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2015年05月12日00:11

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『迷宮都市のアンティークショップ』

大場鳩太郎 先生の「小説家になろう」発表作が書籍化。付与道具(アンティーク)鑑定師
の店長が店に持ち込まれる品を通じて垣間見るダンジョン探索者たちの冒険譚を拝読です。
(イラスト:ぎん太 先生)

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/08shinkan/08shinkan.html#_01


「古き良き魔術師たちの時代(オールドグッド)」の店長“フジワラ”は鑑定フリークと
言われるほどの鑑定好き。全身甲冑の店員に迎えられた客の依頼を受け、ダンジョンにて
見つけたという付与道具(アンティーク)を嬉々として今日もせっせと鑑定する──。

ということで、短編集のように一つ一つのアイテムにまつわるエピソードが読めますので
実に小気味良い。ページ数も250いかないくらいですしサクッと読めます。“アネモネ”の
「中身」について言及していただいたのもアクセントになって良かったと思います。

ぎん太 先生の絵も良いですね。イメージに先入観を持たれてしまう「小説家になろう」の
キャラクターをデザインされるのも苦労されたのではないかと思います。アイテムの絵を
描くのも大変そうですが、もろもろ含めましてシリーズ作品として頑張って頂きたいです。
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