mixiユーザー(id:48382454)

2015年05月09日00:45

394 view

5月9日の日記

今日の出来事:1742年−享保の改革:「公事方御定書」が完成、1868年−北関東戊辰戦争:第二次小山戦争、第三次小山戦争、1876年−上野公園の開園、日本初の公園指定、1915年−袁世凱が日本の21ヶ条の要求を受諾、1926年−東京・銀座の松屋デパートで日本初の飛び降り自殺、1945年−第二次世界大戦:プラハの戦い、赤軍がプラハを占領、1948年−日比谷公会堂で「母の日大会」開催、以降、5月第2日曜日が「母の日」となる

今日は、享保の改革:「公事方御定書」が完成です。「公事方御定書」は、江戸幕府の基本法典です。「享保の改革」を推進した8代将軍・徳川吉宗の下で作成され、1742年に完成しました。上巻・下巻の2巻からなり、上巻は基本法令を、下巻は旧来の判例に基づいた刑事法令を収録しました。編纂は老中・松平乗邑を主任に、勘定奉行・杉岡能連、寺社奉行、江戸町奉行・石河政朝の三奉行が中心となりました。上巻は1738年に完成しましたが以降も追加作業が行われ、寺社奉行・大岡忠相(越前守)らが関わりました。1745年に将軍・徳川吉宗が隠居すると、追加作業は打ち切られました。判例を法規化した刑事裁判の際に基準となる刑事判例集となりました。

次に、北関東戊辰戦争:第二次小山戦争、第三次小山戦争です。
第二次小山戦争:前日に、平川和太郎が率いる新政府軍が敗れた事を聞いた大軍監・香川敬三は、宇都宮城に残留する残りの部隊を率いて、平川隊救援の為に出兵しました。宇都宮・岩村田・壬生・彦根藩兵が加わり、日光街道を南下して新田宿に宿陣していた平川隊と合流しました。平川隊と合流した香川隊700名は、彦根藩兵3個小隊(小泉弥一右衛門隊・渡辺九朗左衛門隊・青木貞兵衛隊)を先鋒として、小山宿を目指して日光街道を更に南下し、正午頃に小山宿に到着すると迎撃態勢をとりました。一方、大鳥圭介が率いる旧幕府軍1300名は、諸川宿を出発して小山宿を目指して行軍しました。しかし、小山宿に新政府軍が布陣しているとの一報が入ると、敵の側面を突くために伝習第二大隊二番小隊(隊長・浅田惟季)と八番小隊(隊長・大川正次郎)の2個小隊を別働隊として、結城街道方面に向かわせました。このようにして、小山宿で戦闘が開始されました。旧幕府軍の大鳥圭介隊による正面攻撃と別働隊の東西両面からの巧妙な作戦で、新政府軍は包囲される形となって敗退しました。新政府軍・香川隊は、宇都宮を目指して日光街道を敗走しました。
第三次小山戦争:前日に敗退した新政府軍・祖式金八郎隊は、結城城にいました。小山宿から戦闘を繰り広げる銃砲声が聞こえてきたため、祖式金八郎は結城城にいる部隊を率いて小山宿を目指して出陣しました。そして、勝利の余韻に浸って休憩中の旧幕府軍・大鳥圭介隊に攻撃を掛けました。大鳥隊は大混乱となりましたが、前日に惨敗した祖式隊は恐れて攻撃を躊躇しました。やがて、混乱から立ち直った大鳥隊に逆襲されて敗走しました。祖式隊は斥候の上田楠次が戦傷死したのをはじめ、多数の死傷者を出して古河宿まで敗走しました。こうして「小山戦争」は旧幕府軍の勝利となりました。この後、大鳥隊は土方隊と合流して「宇都宮城攻防戦」を行う事になります。

その次に、上野公園の開園、日本初の公園指定です。江戸時代、三代将軍・徳川家光が江戸城の丑寅(北東)の方角・鬼門を封じるために、この地に東叡山寛永寺を建てました。以来、寛永寺は芝の増上寺と並ぶ将軍家の墓所として権勢を誇りました。「戊辰戦争」では寛永寺に立て籠った旧幕府軍の「彰義隊」を新政府軍が包囲殲滅したた「上野戦争」のため、伽藍は焼失して一帯は焼け野原と化しました。医学校と病院予定地として上野の山を視察した蘭医ボードウィンが、公園として残すよう日本政府に働きかけました。その結果、日本初の公園に指定されました。ボードウィンは、上野公園生みの親と称されています。

その次の次に、袁世凱が日本の「21ヶ条の要求」を受諾です。中華民国の袁世凱政権が日本の「21ヶ条の要求」を受諾しました。「第一次世界大戦」で世界の目はヨーロッパに向いていました。この、どさくさに紛れて無関係の中華民国に対し、日本は理不尽な「21ヶ条の要求」を付きつけました。これを受諾した袁世凱政権は、急速に信を失って崩壊へと向かいます。このため、中国では「国恥記念日」となっています。以下が「21ヶ条の要求」です。
「第1号:山東省について」
・ドイツが山東省に持っていた権益を日本が継承すること
・山東省内やその沿岸島嶼を他国に譲与
・貸与しないこと・芝罘または竜口と膠州湾から済南に至る鉄道(膠済鉄道)を連絡する鉄道の敷設権を日本に許すこと
・山東省の主要都市を外国人の居住・貿易のために自ら進んで開放すること
「第2号:南満州及び東部内蒙古について」
・旅順、大連(関東州)の租借期限、満鉄、安奉鉄道の権益期限を99年に延長すること(旅順・大連は1997年まで、満鉄、安奉鉄道は2004年まで)
・日本人に対し、各種商工業上の建物の建設、耕作に必要な土地の貸借、所有権を与えること
・日本人が南満州、東部内蒙古において自由に居住、往来したり、各種商工業などの業務に従事することを許すこと
・日本人に対し、指定する鉱山の採掘権を与えること
・他国人に鉄道敷設権を与えるとき、鉄道敷設のために他国から資金援助を受けるとき、また諸税を担保として借款を受けるときは日本政府の同意を得ること
・政治、財政、軍事に関する顧問教官を必要とする場合は日本政府に協議すること
・吉長鉄道の管理、経営を99年間日本に委任すること
「第3号:漢冶萍公司(中華民国最大の製鉄会社)について」
・漢冶萍公司を日中合弁化すること。また、中国政府は日本政府の同意なく同公司の権利・財産などを処分しないようにすること
・漢冶萍公司に属する諸鉱山付近の鉱山について、同公司の承諾なくして他者に採掘を許可しないこと。また、同公司に直接的・間接的に影響が及ぶおそれのある措置を執る場合は、まず同公司の同意を得ること
「第4号:中国の領土保全について」
・沿岸の港湾・島嶼を外国に譲与・貸与しないこと
「第5号:中国政府の顧問として日本人を雇用すること、その他」
・中国政府に政治経済軍事顧問として有力な日本人を雇用すること
・中国内地の日本の病院、寺院、学校に対して、その土地所有権を認めること
・これまでは日中間で警察事故が発生することが多く、不快な論争を醸したことも少なくなかったため、必要性のある地方の警察を日中合同とするか、またはその地方の中国警察に多数の日本人を雇用することとし、中国警察機関の刷新確立を図ること
・一定の数量(中国政府所有の半数)以上の兵器の供給を日本より行い、あるいは中国国内に日中合弁の兵器廠を設立し、日本より技師、材料の供給を仰ぐこと
・武昌と九江を連絡する鉄道、および南昌、杭州間、南昌、潮州間の鉄道敷設権を日本に与えること
・福建省における鉄道、鉱山、港湾の設備(造船所を含む)に関して、外国資本を必要とする場合はまず日本に協議すること
・中国において日本人の布教権を認めること

最後に、第二次世界大戦:プラハの戦いです。ナチス・ドイツが降伏したにも関わらず、ソビエト赤軍によるプラハへの攻撃は行われました。ソビエト赤軍によるプラハへの攻撃はドイツ軍残存部隊を撃破し、プラハで蜂起したチェコのパルチザンを援護しました。ドイツ軍はソビエト赤軍に降伏する事を回避するために、アメリカ軍の元に降伏しました。しかし、将兵はソ連に引き渡されて処刑、もしくは強制収容所に送られました。ソビエト赤軍はプラハを占領してドイツ軍残存兵、チェコで少数民族であるドイツ系住民、ナチス党員チェコ人らはソビエト赤軍に撃破され、プラハから逃亡しました。この後もソビエト赤軍によるドイツ人捕虜への攻撃、追放は秋まで続く事になります。

今日の誕生日:源頼朝、入江九一、森光子、ビリー・ジョエル、掛布雅之、片山さつき、原田雅彦、小高恵美、大橋卓弥(スキマスイッチ)、新垣渚、森崎和幸、森崎浩司、横山裕(関ジャニ∞)、松田龍平、平原綾香、徳永えり、原口元気、山田涼介(Hey! Say! JUMP、NYC)、大橋のぞみ、ピッコロ

今日の記念日:ヨーロッパ・デー、アイスクリームの日、メイクの日、黒板の日、呼吸の日、ゴクゴクの日、極上の日、告白の日、コクの日、国恥記念日(中国)、奄美黒糖焼酎の日、悟空の日

今日の「今日訓」:本日は、1950年5月9日、ロベール・シューマンが「欧州石炭鉄鋼共同体」設立構想「シューマン宣言」を発表した事で「ヨーロッパ・デー」、1964年に東京アイスクリーム協会が記念事業を行い、諸施設へアイスクリームをプレゼントした事から「アイスクリームの日」、メイ(may)ク(9)の語呂合わせで「メイクの日」、「こ(5)く(9)ばん」の語呂合わせで「黒板の日」、「こ(5)きゅう(9)」の語呂合わせで「呼吸の日」、「ゴ(5)ク(9)ゴ(5)ク(9)」の語呂合わせで、おいしい飲み物をゴクゴク飲もうと言う水環境について考える日「ゴクゴクの日」、「ご(5)く(9)じょう」の語呂合わせで「極上の日」、「こ(5)く(9)はく」の語呂合わせで「告白の日」、「コ(5)ク(9)」の語呂合わせで「コクの日」となりました。「こ(5)く(9)とう (10)」の語呂合わせで5月9日、10日を「奄美黒糖焼酎の日」、「ご(5)くう(9)」の語呂合わせで「悟空の日」、また、中国では1915年5月9日に日本の「21ヶ条の要求」を受諾した事により「国恥記念日」となっています。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する