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2015年05月06日09:28

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俺ガイル

古本市場でふとラノベコーナーにいたら、「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の9,10があったから買った。

基本的にネタばれOK気質な自分にとって、アニメでやっていたりとブームのもので続きが気になったりすると、ネタばれサイトによく行く。
でも、それでも詳細は分からない。
とりあえず、あったので、買ったという流れ。

しかしながら、ラノベ買うのは久しぶりで「俺妹」以来だなと。

そもそもこのラノベってランキングで1位だったりする。
まぁ、にわかということでもないけれど、気にならないというのはうそでもある。

ということで、本文について。
八幡という主人公の孤軍奮闘から周囲の助けを貰って依頼をこなしていくというストーリー。
いろんなレビューを回れば分かることだが、近年のラノベ主人公とは異なる点があって、「他人の心の裏を読む」ことに長けている。
王道なラノベ主人公は鈍感で恋愛関係でやきもき?させるのが常套手段。

そして、日向と日陰で言えば、日陰側の主人公。
王道で言えば、日陰よりも日向の方が読者に人気が出るはずだが、その逆なものは、王道は飽きたという時代もあるんだろうが、八幡という主人公の見えない陰の行動力が人気の要因だろうな・・・。
一言で言えば、ヒール役。

本文に戻って、八幡という主人公は自分で解決していくというストーリーなので、そこに奇跡やら運というご都合主義的なものは存在しない。
時たま、苦悩する生徒にヒントを出す先生はいるが、あくまでヒントのみで答えは言わない。
そういう部分が読んでいて興味をそそる部分がある。


と、感想はこのぐらいにして、読んでいてふと思ったことがあった。
やはり、このラノベに興味を持ったのは、共感できる部分があるから。
どこに?
人の言動を深読みする部分。
これって、程度の差こそあれ、人間だれしもやるしな、と。
そう考えていて、自分は見積るという行動をよくするな、と思った。
これがあったから、前の会社を辞めた理由の一つだったんだろうなと邂逅した。

きっかけは海外案件。
当初はリプレスと聞いていた。
だから、それほど、抵抗感は少なかったが、見積作業が進むにつれて、全然異なることになり、その中でそれぞれの部署の複雑な思惑にさらされ、結果、抵抗する形で決着と思っている。

仕事に慣れてくれば、多分、みんな同じようにしているとは思うが、仕事のインプットが来ると、ある程度かかる時間(工数)を見積もると思う。
当然、そのコストも同様だが・・・。
で、ある程度、その業務をこなすイメージを湧かして、目途が付けば、一安心というわけだ。
まぁ、工数にブレがあったとしても構わない。
大事なのは、仕事を完遂させるイメージだ。

逆に言えば、このイメージ作業が板についてくると、チャレンジ精神が薄まるような気もする。
冒険はリスクを伴うから・・・。
そこはトレードオフの関係になるんじゃないか?
と思う。
それでも、チャレンジ精神の一つである開発も完遂するイメージと目途を持つことは十分有用とは思うが・・・。
それは計画で、開発を終了させるための方法とは思うし・・・。

ということで、説明も済み、この海外案件の何が自分にとって駄目だったのか、と言えば、まさしく、案件が終了するイメージができなかったから。
仕様は前回よりも大幅に多く、中小零細組織の部署では対応できない。
そもそも、前回断っている仕様を今回は無理やりやれって言ってくるぐらいだからな。

そして、一番の問題は部品メーカーにシステム屋がやらないといけないシステムを押し付けようという部分。
うちは、あくまで向こうからのシーケンス図を基に製品を作るわけだが、そのシーケンス図を提示せず、作れとか言ってくる。
おいおい・・・

というような状態で、何度も海外営業通じて指摘してきた。
向こうは所長、こっちは主任。
普通に考えたら、所長に主任が逆らって、うまく行くはずがない。

ただ、普通のまともな会社だったら、フォローだってあるだろうが、それがなかった。
営業所長なんて、本社役員からの圧力でそれをそのまま工場に押してくるだけ。
気に入らないと思ったのは、こっちはこれだけ苦労しているのに、売上金額だけを見て、それにたかってくるハイエナのように楽して成績を挙げる連中がいるという構図。

経験上、こういうややこしい案件は揉めること必至なので、利益は結果的に出しにくいと見ている。
だから、やりたくなかった。
これにいくら頑張ってもメリットがないと思っているから。
売上としては4000万程度の案件だったはず。
どうせ、ボーナスにも関係ないし・・・。

ということもあり、できる目途が立たないから断る方向で動いていたわけである。
それも、結局、所長に潰される結果となったが。
それが要因で辞めることになったわけである。

直属の課長の行動は・・・というと、この人は意外と顔が広く、各営業所に幅を利かせていたから好きなように営業を動かす手腕に長けていた。
でも、海外営業所は違った。
息がかかっていないから、課長の思うようには駒を動かせない。
それが自分が駄目になる要因の一つでもあった。

最終的に課長が取った行動は外注である。
某H立という外注を使うことで、見積作業を進めていたようである。(H立ほど大きくなると、案件を断るという選択肢はできないそうである)
ここに自分と課長との決定的なが差がある。
自分は一人で解決しようとしていた。
でも、課長は他の手を借りた。
おまけに他部署の課長から「まだ、自分がやっているのか?」と言われる始末・・・もともとこの課長が絡んで始まったんだがな・・・。

最終結果は失注という形で収まったと聞く。
もちろん、どういう経緯を辿ったかは知らない。

後から考えてもこの件で問題だったのは、

・先の目途が見えないこと
・組織として取り組まなかったこと(4000万の案件で・・・)
・好き勝手言う連中を黙らせられなかったこと(役員相手じゃしょうがないがな・・・)

だろう。


・・・凄く脱線する形となったが、このラノベ読んでいて、過去の自分を振り返らせる要素があるぐらいなので、他の人も同様、思うところがあるんじゃないかな?と思う。
そういうのが人気の秘密じゃないかと思った。

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