしたら、「あげた意味がない」と怒る人もいて、
もう面倒臭い。
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