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2015年05月06日00:26

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デュエル31

ゴールデンウィーク、普通に仕事だ。
でも、別に特に予定がある訳でも無いのでどうでもいいことや。
今日はデュエルの続きをアップします!


招かれざる決闘者 その31


不動遊星 手札×3 LP4000 SPC×2
シールドウィング 守備 伏せ×2

キッド 手札×4 LP4000 SPC×4
スピードマン 攻撃 デリシャスマン 攻撃


「行くぞ!不動遊星!私はレベル1のスピードマンにレベル4デリシャスマンをチューニング!」

キッドが従える2体のヒーロー達、チューナーと呼ばれるシンクロ召喚を可能とする特別な力を持つモンスター、デリシャスマンが光の輪を形成し、その中をスピードマンがくぐっていく。

「正義のヒーロー達よ。正義の共鳴によって悪しき者たちを葬り去れ!」
それらは一筋の光となり、次元を超えて新たなモンスターを生み出す。

「シンクロ召喚!」 ★1+★4=★5

次元の彼方から現れたのは近未来的な風貌のヒーローだった。

「出でよ!正義のヒーロー『E・HEROスーパーシンクロマン』!!」

E・HERO スーパーシンクロマン
戦士族/シンクロ・効果 光属性 ★5
E・HEROチューナー+チューナー以外のE・HEROモンスター1体以上
このカードのシンクロ召喚に成功した時、デッキからE・HEROモンスター1体を手札に加える。このカードはシンクロモンスター以外のモンスターとの戦闘及び効果では破壊されない。
攻撃力 2300 守備力 2100

「スーパーシンクロマンだと!?」

遊星が見たことの無いモンスター。それもそのはず、これらはキッド専用のE・HEROデッキ。キッドの力を具現化したカード達がこのモンスター達なのだ。

「ふふふ・・・この瞬間、デリシャスマンとスーパーシンクロマンの効果が発動する。デリシャスマンがシンクロ素材となった時、デッキから融合を可能とする魔法カードを手札に加える。さらにスーパーシンクロマンがシンクロ召喚に成功した時、デッキからE・HERO1体を手札に加える!」
「な、何!?」
「私は『Sp−スピード・フュージョン』と『リザーブマン』を手札に加える!」

キッド 手札×4→6

「さらにリザーブマンの効果!このカードがカードの効果で手札に加わった時、特殊召喚できる!」

E・HERO リザーブマン
戦士族/効果 地属性 ★3
このカードがカードの効果によってデッキから手札に加わった時、このカードを手札から特殊召喚できる。このカードがフィールド上から融合素材となった時、デッキからE・HEROモンスター1体を手札に加える。
攻撃力 800 守備力 800

シンクロ召喚からのカードサーチ、手札を大量に使うE・HEROの弱点を塞ぐ融合召喚の穴を埋めるための戦術だ。勢いがついたキッドは更にカードを切る。

「私は『Sp−スピード・フュージョン』を発動!」

Sp(スピードスペル)−スピード・フュージョン 通常魔法
自分のスピードカウンターが4つ以上ある時に発動可能。自分の場か手札から融合モンスターによって決められたモンスターを墓地へ送り、エクストラデッキからその融合モンスターを融合召喚する。

スピードマンによってスピードカウンターは4つとなっている。このカードの発動条件を満たすことも計算の上での戦術、自称正義のヒーローは伊達ではない。

「私はフィールドのリザーブマンと手札のアフターケアーマンを融合!」

E・HERO アフターケアーマン
戦士族/効果 ★3 水属性
このカードが手札から融合素材となった時、デッキから特殊召喚を行うことができる魔法カード1枚を手札に加える。
攻撃力 500 守備力 1200

「リザーブマンよ。アフターケアーマンよ!正義の誓いを束ね、ここに新たな姿を現して降臨せよ!」

2体のヒーローが互いに混ざり合い、新たな姿を形成する。E・HEROの真価とも呼べる融合召喚だ。

「融合召喚!出でよ!『E・HEROスペシャル・フュージョンマン』!」

E・HERO スペシャル・フュージョンマン
戦士族/融合・効果 炎属性 ★5
E・HEROモンスター×2
このカードが融合召喚に成功した時、デッキからE・HEROモンスター1体を墓地へ送る。このカードは融合モンスター以外のモンスターとの戦闘及び効果では破壊されない。
攻撃力 2400 守備力 2000

「何て奴だ・・・シンクロ召喚に続いて融合召喚を・・・」
「ふははは!!驚くのはまだ早い!融合素材となったリザーブマン、アフターケアーマン。そして、融合召喚に成功したスペシャルフュージョンマンの効果を発動!」
「何!?」
「リザーブマンはデッキからE・HEROをアフターケアーマンは特殊召喚を可能とする魔法カード1枚を手札に加える。そしてスペシャルフュージョンマンはE・HEROを1体デッキから墓地へ送る。」
「まさか・・・ここまで大量展開をするとは・・・」
「ハッハッハ!私はデッキからゴージャスセレモニーマンとスピードセレモニーを手札に加え、キッドマンを墓地へ送る。」

E・HERO キッドマン
戦士族/効果 風属性 ★2
このカードが墓地に置かれた時、このカード以外のE・HEROモンスター1体を選択して発動する。このターン自分は儀式召喚を行う場合、その選択したモンスターを除外することで儀式召喚を可能とする。
攻撃力 300 守備力 200

「この瞬間、キッドマンの効果を発動!このカードが墓地へ置かれた時、他のE・HEROを選択する。そして、その選択されたモンスターを除外することで儀式召喚を可能とする!」
「何!?」
「私はスピードマンを選択!そして『Sp−スピード・セレモニー』を発動!」

Sp−スピード・セレモニー
自分のスピードカウンターが4つ以上ある時、手札の儀式モンスター1体を選択して発動できる。その儀式モンスターのレベルと同じになるよう自分の場か手札からモンスターをリリースすることでその儀式モンスターを儀式召喚する。

「キッドマンの効果により、儀式の生け贄の変わりに墓地のスピードマンを除外!これにより儀式召喚は可能となる!」
「くっ・・・」
「聖なる儀式により今ここに蘇れ!正義の心を秘めたヒーロー・・・

盛大な儀式がフィールドの中で行われる。本来のE・HEROには無いまったく新しい姿。それが儀式召喚によって現れるE・HERO。儀式召喚自体、難しい召喚だと言われる昨今、このキッドと言う男は意図も簡単にそれを成し遂げた。融合召喚さえもこのための布石だったと言っても良い。

「その名は『E・HEROゴージャス・セレモニーマン』!!」

E・HERO ゴージャス・セレモニーマン
戦士族/儀式・効果 光属性 ★5
「超英雄の復活」により降臨。1ターンに1度、自分フィールド上に存在するE・HEROモンスターの数だけ相手フィールド上のカードを破壊できる。このカードは儀式モンスター以外のモンスターとの戦闘及び効果では破壊されない。
攻撃力 2200 守備力 2000

「儀式モンスターまで現れるのか!?」

遊星が儀式モンスターを目にすることはほとんど無かった。それ故、驚きが隠せなかった。

「ハッハッハ!!行くぞ!ゴージャス・セレモニーマンの効果発動!1ターンに1度、ヒーローの数だけ相手フィールド上のカードを破壊する!」
「何!?」
「私のヒーローは3体、よって3枚のカードを破壊する!くらえ!ゴージャス・マジックハンド!!」

煌びやかなヒーローが放つロケットパンチの嵐が遊星のフィールドを襲う。だが、この光景を遊星は既に読んでいた。余裕の表情を浮かべて伏せてあるカードを発動した。

「ふっ、罠発動!『スターライトロード』!」
「な、何!?」

スターライトロード 通常罠
自分フィールド上のカードを2枚以上破壊する魔法・罠・効果モンスターの効果が発動した時、その発動を無効にし破壊する。その後、エクストラデッキから「スターダスト・ドラゴン」1体をシンクロ召喚扱いで特殊召喚する。

「自分のカードを2枚以上破壊する効果の発動を無効にし、破壊する!」

遊星のフィールドに現れた光の壁がヒーローの攻撃を防ぐ。それと同時に術者を破壊するべく破壊光線が放たれる。

「くっ・・・だが、ゴージャスセレモニーマンは儀式モンスター以外のカード効果では破壊されない!3体のヒーローの総攻撃で君に大ダメージを与えることはできる!」

放たれた破壊光線はヒーローを直撃するも決定的なダメージは与えられず、ほとんど無傷の姿を誇っていた。だが、遊星の狙いはこのモンスターの破壊ではなかった。

「残念だが、スターライトロードにはもう一つの効果がある。エクストラデッキからスターダスト・ドラゴンをシンクロ召喚扱いで特殊召喚する!」
「ば、馬鹿な!?」
「集いし願いが新たに輝く星となる。光差す道となれ!」

放たれた光線は新たな一筋の光となり、次元の彼方から星屑の龍を呼び覚ます。

「シンクロ召喚!飛翔せよ!スターダスト・ドラゴン!!」

スターダスト・ドラゴン
ドラゴン族/シンクロ・効果 風属性 ★8
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「フィールド上のカードを破壊する効果」を持つ魔法・罠・効果モンスターの効果が発動した時、このカードをリリースして発動できる。その発動を無効にし破壊する。この効果を適用したターンのエンドフェイズ時、この効果を発動するためにリリースしたこのカードを墓地から特殊召喚できる。
攻撃力 2500 守備力 2000

雄々しき咆哮がフィールドを包み込む。その威圧感にキッドも思わず身震いをした。

「それが君のエースモンスターか!」
「スターダストの攻撃力は2500。お前のモンスター達を上回ったぞ!」
「ふふふ・・・確かにこれでは私のモンスターでは攻撃できない。・・・だが!私の場にはレベル5のモンスターが3体いるんだよ。」

この状況、以前の遊星ならば何を意味しているか分からなかっただろう。だが、以前雪鏡とデュエルをしたことで遊星はその新たな召喚法を既に知っていた。

「同レベルのモンスターが3体・・・まさか!?」
「その通り!私はスーパーシンクロマン、スペシャル・フュージョンマン、ゴージャス・セレモニーマンでオーバーレイ!!」

3体のモンスターが光の玉となり、新次元への道となる魔法陣を形成していく。

「3体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!!」

眩い光と爆風の中、それは現れる。金色に輝く宇宙を渡り歩く伝説のヒーローの姿だった。

「現れよ。次元を超えてこの世に正義をもたらす伝説のヒーロー!ランク5!『ゴールデン・エクシーズマン』!!」

E・HERO ゴールデン・エクシーズマン
戦士族/エクシーズ・効果 光属性 ☆5
レベル5融合モンスター+レベル5シンクロモンスター+レベル5儀式モンスター
このカードは上記の条件を満たしたE・HEROモンスターによるエクシーズ召喚によってのみ特殊召喚できる。このカードはエクシーズモンスター以外のモンスターとの戦闘及び効果では破壊されない。エクシーズ素材を1つ取り除いて発動する。相手フィールド上のカード1枚を除外する。除外したカードがモンスターカードの場合、そのモンスターのレベル×500ポイントのダメージを相手に与える。
攻撃力 2400 守備力 2000

「ゴールデン・エクシーズマンの効果発動!オーバーレイユニットを1つ使い、相手フィールド上のカード1枚を除外する!そして、除外したがモンスターカードだった場合、そのモンスターのレベル×500のダメージを与える!君のスターダストを除外すれば、君のライフは0だ!」

金色のヒーローが渾身の力を込めて強力な光線技を打ち出そうとしていた。だが、既に遊星にはこれに対抗する手段が手札に秘められていた。

「そうはいかない!手札からエフェクト・ヴェーラーの効果発動!相手モンスター1体の効果を無効にする!」
「な、何!?」

エフェクト・ヴェーラー
魔法使い族/チューナー・効果 光属性 ★1
このカードを手札から墓地へ送り、 相手フィールド上の効果モンスター1体を選択して発動できる。 選択した相手モンスターの効果をエンドフェイズ時まで無効にする。 この効果は相手のメインフェイズ時にのみ発動できる。
攻撃力 0 守備力 0

緑色の髪の少女が金色のヒーローの特殊な力を封印する。これにより、金色のヒーローは特殊効果を発動できなくなった。

「これで、お前のモンスターは効果を失う!攻撃力2400では俺のスターダストは倒せない!」
「くっ・・・どうやら君を見くびっていたようだ。こうなったら、私の全力で君を葬ってやろう!」
「何!?」
「私は手札から『Sp−ヒーローサモン』発動!」

Sp−ヒーローサモン 通常魔法
自分のスピードカウンターが4つ以上ある時、自分フィールド上のE・HEROモンスター1体をリリースして発動する。手札からE・HEROモンスター1体を特殊召喚する。

「私はゴールデン・エクシーズマンをリリース!!そして見たまえ!真のヒーローを呼び出すヒーロー、遊星騎士、プラネットマン!」

E・HERO 遊星騎士・プラネットマン
戦士族/効果 闇属性 ★8
自分の墓地にE・HEROモンスターの「スーパーシンクロマン」、「デリシャスマン」、「ゴールデン・エクシーズマン」、「スペシャル・フュージョンマン」、「リザーブマン」、「ゴージャス・セレモニーマン」、「アフターケアーマン」、「キッドマン」が存在する時、このカードをリリースして発動できる。デッキまたは手札から「正義のヒーロー スーパーデリシャス遊星ゴールデンスペシャルリザーブゴージャスアフターケアーキッド」1体を特殊召喚する。このカードの効果とこの特殊召喚は無効化されない。
攻撃力 0 守備力 3000

「フフフ・・・私の墓地にはこのモンスターの効果発動条件となる8体のモンスターが存在している。奇しくも君と同じ名前を持つモンスターが君を敗北へと誘うのだ!」
「くっ・・・」
「遊星騎士をリリース!そして私自身、正義のヒーロー、スーパーデリシャス遊星ゴールデンスペシャルリザーブゴージャスアフターケアーキッドを特殊召喚!!」

正義のヒーロー スーパーデリシャス遊星ゴールデンスペシャルリザーブゴージャスアフターケアーキッド
戦士族/効果 光属性 ★10
このカードは「E・HERO 遊星騎士・プラネットマン」の効果でのみ特殊召喚できる。墓地から「E・HERO 遊星騎士・プラネットマン」の召喚条件に記されたモンスター1体を除外して以下の効果を発動できる。●このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。このカードが攻撃する時、相手は魔法・罠カードを発動できない。●このカードはカードがフィールドを離れる時、それを無効にする。●自分のライフが4000になるように回復する。
攻撃力 4000 守備力 4000

「私自身の効果を発動!スーパーシンクロマンを除外し、直接攻撃を可能にする!このカードが攻撃する時、相手は魔法・罠を発動できない!さらにはフィールドを離れる時それを無効にする効果がある。これで終わりだ!」

強力なモンスターを呼び出し、気持ちも大きくなったのかキッドは高笑いが止まらない。そんなキッドの姿がおかしいのか遊星は言った。

「ああ、確かに終わりだ。お前がな!罠発動!『天使の厳罰』!」

天使の厳罰 カウンター罠
手札を1枚捨てて発動する。相手の効果モンスターの効果の発動と効果を無効にし、破壊する。

「な、何ぃ!?」
「このカードは相手モンスターの効果の発動と効果を無効にし、破壊する。どんな耐性効果を持とうと効果を無効にすれば関係無い!」

このカードは雪鏡とのデュエルに勝った時、彼女から報酬としてもらったカード。強力な効果モンスターを一瞬で葬り去ると言う効果モンスター専用のメタカードだ。発動コストとなる手札1枚は大きいがそれでも十分すぎるほどの効果を発揮する。それがまさに今だ。正義のヒーローが天使の厳罰によって滅せられる。何とも皮肉な結果だった。

「ぐわああああ!!」

正義のヒーロー スーパーデリシャス遊星ゴールデンスペシャルリザーブゴージャスアフターケアーキッド 効果発動 スーパーシンクロマン墓地より除外(コスト)
天使の厳罰 カウンター罠 手札×1コスト(クイック・シンクロン)
正義のヒーロー スーパーデリシャス遊星ゴールデンスペシャルリザーブゴージャスアフターケアーキッド 効果無効 破壊

切り札を失ったキッドは大きく落胆していた。そして悔しそうに遊星を睨むが、遊星はキッドのデュエルの詰めの甘さを冷静に説いた。はっきり言ってこの前デュエルした雪鏡の方が何倍も強かった。さすがにそれは心の中に止めてはいた。

「確かにモンスターの大量展開には驚かされたが、お前のデュエルは先が見える!そんなデュエルでは俺を倒すことはできない!」
「くっ・・・おのれ・・・私はターンエンドだ。」

キッド LP 4000 手札×2 フィールド なし

戦意を喪失したのかカードを伏せることも無くキッドのターンは終了した。だが、キッドの目はまだ何かを隠しているような冷たい闘志がたぎっているようにも見えた。

・・・・・

今日はここまで。
キッド、めちゃくちゃな大量展開をしましたが、遊星にはぜんぜん届きませんでした。
このまま遊星が押し切るか、まだキッドが何かを企んでいるか続きはまた次回。
ここまで読んでくれた方、ありがとうございました!
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