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2015年05月23日23:15

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ストレスを抱える…。

おいらが好きな文房具、特に絵を描く時に愛用しているのはUNIの鉛筆だ。
特にH〜H2が好きで、ずっとコレだったりする。

その前はステッドラーの製図用のシャープペンシルだったんだけど、
シャープペンシルはさ、本体が死ぬと新型に買い換えないとダメじゃない。
で、その新型が手に合うとは限らないわけさ。
それに加え、シャープペンシルの芯。
AIRインしたり、粒子を研磨して丸くしたり、粒子配列を変えて折れにくくしたりと
実は書き味が毎年の様にコロコロ変わっている。
当たり年もあればはずれの年もあるワインみたいな事になっているのさ。
ので、おいらとしては、ずっと姿を変えていない、
そして、これからも姿を変える事は無いだろう鉛筆に乗り換えた訳さね。

で、もちろん、鉛筆削りにもこだわったりする訳さ。
俺が好きなのは、先端が細く長く削れるタイプの物なんだけど、
最近は削れた後の姿が解らない商品が多くてね。
老朽化を理由に買い換えたかったんだけど、
なかなか、それっぽいのを探せなかったのよ。

で、ついに見つけました! ジャンク屋でw
サンスター文具の電動鉛筆削器「KS-7」ってやつ。
それも、おそらく数回使って封印された超美品!
それも消費税込みで1000円を切る超格安w

このKS-7ってのは名機でね、これのガワだけ変わった後継機が
キャラクター関連商品OEMの元になってたりする訳さ。
つまり、子供に与えてもOKという信頼性と耐久性を兼ね備えている。
(あくまで「価格帯の割に優れている」という意味)

で、削りの方も超一級。きっちり0.2〜0.3の太さに入れてくる。
スクリュー刃なので引っ掛かりも少なく、書き出しも滑らか。
色鉛筆や水彩色鉛筆の様な柔らかい芯の物でも、
芯を折る事なく削るのは、スクリュー刃に加え、国産の良い所。
その上、オートストップで同じ品質にそろえてくれるので書き味をリセットするのが容易。
電動にありがちな削り過ぎも無い。

で、日記のタイトル「ストレスを抱える…」

新品鉛筆のブレークインでも1秒ぐらい。
使ってる鉛筆を尖らせるのは0.5かからないぐらいかな。
削り上がりまでが一瞬なので、ちゃんと削れてるのに削った実感が俺に残らねぇw
折角、電動なんだからガリガリ感を楽しみたいのに!

まあ、前の鉛筆削りは40年前の物だったり、手回しでしたからね…。
それに加え、オートストップなんてなかったし…。

俺が学生の頃にはすでにオートストップはあったので新しい技術でも無いんだよ。
でも、その頃にはシャープペンシル使ってたので、全然触れる事も無かったのさ。

そんなわけで、時代遅れのカルチャーショックを受けながらストレスを抱えています…。
まあ、贅沢なストレスなんですけどね…。


で、なんとなく、絵描き的な文具のお話。

一番いいのは「筆を選ばず」になれる事なんだけど、手の感覚ってのは凄いからね。
描く線に対する感覚が「開いた人」には「他人が感じ取れない違い」ってのがある。
その違いは作品を書く上でテンションに影響したり、全体の構成を狂わせたりもする。
それで悩んでしまって書けなくなった作家ってのは、実は少なく無い。

だから、本気でながくやって行く事を考えると、
本体や芯からの影響を受けやすいシャープペンシルってのは危険な物だったりするのさ。
で、いろいろ考えて行くとたどり着くのは、鉛筆か芯ホルダーの二択だとなんだと思う。
(ちなみに鳥山明先生はUNIの鉛筆の愛用者)

まあ、芯ホルダーも、本体の影響を受けるといえば受けるんだけど、
樹脂を使っていない物なら、一生物って言えるぐらい単純な構造だし耐久力もあるからね。
購入する時に、予備をもう一本買っておけば交換だけでなく、破損時の部品取りに使える。
芯については、ステッドラーがつぶれない限り安泰だしね。
芯の研ぎ出しについても、元々製図用品なので安価ながら高性能なシャープナーがある。
(電動鉛筆削りと同じスクリュー刃が採用されている)

一応説明しておくと、鉛筆と芯ホルダーを比較した時の「芯ホルダー」のメリットは携帯性の良さ。
シャープペンシルと同じ様に、本体内に芯を収納できるので鋭さを維持したまま持ち運べる。
そういう意味では、イベントに参加する様な同人作家さんなどには向いていると思う。

逆に鉛筆のメリットは安価、どこにでも売っている、軽量で長時間作業に向く事。
軽量のメリットを捨てる事になるが、汎用的で歴史が古い分、
鉛筆ホルダーには多くの種類があり握り心地を変える事も容易だったりする。
ホルダー芯よりも若干粘りがあり、色気のある線に向いてる気もするが、それは誤差の範囲。

別に他の人が愛用している文具、筆記用具にどうこう言うつもりはなけど、
「変わらない」という視点も文具にはあるんですよ と言うお話。
誰かに伝えるというよりも、こういうレビューめいた物を書くのが好きなだけですがw
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