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2015年05月18日22:40

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PMP取得についていろいろ その2

もっと早く続きを書く予定でしたが、仕事がばたばたしてて書きそびれてました。
いい加減書いておかないと忘れてしまいそうなので。

PMPの試験は200問240分の4択形式となっています。
途中で任意にトイレ休憩を入れることは可能ですが4時間ぶっ通しとなります。
休憩時間も試験時間としてカウントされます。

持ち込みが許可されるのは受付で渡される数枚のメモ用紙と鉛筆、
途中退出などで見せる身分証明書(パスポート/運転免許証+クレジットカード)のみ。
受付でお願いすればティッシュももらえます。

テストはPC上で出題され、PMPだとマウスのみの操作となります。
PMP試験の実施はPMIからプロメトリック社に業務委託されており、この会社が担当するテストは他にも色々多く、隣の人が同じ資格のテストを実施しているとは限りません。
受付待ちのときによく見かけたのでTOEFLの受験の人が多かったです。(特に女性が多かった)
TOEFLのテストは筆記もあるため、試験中はキーボードの音がかなり煩く感じます。

時計持ち込み不可なので頼れるのはテスト用アプリの上記に表示される240分のカウントダウン表示のみ。テスト中は外に出ないと今何時かも判りません。

15分のチュートリアル時間(途中で切り上げ可)の後に本テストが開始されます。
画面操作は難しくないのでチュートリアルに15分も必要ありませんが、この時間内に
渡されたメモ紙に暗記した公式の書き出しを行うのがPMPでの定石とされています。

僕もこのセオリー通りにさっさと公式を書き出します。
でも15分な長すぎなのでチュートリアルを終了し本試験へ。

試験問題の内容については秘匿義務があるため、書くことはできません。
(というか200問もあったのでもう覚えてないw)

個人的に多く出題されたなーと思ったジャンルは以下の通り。
 ・EVM。計算問題もあるが、あらかじめSPI、CPIの値が提示され現在のプロジェクト状況を回答するようなのもありました。
 ・変更管理の流れに関する問題。状況が一通り説明されたあと、この次は何を行うべきか?みたいな。
 ・品質関連の問題。監査を行うタイミングや、ある不具合が見つかりどんな方法で問題分析するか?など。QC七つ道具は必ず頭に入れて理解する必要があります。
 ・ADMでのクリティカルパス導出やフロート計算。そのままではなくAの作業期間が変更になった場合のどのように変化するか?などちょっと捻った問題も出ました。
 ・コミュニケーションパスの計算。タックマンモデル。

PMPは北米の団体が主催するテストなので原文はすべて英語です。
申請時に第2言語で日本語を選択しておけば日本語訳も表示されます。
(申請を誤るとすべて英語のみとかになってしまうけど試験当日は変更不可です)
日本語訳も必ずしも日本人が翻訳していないため、かなり怪しい訳もありますが、巷で言われているほど酷いものはなかったです。あと専門用語はPMBOK(この資格の原本にしてバイブル)に準拠しており、一読しておけばそれほど理解に困るものはありません。

あれほど煩く感じた他の受験者のキーボード音は問題に集中していたおかげで全く気にならなくなってました。
1時間50問!を意識しながら200問に挑み、なんとか終了20分前に最後の問題までたどり着くことができました。途中自信のない問題に印を付けておくことができるので、後で見直したいときには便利で、僕もいくつかの問題に印は付けていたのですが、疲れすぎて途中で見直しは放棄w

240分完了前にすべてのテスト完了ボタンを押下しました。
他のベンダー系試験と同様に試験結果がその場で表示されます。

合格であれば"PASS"、不合格であれば"FAIL"が表示されます。
テスト完了ボタンを押下後、画面上に「ただいま結果を集計してます。もう少しお待ち下さい」みたいな英語のメッセージが表示され数分(?実際はもっと短かったかもですが)後に画面表示が切り替わったのでいよいよか!とドキドキしながら画面を見てみたら

「結果報告の前にこちらのアンケートに答えてください」

のメッセージが(汗)

ずこーって感じでしたが、合否発表の後だとみんな回答してくれないんでしょうから仕方ないかも。アンケートはすべて英語なので何書いてあるかはあまり真剣にみてませんでしたが、難易度はどうだったか?とかそんな事が書いてあったような気がします。
最初は律儀に適当にアンケートに回答してましたが、面倒になって途中でアンケート打ち切り。
(このアンケートの回答状況はテストの採点にもちろん影響しませんw)

で結果は PASS(合格) でした!
この解放感は言葉にし難いものでした。(やっと終わったー!)
気づいたら回りにたくさんいた他の受験者もいなくなってました。
(朝9:00スタートで13:00終了でした。)
午後の部は13:30からなので丁度谷間の時間帯なのでしょう。

終わったらB1のエチオピアで50倍食べるぞー!と試験前は思ってましたが、
いざ終わると全然食欲がなくて、何か飲みたい気分になってました。
ということでエチオピアは中止して同じフロアにあるエビスバーで祝杯をあげならが
社内メールで試験結果を上司とテスト推進部門の担当に連絡。

そのまま千川のビック築地へ向かうのでした。

PMPの合格率はPMIから公式の発表はないため正確な数字は不明ですた、ネット上だと60%程度とかなり高めの数字です。(ひとえに受験料の高額さから来ているとも言われてます)
うちの会社内だと2回目で合格する人が多いようです。

このPMPハマると地獄で3回不合格になると最後の受験日から1年間受験ができなくなります。
しかも2回目,3回目の受験料は$255なのですが、4回目は初回扱いされ$555になります。
うちの現場にも見事3回失敗して1年後〜になってしまった方もいらっしゃいます。
(その人、その前も3回落ちて1年待ちになってたのですでに計6回、金額で30万円以上かかってます)初回と合格分の再受験料は会社持ちなのですが、後は自腹なので・・・)

PMPは合格するために必要な勉強時間は一般的に100時間と言われてます。
僕の勉強時間はあまり覚えてないのですが、100時間はまず到達してません。
よくて30時間くらい?20時間もやったかな?って感じです。
運が良かっただけかもですが、まぁ 運も実力の内と言いますのでw
「LUCK&PLUCK」ですね。

ちなみにその日は秋葉原を経由して試験会場に行ったおかげか鞄に入れていた
newDSのすれ違いはかなり多く発生しており、ブレイブリーセカンドの月復興人数増加に大いに貢献してくれましたw

PMPは受かれば終わりではなく継続しなくてはならず、その継続にも色々ビジネスが絡んでまして・・・どこまでお金とるんじゃ!って言いたいくらいエゲツナイのですが、色々安上がりな方法あるようなのでその調査結果はまたそのうちに気が向いたか書きます。

これから受験される方に何か少しでも役に立てばいいなって思いで書いてみました。
(僕も試験問題より試験体験記を色々なブログで読んで雰囲気がどんなものか掴もうとしてたので)


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