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2015年05月13日01:46

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一杯の紅茶と時を過ごす







若い頃・・・お金も 今より融通がきいた頃、私の趣味はいっぱい



ありました。(主にファッション・ショッピング系ですけどね。)



そして、今の私のほっとひと息なのが、紅茶です。



色んな趣味を削っても、少し洋服をがまんしてでも買いたい、



そう思うのが、私の場合は紅茶でした。



その時々の自分のお気に入りの紅茶の香りを楽しみながら、



おなかを満たすのが一番リラックスするのです。



5月から飲みはじめたのが、北欧紅茶のセーデルブレンドと



アールグレイ。実は5年前にも背伸びして、買っていたのです。



その時は、おばさんぽい香りだなー、私はないな、そう判断



したのに、今回、飲むとしっくりくるのです。不思議。



それだけ年をとったんですね。



その時々で感じ方がちがうって、まるで本みたいですね。



なぜ、以前にないな、と判断した紅茶をまた買ったのかというと、



パッケージを残したかったからなのでした。



お家の形の紅茶缶が素敵なのと、



もしもこの先、私がこの世からいなくなっても、



息子たちに母のおもかげを残せるかな・・・と思って。



今の私の体は、たぶん不都合はないと思うけれど、



周りでおどかす人がいるので、いつも一期一会で



精一杯いきていこうと思って・・・



とっておきの紅茶と、5月、6月ころは、楽しく暮らそう、



4月まではそう思っていたのに、実際、4月に入るとこどもの



入園をきっかけに想像以上に忙しく、気忙しくなりました・・・



それに、愛犬、さくらちゃんも亡くなってしまいましたしね・・・



最近の私の頭の中は、



さくらちゃんと入園した息子のことが、ぐるぐるです!



さくらちゃんのこと、身近な人には、家族だよ、とか、



妹なの、と紹介していたけれど、



本当は心の中では娘でした。初めて言っちゃった。



おそらく、主人にとってもそうでした。



新婚旅行先の熊本で、さくらにひとめ惚れしたのです。



この6月で、結婚から12年。



だから、ずーっとさくらと一緒でした。



5か月半まえに、外のログハウスへ行ってしまう前までは、



ずっとさくらと家の中で暮らしていました。



絶対、行かせたくなかった。私も、主人も。



失った日々への後悔や思いは消えることはありません。



許してね、というと虫がよすぎるから、



さくらが天国に行けますように、その一念でいます。



亡くなってしまうと、目に見えない神様のような存在になるようで、



いつも足元にさくらがいる気がします。不思議な感覚です。



前は、冷蔵庫を開ける時も、室を開ける時も、



さくらが一緒にのぞき込んでいたし、お料理する時も、



さくらが手をかけてのぞき込んでいました。



寂しいなんて思ったこと、一度もなかったなぁ。



さくらに感謝です。



動物病院から届いた、おくやみのお花、



「さくらちゃんのご冥福をお祈りします。」と



メッセージがついていました。



これは、耐えられない!さくらはご冥福なんかじゃない、



と言って、主人がそのピックを外してしまいました。



あぁ、主人にとっても、足元にさくらがいるんだなぁ、と



思いました。





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