mixiユーザー(id:16015595)

2015年05月09日10:10

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あんぱん化現象

都心回帰。
昨日本を読んでいて出くわしたワード。

かつてはドーナツ化現象と言っていたのが、今はあんぱん化現象が進行しているという。
都心部の地価高騰などの要因で、郊外へと移り住む人たちが急増。郊外ではニュータウンができるなど人口が増え続けた。
そのため都心部の人口が激減。
それがドーナツ化現象と言われた。

しかしバブルがはじけてから、都心部の地価が下落。
そして高層マンションなどが相次いで立ち始め、都心部での住居取得が昔ほど苦でなくなった。
さらに通勤ラッシュに会わないなどいろいろなメリットから都心部の人口が再び増加。
百貨店なども多い都心部は便利。
昨日読んだ本では千代田区、中央区と埼玉県狭山市の人口の推移が載っていた。
確かにバブルを境に千代田区、中央区は緩やかに人口が増え、狭山市は緩やかに減少。
少子化も影響しているとは思う。
千代田・中央だけでなく、江東区や港区などでも人口が増えていて、三大都市圏ですべてで同じ現象が見られる。
前にテレビで見たが、豊洲、辰巳といった都心部に近い所が人口急増で、小学校など新設が続いているとやっていた。

このように都心部で人口が増え、郊外部の人口が減っている現象が、あんぱんの中央に餡が詰まったような状態にならって"あんぱん化現象"と言う。ただこの言葉は正式な名前ではなく、都心回帰というのが正式な呼び方。

この現象、良い傾向にはあると思う。
が、郊外はたまったものじゃない。ほどよく分散するのが理想なのだが。
おそらくこの現象は繰り返し続くものと思われる。ただ少子化や車社会ということもあって緩やかなものだろう。
ただ都心部に人が戻ってきたのはいいことだと思う。

"ドーナツ化現象"と言う言葉はもうすでに過去の言葉なのだね。
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