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2015年05月08日07:20

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クソ腐女子が日本刀所有者になった話

結論から入りましたがタイトルの通りでございます。
書くべき書類やら届出やら用事やらが一段落して、4月16日付で正真正銘、正式な所有者になることができたので
ようやくこうしてのそのそ書いてるところです。

Twitterでリアルタイム実況・報告してた吉則騒動の経緯とまとめになります。
拙い文章ですがよろしければ。



※この日記はノンフィクションです
※無駄に長いです




4月7日、15時ごろ。
その日はいつもは滅多にないC番、17時〜21時というシフトだったんで全力で惰眠を貪ろうとしてたんですが
何となーくなにか食べたくて、部屋を出て軽くごはんを作り、そのままリビングで食べてました。
たった4時間のシフトだし、時間も時間なので、何も食べなくてもよかった上に
ごはんを作ったところで、部屋に持って行って食べるのが近頃の当然だったのですが
その時に限ってなんとなく、本当になんとなーくリビングで食べてたんです。


ゆっくりごはんを食べてる途中の16時過ぎ、突然階下が騒がしくなり母が慌てて降りていきました。
普通の宅配便やお客さんとは全く様子が違うので、何だ誰だと気にしてると
婆ちゃんが上がってきて「刀、刀」と。
「刀がどうしたの」と聞けば「警察が日本刀を取りにきたのよ」と言うんです。

あ???日本刀???ってあの日本刀???
いや、私の部屋には確かにありますけど〜刀剣乱舞にハマって買ってしまった模造刀がありますけど〜
なんて頭にハテナめいっぱい浮かべていれば
母さんが上がってきて、ここ数年開いたところを見た事すらなかった収納を開き、古ぼけた袋の長物を取り出しました。

それには確かに見憶えがあって。
17、8年ほど昔の話で、当時小学生だったから記憶もおぼろげなんですが、
父方の爺ちゃん家を取り壊す際に倉庫の奥の奥から出てきて、弟が心底欲しがった、それは確かに本物の「日本刀」だったんです。
当時は日本刀の良さはおろか歴史的価値なんかもミリとも興味がなかったので、
それがどこへ行ったのか、どうなったのか。もちろんうちで保管されてるなんて知らなかったし考えもしなかったんですよね。

で、母はそれを捨てるというんですよ。
わけを聞けば「錆び錆びだけど一応刃物だし、万が一盗まれたりしたら危ないから警察に処分してもらう」と。
爺ちゃんは数年前に亡くなっていて、今となってはその日本刀は大切な形見にも関わらず捨てると。


この時点で私の脳内はわりとしっちゃかめっちゃかで、だってそりゃそうだと思う。
メシ食ってちゃっちゃと仕事いこうと思ってたら

・家にマジもんの日本刀があった…だと…
・アレ相当昔お爺ちゃん家から出てきたやつやん…
・今となっちゃ形見のやつやん…
・知らないうちに処分決定しとるちょっと待とう
・日本刀マジか
・ちょっと待とう
・ちょっと待とう!?

こんな大混乱で急展開だったんだもん!!!
とりあえず混乱状態のまま全力で駆け下りて行って引き止めにかかりました。


降りて行ったらスーツのおじさんとお姉さん、警察……生活安全課の方々がおりまして、母が処分の書類にサインしているところで
既に生活安全課のおじさんの手に刀はありました。
よく見れば一緒に登録証(の写し)も持っていて、それによると、ちゃんと銃砲刀剣類登録証のある銘入りの刀でした。
「ちょっと待って!それはそうそう処分しちゃいけないロストテクノロジーの塊なんだ!
日本刀はそれだけで歴史的にも重要なものだし爺ちゃんの形見でしょ!
銘入りなら余計にしっかりした物なのに処分なんて許さないぞ!」
……と全力ストップかけたんですが、うちはもう根っから「父の決定は絶対」の家でして、
「家主の父さんが決めたんだからつべこべ言うなうるさい!」と怒鳴られました。

普段なら反論の余地もないので一度うるさいと言われれば黙るんですけど
この時ばかりは黙ってる場合じゃなくて、どれだけ母にキレられようが抵抗したんですが
警察が目の前に来ちゃってるし、母ももう譲る気がミリともなくて、駄目でした。
あまりの私の抵抗ぶりにおじさんに「ちゃんと警察だよ(笑)責任持って処分しますから大丈夫」
なんて警察の手帳見せられた。いやそうじゃない。そういう問題じゃない。処分って。

情報が残っていればまだ何かしらの希望はあるかもしれないと思い、
せめて登録証を写真に残させて!と懇願して撮ったのがこちらになります。


フォト


銘「吉則」
あと2mmで打刀・太刀分類にもなる、いわゆる大脇差でした。
研師さんの住所までメモされてて驚きました。

抵抗虚しく吉則は持っていかれてしまいました。
諦めきれずに仕事行くまでずっと、なんとか出来ないかと母に話そうとした……んですが
「もううちにない物のことでウダウダ言うな!」と本気で叫ぶくらいに激怒していてまともに取り合ってもらえず。
ただ、経緯なんかはいくらか教えてくれました。
・10数年前に爺ちゃんの家を取り壊した時に出てきて、その後譲り受けていた
・私と弟にバレて振り回されたら大変なのでずっと隠していた
・あんな長物が万が一強盗の手に渡って何かあったら怖いので、譲り受けた時からずっと処分を検討していた
・知り合いに聞いたら「有名でもないし錆び錆びだし長さもないから2000円くらいの値しかない」と言われた
・じゃあ売っても仕方ないし捨てようと父さんと話して決めた


で、このタイミングで処分を確定させたと。
「最近日本刀にお熱なお前がいたら絶対にうるさいから、いないはずの時間を敢えて指定して来てもらったのに、お前いるんだもん……」と面倒そうな顔されました。

普段は13〜17か15〜21のシフトなので、16時にいるわけがなかったんですよね。
でもその日に限って17〜21という月に1度あるかないかというレアなシフトで、
更に、いつもなら晩御飯の時間を調整するためにシフトを母に報告するのに、それも忘れてた。
ついでに言えば、惰眠を貪ろうと思っていたのに起きてしまったのも不思議だし、
食べなくてもよかったごはんをわざわざ作りに部屋を出た事も、
普段なら部屋に戻るのに何故かリビングに居続けた事も奇跡的でした。
その結果、私と生活安全課が鉢合わせるという事態になったわけです。
どれか一つでも状況が違えば今回の騒動は起きなかっただろうと思います。

(もっと言えば、私がいま、刀剣乱舞にハマって軽率に日本刀の現物萌えしてなかったら、日本刀の価値も知らず止めなかっただろうし、Twitterなんかの周囲に同じ趣味の人達が大勢いたので、同じように日本刀の大事さを知っていて応援してくれる方々から、たくさんの助力を得られたのもミラクルでした)


そんな理由で、仕事場に向かっても考えることは
「どうやったらあの刀が処分されずに済むか」ばかりでした。
あの現場に居合わせる事が出来たのはちょっとした運命で、あの刀の処分を止められるのは私しかいない!
……と変な使命感に燃えてしまい、仕事しながら全力で情報収集しました。
仕事はちゃんとやりました!やる事やってれば休憩も自由な職場だから許して!
でも本当、刀に呼ばれたんじゃないかとしか思えないくらいの出来過ぎた出逢いでした。

刀剣乱舞やってて、刀の現物の行方を聞いてみれば、不明だったり焼失したり、現存していない刀のなんと多いことか。
キャラクターを通じて湧いた興味ではあったけど、それがとてもとても残念でした。
だから、廃刀令や震災火災を潜り抜けて現存してくれている刀の貴重さも少しくらいはわかるつもりです。
真贋はどうであれ、登録証を発行することができるちゃんとした日本刀ですから
取り下げて家に戻してもらい、私が所有者になり大切に管理できるのならそれは何よりも最高だけれど、
手元に戻ってこなくてもいいから、せめて博物館等に寄贈するなりしてほしいんです。処分だけはしちゃいけない。
処分されちゃったらもう二度と取り返しがつかないから足掻く価値はあります。
いろんな末路を辿った日本刀の事を知っちゃったからには、せめて手元にある刀は全力で守りたいな、と。
いっちょまえにそんな事を考えて、順々にできる事を探して動いてました。

お恥ずかしい事に情けない事に、私はこの歳になっても未だ親のもとで生活している子供という大変弱い立場です。
自分で言うのもなんですが、頭も相当わるくて、大人びた冷静な対処ができる自信もありません。
おまけに、一度正式に「処分します」っていう書類に母がサインしてしまった以上、
それをどうすれば覆せるのか。なんかの、お役所仕事のシステム的なものも大変疎いです。
一度通してしまったこういうものの取り下げ案件も聞いた事ない、と聞いてしまったし。
それでも馬鹿は馬鹿なりに行動あるのみでした。

とりあえず、吉則の現在の所有者が家主である父であるなら、まず父に認めてもらわなきゃどうしようもありません。父が納得するなら母も納得するんですけど。
という事でまずは、価値があるものなんだという説得のために、銃砲刀剣類登録証がついている刀という事はつまりどういうことかを調べ、同時に「吉則」がどんな刀工さんなのかを調べました。
……というよりも、フォロワーさんが積極的に調べて教えてくれました。ありがとうございます。

三条吉則
http://www.e-sword.jp/sale/2010/1010_1068syousai.htm

吉井吉則
http://sinogi.dee.cc/katarogu/1909/yosinori-w70453/w70453.html

どちらも室町の刀工さんみたいです。
三条吉則の場合、この刀と同じ刀工さんということになります。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1269468027
http://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/kaiun_db/otakara/20100216/03.html

(´゚Д゚`)鑑定団で史上最高額5000万を叩き出した……刀……
いや、これは拵えが皇室だったのもあってすごい値になったみたいなんですが、いやいやいや。
刀工さんがどちらであれ、登録できる基準にある本物の日本刀です。
登録できる基準にあるっていうのは、刀に発行されるものには「所持許可証」と「登録証」があり、これは別なのだそうで、
登録証の方は人間でいう戸籍のようなもので、伝統的な製作方法により鍛錬された物でないと発行出来ないのだそうです。
つまりこれがあるって事は紛れもない歴史の遺産です。やっぱりそれを捨てるなんてとんでもない!

これをパソコンで調べつつ、ダメ元で生活安全課に電話しました。
案の定「係の者が17時の定時で帰ってしまったので〜」と言われました。お役所め……。
でも「そうそうすぐに処分はしないはず」とも聞かされ少し安心しました。

次に、リアル日本刀なんかの武器武術オタクである弟に協力してもらうべくメールしました。
価値を理解してる人間が一人じゃないだけでも、父の理解へ効果が期待できたので。
簡単な経緯と協力してくれ何か知恵はあるかと送ったところ、
普段はサバサバでどうでもいい事はどうでもいいと返してくる弟でしたが、とりあえずは生活安全課に連絡の案と、協力に乗り気な返事をくれました。後はやっぱり父さんの説得必須だなという話。


そんなこんなで説得材料を揃え、帰宅してすぐ既に帰ってきていた弟を呼び
リビングに正座で「真面目な話だから突っぱねないでね」と大真面目にゆっくり話したところ
予想していたよりもあっさりと父が理解してくれました。
母はしぶい顔したんですが、父が納得したのと、私が本気で調べ回って交渉に来たので負けたようです。

「それならかざねの好きにすればいいんじゃない?」とのほほん答えた父は次いで
「あれの所有者は父さんじゃないよ、多分爺ちゃんのままだよ」
「そういうのよく知らないまま保管してたから、かざねが管理するなら所有者をお前に変更すればいいよ。」
とサラッと言うものだから、目が点になりました。
一気に手元に置くどころか私が所有者になる事までお許しをくれたわけです。
どこか別の場所に寄贈できれば……程度に考えていたので、そりゃあもう小躍りでした。
悪く言えばそのあたりも親は全く興味がないんだろうなとも!
生活安全課への連絡や所有者変更の手続きは私ができるところまでやって、
もし親の出なきゃいけない部分が出てきたらその時は頼むとお願いして、VS両親は終了。

Twitterに報告してたくさんのおめでとうをいただきながら、
さて明日は生活安全課に改めて連絡だ。処分が怖いから開いてすぐに電話しよう。と
いろいろ吉則について調べて夜更かししつつ、電話するのを楽しみにしながらその日は就寝。


https://twitter.com/kazanemind/status/585436752610893824

(遠い目)


で、4/8早朝。
電話に出た相手は前日に来たおじさんだったんですが、まーーーーひどかったです。

処分を取りやめる事は可能でしょうか、って話してたんだけども
私が前日に超抵抗した娘の方だってわかったら態度が急変しました。
敬語もほとんどなく、人の話を笑って遮ってくるし。

「まぁ無理ですよだって既に書いていただいてるんだから」
「親が決めたんでしょ?あなた娘でしょ?ならあなたには何の権利もないですよ」
「家にあったら危険だからってお母さんが言ってたのもこっちは聞いてるんだよ?」
「出処のわからない電話一本じゃねぇ。っていうかそうだ、こっちに親御さんと実際来ていただかないと何とも〜」
と、間延びした半笑いの舐め切った態度で、どうせ許可もらってないんでしょ?連れてこれないんでしょ?無理でしょ?と言わんばかりに繰り返すので
「それなら後ほど親が帰ってきたらご連絡しますので、それまで処分はまっていただく事は可能ですか?」と聞いても
話の途中で「いやだからあなたね、親御さんが決めたのに〜」等と答えを貰えずに遮られるわけです。
間違いなく、前日に抵抗した娘の独断・わがままで返せと主張してると思われてそうです。

必要な箇所だけ抜き取ればお役所仕事としては正当だったんです。以下のとおりに。
・既に伺ってサインをもらったものを出処不明の電話一本で取りやめることはできない
・ましてやあなたは娘さん所帯主でも何でもない何も権利もないので不可能
・どうしても取りやめたいならこちらまで親御さんと来てもらわないと話は進められない
それはまあ理解できるし想定の範囲内だったんですが、言い方が完全に子供扱いというか馬鹿にしきりで腹立って仕方なかったです。
(返事になってない返事も多く、ちゃんと聞く前に「あなた娘でしょ」が始まってしまったので、この時点では取りやめ不可能の理由が
「所帯主ではない子供からの申し出だから」なのか「一度サインして正式に受理されているから」なのか不明でした)

あんまりひどい対応だったので口プロレスしながらカチ切れて、はっきり
「親連れていけば取りやめがきくんですね?わかりました。それじゃ親連れてそちらに伺います。
ただお伺いする時間なんかの都合もあるので聞いておきたいんですが、すぐには処分しないとのことですが具体的にいつまでに行けば大丈夫ですか」と聞いたら
「あー」と面倒くさそうに保留して、しばらく待たされたと思ったら「じゃあまずお母さんから電話くださいよ、あなたじゃどうにもならない」と返答なのかそうでないのかよくわからない返事をもらいました。

「実際来てくんないと〜」から「じゃあ親本人から連絡よこせ」にすり替えられたあたり
それなら何とか出来るかもしれないよって前向きな進め方じゃなくて
「親の方は気乗りしてないはずだから諦めさせるの簡単だわ」方向のノリだったものだからまた腹立ちました。
挙句の果てには「あなた娘さんっておっしゃってたけどお名前は?年いくつ?」と笑われて聞かれたんですが
名前はともかく年教える必要あったんでしょうか、この面倒な娘の年はいくつだ的な馬鹿にした言い方でしたが。
お役所仕事まじブッコロと思ったけど主張そのものは正当なので従います。従うがてめぇの態度が気に食わない


ここでも娘・子供って立場に縛られるのか〜……とだいぶげんなりしました。
何よりまずいのは、母が帰るであろう時間と私が仕事に行く時間はかぶってるので、母が電話するのを聞けない事でした。
警察って立場のおっさんに、私ほど刀に固執してない母が流されるのを見る事もできない!
不安はすごかったですが母に「悪いけど電話頼む」とメールして、少しだけ寝て仕事に行きました。
(このあたりで委任状の存在を知りました。便利なものがあるのね)

女性舐められてるっぽいからもし母が流されちゃったら父にお願いするしかないな
書類通しちゃってるんで駄目でーすって言われたらどうやって追いかけようかな
などと悶々としながら家に帰りました。が。
どうやらおっさんじゃなく、前日一緒に来たお姉さんの方が対応してくれたそうで、本当にあっさりと「取り下げてもらえたよ」と返事がかえってきました。

杞憂で終わったものが多すぎますが、それに越したことはなかった!!!!!
こんなにも親が出てきてあまりにもあっさり終わったあたり、
ほんと子どもの立場って何も出来ないなと痛感しました。


次の日の朝イチで引き取りにいくことに決まり、Twitterに報告して更にたくさんのおめでとうをいただきました。
吉則の擬人化ネタとか「リアル審神者誕生」とか「早く小説や漫画にいい感じにまとめて」とか
「取り戻した脇差ちゃんで刀剣男士作って」とかいっぱい話題にもしてもらいました。
吉則おまえ、こんなたくさんの人に心配されてそのお陰で処分されずに済んだんだぜ……。よかったなぁ……。としみじみ泣けました。

皆の助言や応援がなければ、私はまず親を説得しようとも思わず諦めたままだったはずです。
フォロワーさんがたが周囲にいてくださって本当によかったです。
この場をお借りして、ありがとうございました。


次の日4/9。警察署には親がいけばよかったんですが、どうしても自分の手で持ち帰りたかったので一緒に行きました。
生活安全課には口プロレスおっさんも隣に居たけど、その人ではなく体格のいいお兄さんが対応してくださり
「これ(登録証)鞘に貼り付けてあったんですが、ああなんだちゃんと登録されてるじゃん!と思って〜」
「娘さん歴史好きとのことなんで、大事にしてあげてください」
「ついでに歴史好きの娘さんにこれあげますね」
ってこんなファイルに銃砲刀剣類登録証を入れてくれたんですが↓


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私も電話した母も一切「歴史が好きです」なんて口にしてないのにこの人のこの発言はどこから……?
不思議でしたが多分あのおっさんがこんなのから電話が来たとか語ったのでしょう、多分。


登録は昭和参拾八年。51年前?
登録書も50年前のことってことですよね。なんだこれぼろぼろだ。
本当に手に持ったら崩れそうなくらいぼろぼろだ。

家に帰って改めて見てみたり登録証を眺めてみたり抜刀してみた図がこちらになります。
保存用の白鞘に入ってました。


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錆びよりも、油や木くずがべっとりついてしまっているのが汚れの原因っぽいです。
錆びてもいるけど。あと、片面でとどまってますがちょっとだけヒビ?もある。
はばきは銅。腐食しかけて青緑色になってきてるので早く取り替えてやりたい。
銘も確認しようと思ったんですが、錆びてるせいか柄から抜けませんでした。
登録証は……銃砲刀剣類登録審査会に行けば、手数料はかかるもののラミネート加工されたいまどきのものに交換できるそうなんですが、
ボロボロのこれも歴史を感じるので、本当に駄目になるまではこのまま保管しようと思います。


この後、文化遺産課に連絡して所有者変更の手続きについて相談したり、
登録証の写しにあった研師さんを調べてみたけど詳細不明だったり、
フォロワーさんのご好意でリアル研師さんともご相談させていただいたり、色々やりました。

これは余談ですが、吉則は曽祖父からじいちゃんに伝わったものの可能性が高いそうで、ちょっとだけ気になって曽祖父の話を両親から聞いてみました。
何やら曾祖父ちゃんは相当なお金持ちで、軍刀(サーベル)を持ってて、華族とか貴族とか公爵?とかそのあたりだったらしいとか。
偉いお坊さんだったらしく、月命日もちゃんとやらないとお弟子さんのお坊さんが激怒するくらいだったとか。
父が産まれた時には曽祖父はもう亡くなってたけど、その頃から家にサーベルと吉則があり、飾られていたこととか、面白いのなんのって。
父より母のほうが、曾祖母ちゃんから思い出話を一度聞いた関係で詳しいけど、「こういう人だったんだよって大昔に聞いた程度でしかないからそれ以上は知らない」そうです。
名前や身分の詳細が全然伝わってないので、今度お墓参りしたり、親戚に聞いてみたりする予定です。


吉則について。
今のところの目標はお金をためて研ぎに出してあげる事です。白鞘とはばきも新調しないと。
それから余裕ができたら、どこの吉則なのか気になるので鑑定にも出してみたいです。
真贋とかはどうでもいいから、どんな素性の刀なのか知りたい。
運命的な出逢いをした爺ちゃんの形見ですから、大事に大事にするつもりです。

頼りない所有者かもしれないけど、これからもよろしくね則。


途中から文章打ってたら悪寒と節々の痛みで
>>風邪の気配<< でかなり集中力途切れましたけど!
ついったやらみくしやらで、これからもたまに吉則の話をしようかなーと思います。

乱雑長文でしたが、ここまで読んでくださった方ありがとうございました!




―――――― 5/9 9:30 追記 ――――――

ツイログがあるので貼り付けておきます。
※お腐れネタやキャラ萌え、雑談も相当混じっています注意

4/7 事件発生のツイートログ
http://twilog.org/kazanemind/date-150407
「posted at 16:31:36」でページ内検索してその後を辿っていくと読みやすいです。

4/8 VS警察のツイートログ
http://twilog.org/kazanemind/date-150408

4/9 収束へのツイートログ
http://twilog.org/kazanemind/date-150409

今読み返すと「違うそうじゃない」って場所が多すぎたり
いらん心配しすぎてたりポンコツ丸出しでお恥ずかしい限りですが、よろしければ。
曾祖父ちゃんの話や、所有者変更のあれそれは、別の日を追うと見れますが
吉則奪還後は他の話題の方が多いので探すのきついかもしれません。
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